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2023年5月の読書記録(&読書記録その13)

 いつの間にか梅雨入りしましたね。noteの更新頻度が月イチになってきていますね。書こう書こうとしたネタも鮮度が徐々に落ちてきていることを実感しています(本屋大賞ネタはマジで早く書かないと)。


5月に読んだ本

  1. 『 Instagram超攻略術』やまてつ&のみや(D)

  2. 『令和その他レイワにおける健全な反逆に関する架空六法』新川帆立

  3. 『外資系マネージャーが教える端的な文章を書く技術』アキヤマ・ダイジロウ(D)

  4. 『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女』関口美奈子

  5. 『ジンジャーエールに似ている』木爾チレン

  6. 『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺超輝

  7. 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』ボブ・トビン(D)

  8. 『2度目の会話が続きません』野口敏

  9. 『「立方体が描けない子」の学力を伸ばす』宮口幸治

  10. 『世界一わかりやすいマーケティングの本』山下貴史(D)

今月の一冊:『外資系マネージャーが教える端的な文章を書く技術』アキヤマ・ダイジロウ

 外資系企業でマネージャーを務めた筆者がわかりやすい文章の書き方について書いている。シンプルに論理的にが基本だと述べている。

何故文章がわかりにくくなるのか

  1. 論理が破綻していて根拠がわかりにくい

  2. 構造が見えず、話の全体像がよくわからない

  3. 文章が長いうえに余計なことが入っていて冗長になっている

 以上が筆者の考える理由である。これらについて、文章を書くときに「シンプルなルール」を作って守ると端的な文章を書けるようになるとのこと。

作っておいたほうがいいルール

  1. わかりやすい構造を作る

  2. 一つの文章を短くする

  3. 接続詞を入れない&減らす

 わかりやすい構造を作るには、主張→根拠の順番で書く。まずは書きたいこと、伝えたいことの整理から始める。また、論理破綻を起こさないためにも、一つの文章を短くする。40~60字程度で一文とし、一文に複数の事柄と修飾語を入れない。
 そして、文章をコンパクトにするためにも「そして」「また」といった順接や並立・累加の類の接続語は入れない。これによって文章をコンパクトにできる。もっと言うと、論理が通っていれば接続詞は必要がない文章となる。ただし、「しかし」などの逆接の接続詞は必要に応じて入れないと伝わりにくくなる。

文章を書くときに

 箇条書きで書きたいことを整理→文章化→書いたらセルフチェックを習慣化する。その際に、以下の部分に意識を置くとよい。

  • 相手の問いに答えた主張になっているか

  • 事実と推測を区別

  • 共通認識を作っておくなどして暗黙の前提を明らかに

  • 定義が曖昧な言葉や難しい言葉を使わない

  • 文章の中での重複を削る

  • 要素を分解し、グルーピングや対比なども使い、概要→詳細の順番で説明

仕事の中でも感じられる部分

 作文の指導をしている中でも、伝えたいことが何なのか見えてこない文章を書く小学生が多い。限られた時間(正味15~20分)の中で400字を書かなければならないため、お題を出されてそこから書きたいことの整理をするだけでも大変なことではある。
 しかし、文章を読む練習と書く練習をバランス良く継続していけば、徐々にできるようになる。…のだが、それを指導できる人が少ないのが現状であると言える。
 小学5年生以下のお子さんをお持ちの方々にむけて言うと、指導者無しで読解力・文章力を上げるためにも、良い文章を見つけることと読み込むことを兼ねて読書習慣をつけること、そして本の要約と印象に残った部分の抜きだし、またはそれに対する自分の意見を記録する、といったことを生活の中に入れさせるべきであろう。

さいごに

 久しぶりになりました。今後繁忙期となるので更新頻度が低くなると思いますが、ご愛顧のほど何卒よろしくお願いします。

ではでわ

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