見出し画像

#57 独占せず広めるための商標登録 生地胴倶楽部®️

筆者が管理運営している「生地胴倶楽部」は、令和5年9月11日付で商標登録を完了しています。「商標登録」という言葉を見聞きするといろいろ考えが拡がると思いますが、その意図が誤解されることのないよう、書いておきたいと思います。
登録の経緯などについては、気が向いたら今後連載しますが、今回は主旨のみとします。

【商標登録の主旨 生地胴倶楽部の名称を第三者が登録し独占することを防ぎ、全ての生地胴愛好家の自由な活動を守る】

この商標登録は、筆者が管理運営する生地胴倶楽部が、生地胴を関連づけた活動を独占することは目的にありません。
そして、第三者が生地胴をからめて何か楽しいことをやろう!ということを制限するものでもありません。
むしろみんなで生地胴そのものと生地胴の輪を拡げましょう!という主旨によるものです。

【商標登録なんて必要ないのでは?という問いへの答え】

商標登録を決断したのは「海外で生地胴倶楽部の名前を語り、ビジネスなどを展開しようとしている動きがある」という情報があったためです。
海外で何をされても構いませんし、世界の愛好家を巻き込んて当倶楽部よりも遥かに規模の大きな、生地胴愛好家によるグループが立ち上がっても一向に構わないと思っています。
それが立ち上がったからと言って私たちの活動に何の影響もないからです。むしろそんな大規模グループが立ち上がったらコラボしたいくらいです。

ただし、日本国内にそのグループが入ってきて
「我らこそは生地胴倶楽部。アナタたちもほかの人たちも生地胴倶楽部の名前は使わないで」
と言われたら…さすがに悲しい事態に陥るのは想像に難くありません。
今回の商標登録はそんな事態を防ぐためのものです。

(実際、日本ではないある国で、とある生地胴のオーナーズクラブが存在し、そこでは当倶楽部の稽古会で撮影した画像が無許可で転用された事例を確認していますが、特に私たちの活動に影響がないので放置しています ※後日友人がその運営側に注意喚起してくれました)

商標登録にあたり、自分でも調査研究を進めつつ特許庁に数回足を運び、相談などもした結果、最低限守りたい権利を登録しました。
(ちなみに費用は全額自費です)

この手続きはとても勉強になった良い経験でした。文章にするとなかなか興味深いものだとは思いますが、とりあえず今回は省略します。
商標が守られるのは国内のみですが、色々勘案し、国内だけ守れればよいと判断しています。

【剣道愛好家の良心を信じた登録内容です】

独占を防ぐための登録だということは「第三者が当倶楽部の名前を使って活動してもよい」と解釈することができます。
ただし、名前を語ったうえで、私が管理運営する生地胴倶楽部の信用が損なわれるような動きがあった場合は、商標権侵害と見做し、使用差し止めや損害賠償請求を行う権利は有しています。
もっとも、剣道を志す人たちがそのような行動を起こすことはないだろう…とは思っていますが。
そうですよね。

【今回のあとがき】

私の狙いは、管理人である筆者(私)の顔や名前が売れることでも、生地胴を使ってビジネスをすることでもありません。
生地胴倶楽部の管理人を名乗るにあたっては、生地胴の良さが見直されますます広まっていくこと、生地胴をツールとして剣縁が広く深まっていくことを願っております。

さあ、みなさん。生地胴をつけて一緒に稽古しましょう!

【参考】

『AIS弁理士事務所 ホームページ内のブログ記事を引用させていただきました。このブログの内容がほぼ、今回の商標登録の狙いです。ぜひご一読ください。

【登録情報について】

実際の登録情報は以下のとおりです。
(ブランドテラス ホームページより)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?