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この名言で私は着実に変わった。広報担当は知っておくべき名言とは?

こんばんは。濱中です。

六月になりましたね。早いもので今年もあっという間に半年が経とうとしています。

そして、私がクロスメディアでお仕事を始めてもうすぐで一年半。

毎日、毎週、そして毎月があっという間です。

一方で、毎日が本当に濃く、発見と学びと成長の機会で溢れています。そのせいか、一年半前の入社当時の自分の考え方と、かなり変わってきました。

それには「人生の大先輩」と呼べる心から尊敬している人たちの存在が大きいと思います。

今回は、私が心から尊敬の念を抱いている人たちが本当に必ずといっていいほど紹介してくださる名言で、私が広報として、未来のリーダーとして、そして人間として、大きく意識を変えてくれたものをご紹介したいと思います。

「広大な海のすばらしさを説く」

船を造りたいのなら、人を森に集めて木材を集めさせたり、仕事を割り当てて命じる必要はありません。その代わりに、広大な海のすばらしさを説いてあげればいいのです。

(サン=テグジュペリ)

『星の王子さま』の作者で有名なサン=テグジュペリの名言です。驚くほど、私の大先輩の方々はこの名言を口にされます。

そのせいか、私もいまでは暗記しているくらい、このサン=テグジュペリの名言が好きになってしまいました。

この名言が自然と胸に刻まれることで、本当のリーダーシップというものがどういうものか、よく理解できるようになりました。

それは、他人を自分の思い通りに動かそうとするのではなく、一緒に目指す世界と、そこを目指す意義についてわかりやすく伝える、ということ。

あれやこれやと指示して行動を強制するのではなく、これから先に広がる世界をどれだけイメージさせてあげられるか、そして一人ひとりの意思を尊重してあげられるか。これが本当のリーダーの役割なのです。

「チームメンバーにどれすれば希望をもたせてあげられるだろうか。」
「これから向かう先へどうしても辿り着きたいと思わせられるだろうか。」
「どうすれば皆んなをワクワクさせられるだろうか。」

そんな工夫を真剣に凝らす。「広大な海のすばらしさ」をどうすれば伝えられるか。そこに全力を注ぐのです。

そして仲間たちに「どれだけハードな道のりでも、とにかく行ってみたいな。」「この仲間となら、何があっても最高の思い出になりそうだな。」

そう思わせられるのが本当のリーダーです。熱く、真剣に、包み込むように共に目指す世界について語る。その大切さを、このサン=テグジュペリの格言が教えてくれているように思います。

内発的な動機づけを他者だけでなく自分にも

私は広報として、いまいる仲間とこれから新しく仲間になる人たちに向けて、まさにこの「広大な海のすばらしさを説く」役割を担っています。私がとにかく希望をもって会社のビジョンを目指して、どんな嵐の中でもゴールのイメージを絶やさず、仲間を励ましていけるようにならないと…!そう感じています。

私の尊敬するリーダーたちは、常にそういう覚悟をもってお仕事されている人たちばかりです。内発的な動機づけができるリーダーは、チームメンバーを生き生きと活躍する場をつくることができます。そしてチーム全員で何があっても団結して、ゴールに辿り着けるのです。

また、これは他人だけでなく、自分自身が行き詰ったと感じるときにも使えます。行き詰りを感じるときは大抵、手段や周りの状況ばかりに気がとられてしまっているときです。

「自分は何を目指しているのか」

そう自分に問うてみるだけで、枯渇していたエネルギーが、自分の中から自然と湧いて出てくるように思います。出発地点の興奮を思い出させてあげるのです。そうやって自分を自分で鼓舞できることもリーダーの大事な素質です。

広報担当こそ常に「WHY」を起点に

どんなことも起点は「WHY」から。小さいこと、身近なことでも、「なぜ自分はこれをやるのか」と考える。すると未来のイメージができます。未来がイメージできれば、辿り着くための知恵も勇気も湧いてきます。

一年半前の私には、この「WHY」思考はほとんどなかったと思います。「WHAT」や「HOW」で頭が埋め尽くされていました。行き詰まりを感じたときは無理やり突破しようとしたり、モチベーションを失っている人には自分の価値観をどう伝えようか(押し付けようか)一方的なコミュニケーションだったことも多々あったように思います。

しかし、いまではこの「WHY」と目的地を意識できるようになり、他人とのコミュニケーションもかなり変わってきました。自分と他人の考え方の違いはむしろ当たり前で、それよりも「同じ方向を向いているかどうか」や、一緒により良い場所を目指すことを優先して考えられるようになりました。

広報担当には特に、この「WHY思考」は欠かせません。会社の存在価値や意味を発信する広報が、この軸を見失っていては伝えるべきものが伝わらなくなってしまいます。

たった一年半という短い間に、私は人生の基盤となる価値観を自分の中に刻むことができました。私という人間にこのような素晴らしい生き方を教えてくださる先輩方へ敬意をこめ、今回はサン=テグジュペリの名言をご紹介させていただきました。

これからもこの言葉と共に、人生かけて「大海原」での航海を続けていきたいと思います。どんな大波の日があっても、嵐が襲い掛かったとしても、仲間と自分自身の力を信じて、希望を言葉にできる広報(リーダー)へと成長していきます。





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