もし“いきなり”プロジェクトの開発人員が不足したら?
はじめに
「IT人材は2030年には最大で約79万人の不足が発生する」といわれており、
企業はIT人材の獲得に躍起になっています。
経済産業省のデータhttps://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
引用:IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター
ですが、実態はどの企業でもIT人材は不足しています。
理由は、IT人材を採用し、定着させることが難しいためです。
IT人材が売り手市場のため需要過多となっており、副業などの自由な働き方を志向するエンジニアも多いことから、社内にIT人材が不足している状況です。
このような、人材の調達、採用が難しい中「もし“いきなり”プロジェクトの開発人材が不足したら」どのような打ち手があるのでしょうか?
当ブログでは、そのような状態に陥る原因と打開策についてご紹介します。
“いきなり”プロジェクトの開発人材が不足する原因
IT人材が不足するのは業態問わずあらゆる企業に言えることですが、”いきなり”開発人材が不足する状況は、システムの受託開発を行う会社に特に発生しやすいです。それは、受託開発という業態特有の事情によって生じます。
受託開発案件の引き合いは時期によって変動します(一般的に、1月〜3月など年度末は予算消化のため引き合いの数が増える傾向にあります)し、受注予測は担当営業の確度のヨミに依存するなど流動的で、
数ヶ月〜半年後の要員計画を立てて、それに合わせて人材リソースを調整することは簡単ではありません。
例えば、“受注案件数が上振れた“場合、納品スケジュールを守れるだけの人的リソースを確保できなければいけないですし、”受注案件数が下ぶれた”際には、非稼働のSES人材を最小限にするなどして余剰外注コストを節約しないといけない、といった絶妙な人員のコントロールが必要です。
絶妙な人員コントロールをするためには…
人員のコントロールには、その判断のために必要なプロジェクト側の状況・人材リソース側の状況それぞれを正確に把握し、常に過不足を微調整できるようにする必要があります。
・プロジェクトの受注確度:開発が始まるタイミングを把握
・稼働実績/稼働予定:開発人材の空き状況を把握
多くの会社では、上記の把握が効率的でなく、
Excel管理や、マネージャーの頭の中で属人的に管理している状態になりがちです。
当記事をお読みいただいている担当者様の中にも、
同様に管理に工数がかかっていたり、効率的にできていないと感じている企業様も多いのではないでしょうか?
“いきなり”プロジェクトの開発人材が不足したときの打ち手
“いきなり”プロジェクトの開発人材が不足した場合、新規正社員の採用で補充することは現実的ではありませんので、そのような事態に直面した際には、外部人材を調達することが最も早い解決策です。
打ち手としては、
・懇意にしているパートナー(ベンダー、人材紹介会社等)にリソースを融通してもらう
・契約の早いフリーランスエンジニアの集まるプラットフォームを利用する
などになります。
こういった状況になる前に…
いきなりこういった状況に陥るのは、前述した項目を把握できていないためです。
これらの把握を行うためには、Excelでは無理があり、
かといって、タレントマネジメントツールや、プロジェクト管理ツールでは帯に短し襷に長しです。
いずれも、プロジェクトの体制を組む目的で人材リソースの状況把握をするためのツールではないのです。
弊社でも過去、要員管理・開発体制構築・アサイン業務の改善のためにツールを探していましたが、フィットするサービスは全くありませんでした。
そのため、これらの情報を一元管理することでスムーズに体制構築ができ、人員不足を解消できるシステムを自社開発し、現在も活用し効果が出ております。
実際にこのシステムを自社で運用してみて便利さを実感し、「同様の悩みを抱える企業様はたくさんいらっしゃるのではないか?」と考え、
このサービスを社外の会社様へも提供することを決め、
2021年4月に公開したのが「Co-Assign(コーアサイン)」 です。
リソース(人)の手配と管理にかかる非効率をなくすCo-Assign(コーアサイン)
具体的な機能としては以下です。
アサイン調整
・プロジェクト毎のアサイン計画管理
・メンバー稼働予定管理
・部署間/プロジェクト間のアサイン調整
・外部の人材紹介会社への人材提案依頼
タレント管理
・メンバースキルおよびアサイン履歴管理
・外注先情報管理および評価
工数管理
・メンバー稼働実績管理
・月次稼働報告書の自動作成
・プロジェクト予実進捗管理
アイリッジが開発したCo-Assign(コーアサイン)が、
プロジェクトにおける「人」の課題に悩む企業様のお役に立てれば幸いです。
なおCo-Assign(コーアサイン)は、どなたでも無料でトライアル利用いただけます。
また今後、導入企業様の要件にあわせて継続的に機能強化も行っていく計画です。ご興味を持たれた方は、ぜひこちらのページのお問い合わせボタンから、お問い合わせください!
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。