英検準1級面接試験 合格を勝ち取るテクニック〜Question2-4編〜
この記事では、高校で12年間、英語教師として何百人もの生徒の英検2次対策を担当してきた、かつ英検1級合格経験のある筆者(MiMi)が、英検準1級の面接試験合格のコツを解説していきます。
英検準1級 面接試験対策ラスト
「Question 2〜4のポイントとオススメの対策ツール」をお届けしていきます。
Question 2〜4は、自分の意見を述べる問題。
正直、準1級のレベルともなれば、
「こう答えれば逃げ切れる!」
なんてテクニックは、もうありません…。
ですが、合格評価を貰うために欠かせないポイントはあります。
ということで、そのポイントをしっかりと伝授していきますよ。
さらに、今日から使えるオススメ対策ツールもご紹介していきます!
・意見を述べるのが苦手な方
・効果的なQ&A対策を知りたい方
・とにかく準1級に合格したい方
そんな方は、今回のポイントを押さえて、確実に準1級合格を勝ち取りましょう!
英検準1級面接対策Question 2〜4のポイント
さっそくですが、まずは、実際のQuestion2-4に挑戦してみましょう。
Questionは、第1弾の記事でも登場したイラスト問題の続きとなります。
もしまだ読んでない方は、以下のリンクからイラストのストーリーを知ったうえで、読み進めてくださいね。
では、問題です。Q2-Q4までの質問に対する答えを英語で考えてみてください。
さあ、答えられましたか?
まずは模範解答を確認しましょう。
もちろん、答えは無数に存在します。
答えの内容に、正誤もありません。
とはいえ、押さえるべきポイントは存在します。
一つひとつ確認していきましょう!
① Questionの概要とパターンを知る
まずは、Questionの概要から。
Questionの出題内容は、基本的に次のとおりです。
・Question 2: 問題カードのトピックにやや関連のある質問
・Question 3,4: 社会性のある問題に関する質問
上記の問題では、タバコに関するイラストでしたね。
そのため、Question 2も、タバコに関する質問となっています。
Question 3,4は、タバコには関連のない一般的な社会問題に関する質問ですね。
そんな3つのQuestionの型は、大きく分けて2つ。
今回出てきたQuesiton2-4の問題文も、同じパターンですね。
質問を聞く際は、この2つのパターンが来ると想定しておく。
これを知っているだけでも、聞き取りやすくなりますよ。
② 結論➡︎理由の順で述べる
これは、級を問わず重要なことです。
英語では、必ず結論から述べましょう。
準1級では、受験者がひたすら意見を述べます。
結論を述べたら、すぐに理由や具体例を話しましょう。
たとえば、Question 2の模範解答。
冒頭で、 “I think so.” と答えた後、理由と具体例を話していますね。
このように、必ず冒頭で結論を述べましょう。
ちなみに、冒頭の答え方は、
使いやすい表現を選べばOKです。
そしてもう一つ重要なのな、理由や具体例。
必ず一般論で、2つ以上述べましょう。
これは、2級のポイントと同様です。
「え、2級の時のポイントなんだっけ!?」
と忘れてしまった方、こちらのリンクより読んでおいてくださいね。
以上のように、答える順番と内容にはポイントがあります。しっかり頭に入れておきましょう。
ちなみに準1級では、答えた内容に関して突っ込まれることはありません。
ですから、答えやすい内容で答えましょう。
つまり、本心の意見でなくてOKということです。
賛否の決め手は、理由の思いつきやすさ➕英語で表現しやすさ。
この2つをより満たす方を選びましょう。
というのも、意外と多い悩みが、
「英語云々以前に、理由が2つも思いつかない!」
というもの。
社会性のある問題に関する質問がなされる準1級。
咄嗟に意見そのものが出てこないことが多いんですね。
ですから、とにかく、理由や具体例が思いつきやすい方、英語にしやすい方を選びましょう!
普段の練習でも、このことを意識しておくと良いですよ。
とはいえ、やはり普段から社会問題に考えを巡らせておかないと、なかなか具体例なんかも浮かんできません。
そこでオススメなのは、出題傾向を知ること。
頻出のトピックが分かれば、事前に対策しやすいですよね。
実は、頻出トピックをランキングで知ることができる方法があるんです!
詳細は、後半の「今日から使える対策ツール」でご紹介しますね。
③ 使いやすい表現を蓄えておく
最後にオススメしたいのは、使える表現をストックしておくこと。
意見を述べるのに使いやすい表現を覚えておきましょう。
うまく組み込めば、ミスを減らして、それなりの長さのある回答を作りやすくなります。
ということで、使いやすい表現をご紹介しておきたいと思います。
マスターできているか、要チェックですよ!
さあ、知らない表現や、咄嗟に出てこない表現はありませんでしたか?
もしある場合は、何度も口頭で練習しておきましょう。
そうすれば、面接本番でも、スムーズに使えるようになりますよ。
今日から使える英検準1級面接対策ツール
なかなか対策が難しいQ&A。
難しいながらも、1人でも対策ができるツールをご紹介していきますよ!
① 添削付き英会話練習アプリ「SpeakNow」
まずオススメしたいのは、「SpeakNow」アプリ。
こちらのアプリでは、自分の英語を録音して送信すると、24時間以内に、北米ネイティブスピーカーの先生が、発音とイントネーション、アクセントなどのポイントを細かくフィードバックしてくれます。
さらに、Q3、4の対策にピッタリの「Question」という練習モードがあります。
トピックを選ぶと、英語の質問が流れます。
その質問に英語で答えて、送信するだけ。
そうすれば、ネイティブの先生が、発音から文法、内容まで、細かくチェックして、フィードバックしてくれますよ。
百聞は一見に如かず。実際の使い方とフィードバックを見てみましょう。
SpeakNowには何百パターンの質疑応答が用意されていますので、質疑応答の練習にとても効果的です。
例えば、次のような問題もアプリにたくさん搭載されていますよ。
咄嗟に答えられなくてもOK。
まずは質問を聞いて、自分の意見を英語で書き出してから録音をしてみましょう。
アプリをダウンロードすれば質問内容は無料で確認できます。気になった方はこちらからチェックしてみてくださいね。
また、今インストールすると無料でネイティブからのフィードバックが体験できるので、試してみて損はないですよ。
② 二次試験のよく出るトピック&模範解答
Q&A対策でオススメしたいのは、こちら。
このYouTubeでは、過去にQ&Aで出題されたトピックが、ランキング形式で紹介されています。
具体的な問題例や簡単な模範解答も教えてくれていますよ。
どんなトピックが多いのかを知れば、考えや使える英語表現をまとめておけますよね。
「理由や英語が思いつかない!」なんて事態を回避できますよ。
ちなみに、出題頻度TOP5は
それぞれのテーマに使える英語表現をまとめておきましょう!
③ 本番さながらの模擬面接で実力チェック
最後の総仕上げでオススメしたいのがこちら。
ここでは、模擬面接を受けることができます。
本番の流れ含め、シュミレーションに最適ですよ。
終わったら、解説をチェックして、学び取りましょう!
ちなみに、この解説編では、かなり詳しく解説してくれていますよ。
また、この模擬試験で自分で作った解答が正しく通じるか(文法が合っているか、発音が合っているか)確認したい場合は、先ほど紹介したSpeakNowのフリーレコードモードを利用してみましょう。
フリーレコードモードはその名通り、自由に録音した英語をネイティブスピーカーが文法ミスや発音のコツだけでなく自然な言い回しまでも教えてくれるモードです。
ぜひ自分で考えた回答をフリーレコードモードで録音して、あなたの英語が正しく伝わるか確認してみましょう。
以上、Question 2-4のポイントと対策ツールのご紹介でした。
対策が難しいQ &A。
ですが、押さえるべきポイントを押さえれば、合格の可能性をグッと高めることができます。
オススメツールで対策して、合格を勝ち取りましょう!
さあ、準1級面接対策シリーズは以上となります。
せっかく突破した難解な一次試験。
その合格を面接試験で台無しにしてしまわないように、着実に対策していきましょう!
もし、他の記事を読んでいない方は、他のシリーズも読んでみてくださいね。
次回は、英検1級の面接試験対策をお届けします。
何としても合格を勝ち取りたいという方は、ぜひフォローして次回の記事も読んでくださいね。
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それでは次回の記事でお会いましょう。
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