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グローバルに活躍したいってなんだろうってグローバルプロジェクトと人材タイプから考察してみた

はじめに

GWいかがお過ごしでしょうか、コンスです。

さて、グローバル化をみんなが叫び始めて、かなり時間が経ちますが、”グローバル”って何かしっかり考えたことありますか。

英語話せる=グローバル人材ってのは頭の片隅に皆さんあると思いますが、ビジネスにおいてグローバルで活躍する人材って意味だと、英語や世界でポピュラーな言語(中国語やスペイン語など)が流暢にツールとして使用でき、実務で専門知識を用いて価値を発揮できる人だと個人的には思ってます。

世界中を自由に行き来できていた日が懐かしまれますが、海外に物理的に行くことができないいまだからこそ、グローバルの意味について皆さんにも今一度考える機会を持っていただきたいです。

そんなこんなで、今日はグローバル人材とグローバルプロジェクトについて定義し、タイプごとにどんな人が活躍するを説明してみました。

※論調が記事ごとに異なるのは、気分に左右されているからなので、そのうち統一していこうと思います。

外資系日本法人の実態

自己紹介やその他記事で説明していますが、私自身は世間的に”グローバル”と思われている外資系日本法人に勤務しています。メインの前段として、外資系日本法人ってどんなとこ、どんな人が集まってくるのかをまとめてみました。

外資系日本法人

簡単に言えば、日本企業と大して変わらないことが多いです。同僚も日本人ですし、お客さんの大部分も日本人です。

日本のマーケットを拡大するための日本法人なわけなので、まわりが外国人ばっかりなんて、それなりに歴史のある外資系日本法人ではあまりないと思います。

外資系日本法人ってさぞかしグローバルな環境なんだろうな、英語を使った仕事したいなーなんて考えて入社してくる方の中には、あまりのドメスティックさに文句を言っている人も結構多いです(ちゃんとリサーチしようよとは思うのですが)

特に新卒で外資系企業で働くって格好いいぜとか思ってらっしゃる学生さんには現実を理解しておいていただきたいと思ってます。

上で書いたような実態とミスマッチした人材として入社してしまうと自分自身もギャップに苦しみますし、思ってたのと違うってことが多くなると面白さも感じにくい悲しい環境になってしますので。

純粋に外資系企業の実力主義な社風がいいって人には向いている環境だと思います。

ちなみに私自身は望まない人事異動とか配属固定が嫌だったので、外資系企業を志望しました。今日まで営業で、明日から管理部門なんて専門性も何もあったもんじゃないですからね。

グローバル人材ってなんだろう

企業の募集要項にグローバル人材歓迎ってよく書いてありますが、私自身はどんな人材を指しているのか毎回気になってました。

コンサル業界しか経験してないコンスですが、グローバル人材とは大まかに4タイプに大別されると個人的には考えてます。


人材定義

完全な経験と主観に基づいてグローバル人材の母数を10と仮定すると、①ネイテイブ・準ネイティブに所属している人材が1、②長期留学経験ありが2、③語学留学経験ありが3、留学経験なし・英語実務経験ありが4くらいの割合でしょうか。

①のネイティブ・準ネイティブは海外大学の学位を持っていることも多いですが、その方たちは一律①タイプにカウントし、②長期留学経験ありタイプからは除いています(MECE意識ですね)

ミッチリ英語環境で育った、教育されてきたグローバル人材は多く見積もって3割だろうなと思ってます(これでもかなり多めの見積もりかもしれません)

グローバルプロジェクトってなんだろう

ではグローバルな仕事ってなんだろうと考えた時、それも3タイプに大別されるかなと思ってます。私の経験ベースなので、職種というより、プロジェクトベースで定義してみました。

プロジェクト定義

私が今まで経験したことあるのは、Cのソリューション・ツールがグローバルが一番多くて、次がBの施策・商品の展開先がグローバルなパターンがその次ですかね。

Aの働く環境・ロケーションがグローバルなパターンは何度か声がかかりましたが、これまで実現はしていないです。

グローバルタイプ別パフォーマンス発揮しやすさマトリクス

人材とプロジェクトの各グローバルタイプを掛け合わせて、パフォーマンスの発揮しやすさでマトリクスにしてみました。

パフォーマンス定義

ネイティブ最強みたいに言う人もいるのですが、グローバルプロジェクトの性質によっては全くパフォームしないこともあります。メンバーのバックグラウンドとプロジェクトタイプを見極めないと、メンバーがどれだけ”ハイスペック”な人材であっても、宝の持ち腐れになりますし、本人のモチベーションはあがりません。

英語が話せるからすごい人材ではないということを日本人はもっと意識すべきです。

実際に私が経験してきたプロジェクトを振り返ると、まったく英語ができないメンバーであっても、業務知識・実務経験があればグローバルな世界(前述でいうBやCのパターン)で活躍することは十分できます。むしろ英語だけできて、中身がからっきしなんて人材はどこにいっても重宝されませんし、ただの翻訳要員になってしまいます。

グローバルに活躍したいをもう一度見直して

”グローバル”といえども、その意味はシチュエーションにより大きく異なることがこのnoteで皆さんに一番伝えたかったことです。

ジュニアの年次で、グローバルな環境で働けるとと言われつつ、翻訳業務に明け暮れている方が読んでいたら、ぜひ覚えておいてほしいです。

翻訳で腐るな、そしてその翻訳で可能な限り知識をキャッチアップしろ

英語と日本語両方で知識をキャッチアップしている人はなかなかいないので、そのうち自分の武器として生きてくるはずです。

自分自身も”グローバル”ってなんだろうと苦しんだことが多いので、少しでも同じ経験をする人の救いになれば嬉しいです。

終わり

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