クラウンライフ編集部

道化師のクラウン clown のウェブマガジン「月刊クラウンライフ」やってます。日本全…

クラウンライフ編集部

道化師のクラウン clown のウェブマガジン「月刊クラウンライフ」やってます。日本全国のクラウンが参加してさまざまな記事を書いています。よろしく⭐︎ 旧HP= https://clownlife.studio.site/

マガジン

  • 月刊?クラウンライフ

    • 70本

    クラウン・パフォーマー向けの月いちウェブマガジン。 2022年3月準備号を経て4月創刊! https://clownlife.studio.site/

最近の記事

クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.32

米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回はダイナミックな象のショーについてつづります。 128thエディションの象のショー私が初めて入団したリングリングサーカス128thエディション「サイドショー」ツアーで、初めて象のショーを見た時は、鳥肌が立つほど感動したのを覚えています。 前に働いた木下サーカスではタイの象が2頭。その後アメリカに渡ってから参加したテントのサーカスでは象は多くて4、5頭。簡単な芸はするけれどメインのアト

    • ジャグリング道具の老舗「Dubé」が閉店

      いやたまたま今のタイミングで知ったんだけど、ジャグリング用品の専門店「デューべ(と日本語では呼ばれているデュベェ)」もなんと今年で閉店するそうです。 あらゆる種類のジャグリング道具を網羅していたので、ジャグリングを少しでもかじったことがある人なら必ずや一度はDubéの製品を手にしたはず。この会社があったからこそ大道芸やサーカスでたくさんの芸が生まれた、そして他のメーカーも追従した、まさに老舗! 私たちの世代は新しい製品が出るたびにワクワクして興奮して誰かが手に入れるとみんなで

      • プロノーズが閉店

        クラウンノーズの老舗メーカー「ProKNOWS」が今年いっぱいで閉店することになったそうです。 世界中のクラウンにとってプロノーズは定番中の定番なので、私は自分の鼻には使っていなかったけど、メイクの講習で使ったり頼まれて代行輸入とかもしました。 ツルッとツヤッとした鼻は安っぽくなく本物の安定感、安心して使える鼻でした。 ProKNOWSからのお知らせ(Facebook公式ページ ) とても惜しいですね。 在庫はまだ買えるということなので、必要な方は今のうちに是非! 公式ペ

        • クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.31

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回はサーカスにおける動物の権利と保護をサーカスでの経験から考えます。 サーカスにおける動物の権利と保護今日では「アニマル・ライツ」(Animal Rights)、すなわち動物保護に基づく動物の権利を守るために、昔は定番の猛獣ショーや象のショーなどがサーカスからどんどん廃止されています。アニマル・ライツの非営利団体がサーカスの動物達のための抗議活動を少しずつ世界のあちこちで始めてからそれ

        クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.32

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        • 月刊?クラウンライフ
          70本

        記事

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.30

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回はタイガーアクトについて綴ります。 虎使いのダニエル・ラフォー128thエディションのリングリングサーカス「サイドショー」ツアーの動物芸は、前回、前々回に紹介したドッグショー、乗馬のトリックライディング以外にトラや象のアクトも行われていました。犬や馬など昔から人間と馴染みが深い動物達と違い、アフリカやアジアなどで見られるライオン、象、そして虎などのエキゾチックな野生動物達は観客をより

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.30

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.29

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回はサーカスの始まった歴史とリングリングサーカスの乗馬の芸についてです。 フィリップ・アストリー英語の「Circus」という言葉は14世紀に証明され、ラテン語の「Circus」に由来していると言われています。ギリシャ語では「kirkos」と呼ばれ、「円」や「輪」という意味がありローマ字化すると「Circus」になるそうです。 サーカスの起源はイギリス説やギリシャ説があり、一般に「近代サ

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.29

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.28

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回は2つのドッグショーについて綴ります。 私が入団した時のリングリングサーカス「サイドショー」ツアーでは、2つのドッグショーの芸団が観客を楽しませました。 Lloyd's Old English Sheepdogsリング1とリング3を面白おかしいシープドッグ達の芸で魅了するアルゼンチン出身の「ロイドのオールドイングリッシュシープドッグ達」(Lloyd's Old English Sh

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.28

          クラウンいろはかるた vol.10

          クラウンに関するいろんな事柄やあるあるをJINさんならではの視点で、かるた形式でイロハ順に綴っていきます。今回は「も」から! 「も」餅まきは楽しい 仕事柄、餅まきに参加させてもらう事が何度かあって、これがめっちゃ楽しいのよ。 まるで下々の者にほどこしをしているようで、殿様気分が味わえます。 「せ」せめて『さん』を付けて欲しい 本当はクラウンと呼んで欲しいんだけど、それが無理ならせめてピエロさんと呼んで欲しい。 ピエロって呼ぶな! 「す」スラップは意外と使わない ク

          クラウンいろはかるた vol.10

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.27

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回は人間大砲(Human Canonball)アーティストについて綴ります。 「The Greatest Show On Earth」のフィナーレは、通常最後に観客をあっと言わせるエキサイティングなアクトで締めくくります。128thエディション「サイドショー」ツアーのフィナーレは、スタントアクロバットが大砲から発射される通称「人間大砲」。しかも普通の大砲と違い二つの大砲が横に並んで二人

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.27

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.26

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回は前回の続きでガボンから来た赤道サーカスについて綴ります。 Ringling Bro. and Barnum & Baily のサーカス、「The Greatest Shoe On Earth」は、130年近くにわたり、地球の果てからユニークで珍しいアクトを観衆に披露できることに誇りを持っています。 128thエディション「サイドショー」では、アメリカ初、ガボン共和国からアクロバット

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.26

          クラウンいろはかるた vol.9

          クラウンJINさんが、クラウンに関するいろんな事柄やあるあるをかるた形式でイロハ順に綴っていきます。今回は「み」から! 「み」耳を塗るのが大変 特にホワイトフェイスの人は耳まで塗らないと不自然になっちゃいますからね。 メイクを落とすときも面倒なので、これが嫌でホワイト辞める人もいるとか。 「し」深夜に思いついたネタは危険 思いついた瞬間はすげー面白いと思ったのに、いざやってみると全くウケないことはよくあります。 その時に酒が入ってたりするとなおさらです。 「ゑ」英語

          クラウンいろはかるた vol.9

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.25

          米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団したエリザベス! 今回は前回の続きでブルガリアから来た新体操団について綴ります。 私が今まで説明してきたリングリングサーカスの正式な名称は、リングリングブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリーサーカスです。 Ringling Bros. and Barnum & Bailey 1919年にリングリング兄弟がバーナム・アンド・ベイリーサーカスを買収して合併して発足しました。アメリカ各地を回り、一般大

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.25

          クラウンいろはかるた vol.8

          クラウンJINさんが、クラウンに関するいろんな事柄やあるあるをかるた形式でイロハ順に綴っていきます。今回は「あ」から! 「あ」暑いのは苦手 暑いと頭は蒸れるし汗でメイクは乱れるしバテるし・・・。クラウンは夏に向いていない! 「さ」寒いのも苦手 コートもマフラーも無いので、観客に寒そうって思われちゃいます。 クラウンは冬にも向いていない! 「き」キャラクターに悩む クラウンにとってキャラクターは何よりも大事な要素なので、最初のうちはみんな迷います。 やってるうちに自

          クラウンいろはかるた vol.8

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.24

          エリザベスは米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団! 今回は前回の続きで空中ブランコの「The Tur」についてなど綴ります。 The Tur(ザ・ター)について サーカスの花形と言えば空中ブランコです。リングリングサーカス128thエディション「サイドショー」ツアーの空中ブランコ団は「The Tur」。一座のリーダーはセルゲイ・ター。10歳の時に体操を学びその時にサーカスに入団することを決心します。実際にサーカスに出向いて入団したいと申し

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.24

          クラウンいろはかるた vol.7

          クラウンJINさんが、クラウンに関するいろんな事柄やあるあるをかるた形式でイロハ順に綴っていきます。今回は「け」から! 「け」ケータイ向けられると迷う 写真なのか動画なのかわからないんですよね。 ポーズをとるのか動き続けるのか教えてくれー! 「ふ」踏まないで!この靴高いのよ 大きいので踏みたくなる気持ちもわかるんですが、なんせそこらで売ってない貴重なアイテムなので、頼むから踏まないでくれと言いたい。 「こ」子どもに囲まれると困る 子どもはいないよりいた方がいいんだ

          クラウンいろはかるた vol.7

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.23

          エリザベスは米国で”地上最大のショウ” リングリングサーカスのブルーユニットに入団! 今回は前回の続きで「キロス」について、それからキロスのメンバーであるヴィンセントと話した「クラウン」について綴ります。 キロスのこと 私は「ザ・キロス」のハイワイヤーのショーを見るのはこの時リングリングサーカスに入団した時が2度目で、1度目はというと、90年代の始めに「ザ・キロス」がフランスで1リングのテントのサーカスで巡業していた時でした。 この頃私は日本でクラウニングをしていて、ステ

          クラウン*ベスのアメリカ体験記 vol.23