世紀末、私

いつも何気なくやってくる朝に押し潰される。最近寒いからといって、無駄に布団を重ねているせいではない。明らかに嫌がらせと抗いようのない生々しさを伴った「現実」のせいだ。外から聞こえてくるやかましい車どもの排気音が、なおさら今私が夢の世界からほっぽり出されたんだなという事実の輪郭をはっきりさせやがる。この物凄い怠さの正体って一体何ですか。そうですね、私の腹の上に生意気に乗っていやがる「現実」ですよね。コーユー風に考えるのも、もう何千回と繰り返してるんだよ。呆れる呆れるいつも通り喉が渇く。精神的な苦しみの他にある、明確な身体的な苦痛といえば喉の渇きだ。この喉の渇きすら感じなくなるぐらいの「現実」の苦しみを味わったら、私の身体が内部から爆発しそう。おかしいな、いつだって「現実」は私の腹の上にいるというのに。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。なんで起きたらおしっこと歯磨きしなきゃいけないの。洗顔と髭剃りは別に誰とも会わないからやんなくていい。てかそもそも起きる必要ありますか。あるのか。ないのか。ないのか。ないのか。あるないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない起きますどーーーーーせ起きる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!起きた起きた起きたやらなきゃいけないことどどどどどどどどどどどどどどどんんんんんんんんんやるぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞってなりません。やるぞってなるか。ならない。ならない。かなりならない。無理。戻りますベッドの上に。車おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!うるせーよ私も含めて何もかもがうるせーーーーーーーーーーーよなんじゃなんじゃなんじゃ「現実」ンンンンないないないないないないないないないないないないないないないないないないない無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理が沈殿した深海の底に今私はいる。目の前にときどき気持ち悪い面した魚が現れては通り過ぎること以外、何もないそこに今私はいる。ここには光の概念などない。怪魚の姿を視認できるのは、実際に彼らがそこにいるわけではなく、私の脳内がそういう映像をただそこに映しているだけだからだ。ここから脱出することはできない。というか、そもそも動く気力すらない。ここの名もなき沈殿物の一つとして、私は一生を過ごすことにした。世紀末、私。どおおおおおおおおおおおおおおおおどどどどどどどどどどどどどどおおおおおおおおおおどどどどどどんんんんん海底火山からマグマだか涎だか泥水だかよく分からん噴射物によって私、上へ上へ上へ上へ
上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ
上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へ上へおっっっはよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!って美少女の声だったらいいのになああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ何度目かの、何でなの、なんで、なんで、なんで、朝と、「現実」と、私と。ぐちゅん。内蔵全部潰れました。「生きているのが奇跡みたいですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」←←←←←←これ「現実」のセリフ。しね。ここで一句。できません 息が正確には 苦しいね。苦しいっす。また泡が一つ割れて、無理が誕生。無理、無理、降り積もる無理。また深海、行ってもいいですか。ダメですよね、知ってます。今の私に、時間なんてないもん。本当に。分かりますかねこの息苦しさ。別に生きづらいとかの比喩表現ではなく、単純に物理的に息苦しいの。小学校のプールの授業でさ、友達に水中に顔押しつけられた経験、ある人多いのでは。あれがね、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと続いて、それに朝と「現実」が混ざり合って延長戦に突入して、それで終わるのが一日なの。んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん。世紀末、私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?