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4.帝国主義と欧米列強

帝国主義

政治・軍事・経済などの面で、自国の利益や領土を他国を制圧してでも、拡大するという思想。主に19世紀後半からイギリス・フランス・ドイツなどのヨーロッパ列強、日本・アメリカが植民地や勢力圏の獲得競争を行っていた当時を指すことが多い。

社会帝国主義

自国が社会主義国家であるという建前で、国際連帯などの責任を回避しつつ、一方で他国に対しては帝国主義的な行為を続ける思想や行動。帝国主義と社会福祉を併せ持つという聞こえの良さはある。

ドイツ


・1888年 皇帝ヴィルヘルム2世即位
・「世界政策」の下、英独建艦競争や三国干渉などの帝国主義政策を実施
→世界政策は強力な帝国主義政策
・パン=ゲルマン主義⇒正確には全ドイツ主義?
⇒パン=スラヴ主義に対抗したパン=ゲルマン主義として教科書会社が演出した?実際にはドイツのナショナリズムであるという説あり
・1890年 社会主義鎮圧法廃止⇒社会民主党伸帳⇒(漸近的な進行を目指す)修正主義論争
⇒1912年に社会民主党が第一党に(政権を取ったわけではない)

ロシア

・20世紀初頭、近大ロシアの危機
⇒ex)農奴解放、民族問題
・1905年 血の日曜日事件→第一次ロシア革命(国会の開設を認めさせた)→(ニコライ二世が国民よりの)十月宣言
・1906年 憲法制定・国会開設、国会(ドゥーマ)の立法権は制限
⇒選挙制度も不平等、皇帝も再び専制的に

アメリカ


・19世紀の自由放任主義から、20世紀の革新主義+帝国主義
・革新主義→年の貧困、大企業による独占といった社会問題を社会的・合理的に方法で解決
・帝国主義政策
⇒ex)ハワイ併合、キューバ保護国化




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