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なぜ”演劇を身近に”したいのか。

**-表現の世界を日常に寄り添わせたい。
-表現の世界の楽しさを広めたい。 **

そういう思いで今まで活動をしてきました。

では、なぜ表現の世界を身近にしたいのか…

まずは、みなさんに想像していただきたいことがあります。

**・横断歩道で赤信号の時だけ、ミニパフォーマンスが始まる **

**・いつも乗っている電車内で生演奏が始まる **

**・街を歩けば音楽が聞こえてくる **

**・タクシーの車内は絶対音楽がかかってる… **

—そういう日常。 

なんだか、ワクワクしませんか?
実は、これは南米チリで見た景色です。

表現の世界が日常に溶け込んでいたんですよね。

いわゆる”日常”にも関わらず、通行人も、乗客も、タクシーの運転手も突然始まるパフォーマンスを楽しんでいて、多くの人がチップを渡していました。

みなさんの楽しそうで、生き生きとした顔を見て、表現や芸術には、人の心を軽くして生きやすくする力があると確信しました。

実際、初めての土地で不安だらけだった私に「もっと肩の力を抜いていいよ」と言ってくれているかのように私の心も軽くなりました。

そして、この生き生きとした感覚を日本で感じることができる芸術が「演劇」だと思ったのです。

しかし、「演劇」は日常とは程遠く、観に行かないと観られません。
では、わざわざ決まった時間に、その場に行かなければならない「演劇」にはどのような価値があるのでしょうか。
私自身、演劇を愛しつつもそんなことを考えていました。

そしてある日、演劇は役者さんのお芝居だけを観るものではなく、ダンス、劇場の空間、衣装、時には匂いなど様々なものから成り立ち、それを直接肌で感じられることが、決して手軽でも気軽でも無い劇場に足を運ぶ価値なのではないかと気づいたのです。

そしてその場では、いつも我々が抑えている喜怒哀楽を、役者、俳優たちが命を削って代わりに思いっきり舞台上から叫んでくれます。
私たちの心の中を叫んでくれるのです。

太鼓の音を近くで聞いた時みたいに心にドーンと響いてくる感覚。
そしてそれはきっと日々の喧騒や、どこまでも付き纏う日々から離れられる娯楽ではないかと。

この感覚を1人でも多くの人に感じで欲しい。
きっと何かが変わるはずだから。

これが、演劇を身近に。したい理由です。

そして、今、観に行かないと観られなかった演劇がネットで手軽に観られるようになってきました。
今、zoom演劇が熱いです。
劇場で見る感覚とは少し違って、演劇と映画がミックスされたような感じですがとても大きな表現の可能性を秘めているように感じられます。
話題になったzoom演劇2作品のリンクを貼らせていただきます。どちらともアーカイブですが、ぜひ次は生配信で見てみてください。

ダルい上司の打ち合わせ回避する方法考えた。【劇団ノーミーツ】
https://www.youtube.com/channel/UCT7hZww9WW94UmkxXjVMCLg

本公演#02「BestFriends.com」【劇団テレワーク】
https://youtu.be/jeLJ5VMY-D4

今後のzoom演劇の情報はTwitterで流していきます!

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