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学習塾(おみせ)のホームページをつくる超入門編#2

前回の続き。
今日はホームページをつくる前段階で考えておいた方がいいことをいくつかかいつまんで説明しましょう!

ホームページのデザインを考える

さて,
この時点でデザインってどうやって考えたらいいんだろう?と思った超入門者は①業者さんに投げるか,②テンプレ使うかの二択になります。

良くも悪くも,ホームページをつくるというと技術的な話が先に来て,デザイン的な話はあとからついてくると思われがちですが,ウェブって結局デザイン次第です。

それでデザインって専門性の高い分野なので,デザインを学んでなくてセンスもないでは,自分でやるのは勉強にはなりますが超特急ではありません。おみせをアピールするという目的に照らせば,webやデザイン学習は後回しにして,手っ取り早くお金を払って誰かに作ってもらうほうがいいと思います。


デザインがまずあって,
その後,SEOとか動的なウェブとか技術的なことを考えるほうがスジです(これらの単語の意味がわからないひとはひとまずスルーしてください)。




なのでデザインに関して言うなら
超入門編としては,誰かのチカラを借りるのが正解だと結論づけておきましょう。イチから自分でやるのはなかなかタイヘンです

身も蓋もない結論で恐縮です。
(念のため,努力は無駄にはならないのでイチからデザインの勉強をしてもそれはそれで得るものはもちろんあります)




全体の概要


とは言え,全体の概要を考えておくことは,業者丸投げ作戦の場合でも,テンプレ利用の場合でも損にはなりません。ある程度構想を練るというか,イメージをわかせておくことは必要ですね。

業者さんとの打ち合わせの際,これらの内容がスラスラと出てくると作業効率もあがりますしね。どうせ聞かれるんですから先に考えておきましょう。

1)最初にウェブの目的をハッキリさせましょう。

ウェブの目的はなんでしょうか。
僕の学習塾ウェブの目的は「体験&相談」への誘導です。

体験誘導
相談誘導
問い合わせを受ける
資料請求をしてもらう
友だち追加してもらう

など,マトは絞った方が良いと思います。
目的を絞ると,それに向かってホームページを一直線にすることができます。なんでもやろうとすれば,どれもこれも中途半端になるおそれもあるので,最初のホームページでしたら目的はひとつで十分です。



公式のウエブは学習塾の顔ですからドンと構える気概のあるものにしましょう。それで,もしもスポットで別の役割を持たせる必要があれば,別に1枚ペラのウェブをつくって接続すれば OK です。

そういうのを LP(ランディングページ)なんて言ったりします。



いちばん簡単なのは,

チラシでウェブへ誘導
ウェブで体験&相談(問い合わせ)へ誘導
体験&相談で入会へ誘導

あたりですかね。導線としてはこんなで十分です。


以降はこれを念頭においておきましょう。
困った時にどうするのかはその目的を基準に考えましょう。極端な話,ウェブに入会ボタンやリンクは不要です。僕ならウェブ見てていくらいいなと思っても,いきなり入会ボタンなんて押しません。でも体験とか問い合わせ,資料請求ボタンならついポチるかもしれません。


2)ターゲットを絞る。


なんならターゲットもしっかり絞りましょう。

誰がみるためのものか。
誰にみせたいのか。

目的に照らせばピンとくるのではないでしょうか。

で,どうせならターゲットとなるひとを事細かくイメージしてしまうのです。

小中学生向けの学習塾なら,ターゲットは保護者,とりわけお母さんです。

山田優子 45歳 男の子中1と女の子小5の2児の母
4大卒 中堅大学の経済学部を卒業
共働きで世帯年収は1000万
正規職員として企業に勤める傍ら,主体性を育む子育てに興味を持っていて,しっかりとした教育方針を持っている。

なんてカンジでイメージをふくらませていって,性格とか好きなものとか,とにかく細かくイメージしていきます。


で,そのひとに向けてプレゼンするつもりでwebを考えます。

悪いこと言いません。
万人受けはやめましょう。
八方美人では大手には勝てません。




3)イメージをわかせてみましょう。


いよいよイメージをつくっていきますよー。

まずA4用紙を1枚用意します。
横向きに置いて,ボールペンを1本持ちます。右利きの方は右手にもってください。左利きの方は左手で持っていただければ結構です。

思い付く限り
自分のホームページを構成する「要素」を自分の言葉でメモ書きしていきましょう。

こんなカンジです。

シンプル
スタイリッシュで都会的な
シャープに
繊細で儚い
エコロジー
暖かい/冷たい
ナチュラルな
情熱的な
アメコミなカンジで
カラフルに色とりどりで,ギャルっぽく(?)
ピンクにポップに女子的な
チカラ強く勇ましい
なんならドラクエ的な


意味がわからない言葉でもOKです。
自分の中のイメージを言語化するだけですから,あんまり気にせずどんどん書きましょう。それで,言語化しているうちに自分がもっているイメージがなんとなくぼやっと見えてくるはずです。

ある程度書いたら,その中で自分のハートが「yes!」というものだけをピックアップしていきましょう。


マーケティングに必要なテクニカルポイントは,その道のひとに相談するほうがよいです。

業者さんが絡めばとくに意識しなくてもそれなりにポイントはおさえてくれると思いますが

ウェブ構成は一般に3部構成にするのがわかりやすいです。
(テンプレ利用する場合は,ほとんどデフォルトでこうなってます。)

①いちばんうえ,一番最初に眼に入る一画面分。
②本文,塾の説明的な。
③クローズ部分,お問い合わせボタンとか連絡先とか。


うちのホームページに来てくれた人を観察していると,トップページを訪れるひとのうち,30%ぐらいは最初に眼に入る一画面を見ていなくなります。

これが「見る人」が希望するイメージがそこにないと,70% とか 80% 以上のひとがいなくなってしまいます。一瞬だけ見て,希望するイメージと違うものが表示されたから即バックボタンを押すんですね。

だからいちばんうえは大事です。
いわゆるツカミです。
実は,ホームページを訪れてくれたひとはホームページをどこまで見てくれているかを調べる仕組みがあって確認することができますので,ホームページつくったら一度試してみてください。

自分勝手なホームページをつくると,こっちとしては下まで見てくれないと困る一方で,来訪者は基本自分が期待したホームページかどうかは,下まで見て判断するのではなく,最初の画面で判断するってことです。


次の本文は,背骨になりますから具体論を展開することになります。
ここが一番見て欲しいとこでもありますよね。
しっかりと具体性を持たせることが大切です。

最後のクロージングは問い合わせなどにつなげるポイントです。わかりやすい誘導を置いてください。



コピーライティング


ウェブに載せる文言も,「見せ方」に入るので,マーケティングに長けた人にお願いするのが手っ取り早いとこがありますが,一方で自分の言葉をもって訴えかけなくては,伝わるものも伝わりません。

個人塾にとって塾長の言葉は,本当に大事です。
聞き心地のよい言葉を並べるだけでは熱意は伝わりませんから,自分の言葉で説明することを推奨します。


ぶっちゃけウェブを見て体験や相談に訪れてくれたひとと面談する際,ウェブに書いてあることが他のひとの言葉だったり,本で読んだ知識だったりすれば,すぐにボロが出ますし,腹落ちしていないような話を他人に説明するなんてうまくいくはずありません。


大見出しやトップページのタイトルなどは,自分のいちばん伝えたいことを基にしてわかりやすい文言を戦略的に選ぶ必要はあります。

こんなの参考になります。
デキるひとは即ポチしてしっかり勉強してください。



まとめ


全体の構成について少しお話しました。
あー。

構成を考えよう!っていってるわりに,このテキスト自体が構成めちゃくちゃですね。思いつき書きっぱなしすみません。

ウェブデザインってなんかいろいろと考えることあって難しいですね。試行錯誤して PDCA 廻すのが本当はいちばん良いんですけれど。

とにかく大事なことは,ひとつのウェブで何から何までやらないことです。誰が見ても平均的に良く見えるウェブは,悪くないけど,すごく良くもないので,結局箸にも棒にもかからないものになりやすいです。

そのサイトに与える役割とターゲットをしっかりと絞っていきましょう。




以下次号を待て!
(なんか知りたいことあれば言ってくれたら書きますよ。)





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