見出し画像

小中高生向けセルフコーチングプログラム

いま、子ども向けのセルフコーチングを教えています。

昨日は、物事は多面的で、普段はイチ側面しか見えていない、見ようとしていないんだよということをお話しました。


自分が見ている景色が、物事のイチ側面でしかないということをわかってもらうためには、強制的なパラダイムシフトを起こす必要があります。与える情報に偏りを持たせて、意識的に一方向からしか見えないような配慮です。

たとえば、ある男性に対してネガティブな想いを持つように仕向けるには、事実を客観的に描くよりも、その男性に対してネガティブな想いを持っているひとの視点で描くことで、聞き手にもそのひとの主観をそのまま持ってもらうことができます。


これは丁度、自分が批判されないように自分に少し負い目をある部分を(無意識に)隠しながら、相手の問題点だけを第3者に説明する「愚痴」のようなものと同じ仕組みです。

子どもたちが「私は悪くない、あの子が悪い。」と先生や大人に説明するのとも似ているかもしれません。


物事は多面性を持っているという視点に立てば、たとえば何かトラブルがあったときに誰か一人が一方的に「悪い」ということにはなかなかなりません。
あるひとがその障害の原因のほとんどを担ったとしても、それ以外の誰かが「何もできなかった」ということはおそらくないでしょう。

何かしら第3者ができることはあるし、それは同時に、それをしなかったという点では第3者にとっても次に活かすポイントだということです。




そのことを理解しないままに、セルフコーチングの技術だけを教えていっても、理解はできても腹落ちはしないだろうと思っています。

誰かのせいにしても事態は変わらないことに気が付くことと、見方や捉え方を少し変えることで、自分はまったく悪くないと思っていた事柄にさえ、もしかしたら自分にもできることがあったかもしれない!と考えられるようになります。

そのとき自責に追い詰められるのではなく、次への改善チャンスだと見ること、他責にしたところでほとんど得るものはなく、それよりも現状を将来に役立ててプラスに運ぶには?と見方を変える方がずっと建設的で気持ちも上がってくる!ということに気が付いてくれればな、と思っています。



セルフコーチングは、その気付きを自身の内から生み出します。
そのためには、常に自分自身と相談しながら、今の自分をしっかりと観察する必要があるんですね。


《セルフコーチングの詳細はこちらからどうぞ》

※5月は定期説明会を行っていません。お問い合わせフォームより個別相談をご依頼ください。

サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。