#53 剣道とは地味なものである
前回は、合格した四段審査の立ち合いの内容について細かく書きました。
この合格したときの2回の立ち合いは、明らかに私の剣道観を変えました。
とはいってももう30年近く前の出来事ですので、その後また色々と上書きされた剣道観もあります。
そんななか、変わっていないのは「剣道は誰にでも可能性がある武道だ」ということです。「可能性がある」といっても人間ですから、もちろん得手不得手はあるでしょう。
器用に試合で勝ち続ける人もいれば、私のように不器用で、いつまでも思うように勝ちきれない人も