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CCS2021サイバーセキュリティ大会を四川省成都で開催 サイバーセキュリティ産業の活性化を狙う
CCS2021サイバーセキュリティ大会が深圳省成都市の高新区で開催されました。
今回の「大会」は、以前紹介した「隴剣杯」や「第五空間」のようなサイバーセキュリティコンテストだけでなく、「一劇、二賽、三展、六フォーラム」というテーマのもと、催し物や展示会、講演なども同時に行われた、サイバーセキュリティの総合イベントでした。
「一劇」というのは、その名の通り「劇」で、サイバーセキュリティをテーマとした「劇」が行われました。
「二賽」の賽はコンテストのことで、「トップクラス」と「青少年クラス」の2つのサイバーセキュリティコンテストが行われました。
「三展」では、「サイバーセキュリティ展示区」、「至極の創造都市区」、「人材募集直選区」の3つのテーマに分かれた展示が行われました。
「六フォーラム」は、百度(Baidu)がスポンサーとなったAIセキュリティフォーラム、アントグループがスポンサーとなった脅威情報セキュリティフォーラムの他、金融セキュリティフォーラム、データと業務セキュリティフォーラム、ホワイトハット技術フォーラム、新型ネット違法犯罪防止フォーラムの計6つのフォーラムが行われました。
先に紹介した「二賽」のセキュリティコンテストの「トップクラス」の方は、7月に応募を開始ししたのですが、総勢5733チーム、20068人が参加したそうです。
7月31日に、その予選会がオンラインで行われ、12チームが今回の決勝の舞台に勝ち進んだそうで、その12チームの中で優勝したのは「Venom戦隊」というチームでした。
今回のイベントもセキュリティコンテストによる人材発掘や展示区域での人材マッチングなどサイバーセキュリティ産業の活性化を目指したものであるのは間違いないのですが、今回の会場となった四川省成都市の高新区はもともとサイバーセキュリティ産業に力を入れている地区です。
同高新区内にはサイバーセキュリティ系企業が100社強あり、そのうち37社は、サイバーセキュリティ系中国国内トップ100企業にランクインしているそうで、サイバーセキュリティの産業規模も172.39億元(≒ 2,959.8億円)になり、関連従業員も2.89万人ほどいるそうです。
中国にサイバーセキュリティ系事業で進出する場合は、四川省成都市の高新区は、北京市や上海市と比較すれば給与水準もそれほど高くはないでしょうし、狙い目かもしれませんね。
情報元:
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