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さすらいのCFO ~バブル絶頂期編~

皆さん、こんにちは

Co Studio新任平取締役CFO(Chief Fighting Officer)の伊賀(兄)(いがにー)です。

先月3月31日に就任したばかりで、ご存じない方向けに自己紹介方々辛く楽しいサラリーマン人生を振り返る全4部作をお届けしようかと思います

第1部 バブル絶頂期編
第2部 外資金融どっぷり編
第3部 さわやか北欧ドはまり編
第4部 VUCA時代のさすらい編 

基本情報

年齢:精神年齢18歳(未成年)。健康年齢30歳。実年齢不詳。最近インターンと仕事をすることが多いが、冷静に考えると彼らの両親と同じか上

性格:温厚たまに狂暴。熱しやすく冷めやすく熱しやすい

趣味:いわゆる多趣味(器用貧乏)アウトドア系 - クルマ、オートバイ、ロードバイク、ゴルフ、スキー、スノーボード、ジョギング、スイミング、逃亡(現在休止中)。インドア系 - ギター、ベース、クラリネット、バンド活動、作詞作曲、動画撮影・編集・投稿、ライブ・映画鑑賞、読書、睡眠(現在絶賛注力中)

経歴:大学卒、日系金融機関、外資系投資銀行、不動産系ファンド、プータロー、北欧系製造業、零細企業社長、Co Studio CFO(←今ココ)

居住地歴:東京都(杉並区、三鷹市、渋谷区)、愛知県(記憶なし)、大阪府(枚方市)、宮城県(仙台市)、スイス(チューリッヒ)、埼玉県(浦和区)、車上(現在トライアル中)

言語:トリリンガル - 日本語(標準語、関西弁、福島弁)、英語(米国系及び北欧系ブロークン)、ドイツ語(スイス系。日常会話程度)

座右の銘:随時更新 - 理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である

Vision:No Smile No Life

「バブル絶頂期編」

早速ですが、皆さん「お金」は「好き」ですか?
ちなみに私は「好き」です。まあどちらかというと今は「欲しい」というより「好き」です

「お金」は社会の「血流」

「お金」はないとやりたいこともできない世の中です。「お金」の話をすること自体忌み嫌う方、世の中カネじゃないと思われている方、残念ながら「現時点」では、より良いサービスやモノを手に入れる手段として「お金」は必要となります。

さて、前置きはここまでにしてまずは下記の表をご覧ください

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                       (出典:STARTUP DB)

 私は大学卒業後、バブル絶頂期に時価総額ランキング「世界第2位」の銀行に入行しました。まさに自他ともに認める「バブル人材」です

 ちなみにビールは「泡」がないと美味しくないですよね?そう、「バブル」はある程度必要です。

 就職するにあたって最も重視したのは「人」です。この人と一緒に働きたいか、この人を尊敬できるか、この人のようになりたいか。ただ、最後の決め手となったのは「お金」=「給料」です。

 余談ですが、私の入った銀行はその名も”The Industrial Bank of Japan”。戦後の日本経済界を彩る幾多の人材を輩出し、日銀特融をはじめ、さまざまな危機の局面にあって、回避にむけての打開策を全力でとってきた産業金融の雄。ご興味のある方はぜひ名著「小説日本興業銀行」をお読みいただければと思います。

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 さてその当時、最も重視された価値が「お金」でした。世を「バブル」という狂気の世界へ誘う動力源となりました。

 入行後、日本経済をけん引する自動車産業を担当する部署、俗にいう「営業ナンバー部」に新人としては初めて配属されました。

決して私が優秀だったからではなく、最も忙しい部署は常に人手が足りず、それを補完するため手足となる「バブル」採用の新人が投入されたということです。

配属後、夜中の2、3時まで働くことが常態化し、残念ながらしばらくは「バブル」を謳歌することはできませんでした。

合コンに精を出す同期を横目に平日、休日も仕事に追われる日々。

「バブル」がやってきた! そのような日々が3年続いた後、私にもようやく「バブル」がやってきます。

観光立国スイスへ赴任することになりました。そして5年間、ちょっと人には言えないほど「バブル」のシャワーを浴び続け、もしかするとこれが人生のピークかもと思ったものです。

仕事では、FXをはじめ金融デリバティブのトレーディングを担当し、いかにお金を増やすかが私のミッションであり、若いながらも100億円規模のお金を動かしていました。

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「バブル」終焉、、

 しかし、世の中そんなにあまくはありません。5年の歳月が過ぎ帰国し配属された部署は、その当時金融工学の最先端であり、日本ではまだ黎明期にあった証券化ビジネス、”Structured Finance”部の立ち上げに関わることになります。そうです、また夜中、いや明け方5時まで働き、タクシーで一旦帰宅しシャワーを浴び8時には出社するという、今でいうところの「スーパーブラック」部署でした。そのような日々ではありましたが、新規事業を立ち上げるというエキサイティングな日々でもあり、チーム一丸となってがむしゃらに働いた結果、国内証券市場において引受ランキングでトップシェアを獲得、少なからず会社の利益に貢献することができたと自負しています。

しかし、「産業金融の雄」も「バブル」という大きな渦の中で翻弄され、2000年には現みずほ銀行へと再編されます。

結局世の中カネなのか 

 このような経験から「世の中やっぱりカネなのね」という価値観が刷り込まれ、常に「お金」とは何かを考え、「お金」と共に歩む人生が始まりました。「お金」は、仕事の上でも、プライベートでも大好物、「好き」なものになった訳です。

“Time is Money” ”No Money No Life”であり、”Think Different”を信条とするスティーブ・ジョブス率いるAppleの価値観とはちょっと違うところにいたということでしょうか。皆さんご存じの通り、Appleは、私が株式時価総額「世界第2位」の銀行に入行した30年後、誰もが知る「世界第1位」の企業となりました。

「共感を軸に拡がるコミュニティの実現」

これはStudioのミッションステートメントです。「人」が共感と信頼でつながり、未来をより良いものにするために、企業、地域社会、コミュニティと伴走する。「人」こそ課題を解決するために必要な重要なファクターです。

 そして、このミッションを達成するためにもう一つ必要不可欠なものが「お金」です。私にとって、友人であり、人生の師匠であり、世の中を共に変えていく「伴走者」でもあります。

 StudioのCFOとして、「お金」とはこれからも仲良く付き合っていこうと思っています。滞ることなく循環させることで、社会課題を解決し、健やかな未来を創造することができると信じています。

 これから”Chief Fighting Officer”として課題と向き合い、「伴走者」となって真っ向勝負で臨みます。

 第2回「外資金融どっぷり編」は2023年秋にはお届けできるよう鋭意調整中となります。新米平取締役は意外と忙しいんです。

それでは皆さん頑張って参りましょう

Stay hungry, Stay foolish

Co Studio株式会社 CFO 伊賀達彦


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