カナダのホームステイ。 知ってて良かったこと5選!はっきり思いを伝えることが大切。
こんにちは😊
先日、カナダに留学を予定している方とお電話をしました。これからの人生を豊かにしようと、頑張っている若い方とお話すると、とても感化されました。私まで一緒にワクワクしてしまいました☺️
その方とのお話の中で、ホームステイの話になりました。今回は、ホームステイをする上で、知ってて役に立ったことをまとめてみました。
「ホームステイ」「ホストファミリー」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「異文化に触れることができて、楽しいんじゃない?」
とプラスなイメージを持つ方もいれば、
「学生を利用するようなホストファミリーもいるんでしょ…」
とマイナスなイメージを持つ方もいると思います。
実際、とても親切なホストファミリーもいれば、お金目当てのビジネスライクなホストファミリーもいます。もちろん相性もあります。
今回は、私なりの感覚で「知っててよかったなぁ」と思ったことを書きました。「そんなこともう知ってる」という情報になるかもしれませんが、将来カナダに留学したい、ホームステイしたい、と言う方の参考になれば嬉しいです😊
※今回は久々の長文です!お時間を頂きます🙇♀️💦
知ってて役に立ったこと。
カナダでホームステイをするにあたり、知ってて役に立ったことは、こちら。
• シャワーは、流しっぱなしで使うこと。
10-15分程度。
• ハウスルールを初日に聞くこと。
• 気を遣わない、リクエストは遠慮せずに言うこと。
• ホストファミリーは変えても良いこと。
• なるべく自分の部屋にいないこと。
詳しく書いていきます。
1. シャワーは、流しっぱなしで使うこと。10-15分程度で。
基本的なことかもしれないですが、知ってて役に立ったことは「シャワーの使い方」です。
シャワーは流しっぱなしで使わないと、寒くて風邪をひいてしまいます。
その上、水を出したり止めたりしていると、シャワーの時間が長くなり、ホストファミリーからは「お水をたくさん使っている」と勘違いされることも…
少しもったいなく感じるかもしれませんが、シャワーは出しっぱなしで使うのがカナダ式です。(ちなみにオーストラリアも同じでした。)
シャワーのお湯で温まりながら、頭を洗い、顔を洗い。身体は洗ったそばからすぐに流す感じです。
ちなみに、日本で売られている体を洗うタオルは、こちらでは主流ではないです。loofah (ルーファ)という、丸いスポンジ(こんなやつです。↓) 、もしくは素手で洗うのが主流です。
日本人が多い地域では、体を洗うタオルは手に入るかもしれませんが、日本人が少ない地域に行く際は、使い慣れたものを持っていくのも良いかもしれませんね。
シャワーの時間は、ホストファミリーに聞くのがオススメです。「シャワーは大体何分ぐらい?」と聞くと、おおよその目安がわかります。
私の感覚では、10-15分程度。長くても20分くらいです。それ以上シャワーを浴び続けていると、のぼせます。笑
万が一、とても短い時間を言われた場合は、必殺技があります。「シャンプーをした後、流しながら顔と体を洗い、コンディショナーをして、全部洗い流して終了。」です。笑
しかし、「シャワーは5分以内で。」などというホストファミリーに当たってしまった場合は、変えた方が得策だと思います。
ホストファミリーは、良くも悪くもビジネスです。お金儲けにしか目がいかず、受け入れている学生に苦しい生活を迫るようなホストファミリーは、良いホストファミリーとは言えません。
2. ハウスルールを初日に聞くこと。
これも基本的なことかもしれませんが、初日にそれぞれの家庭でのルールを聞くことはとても役に立ちました。
ここで、ホストファミリーの雰囲気や、良し悪しを判断することができます。
きちんとしているホストファミリーは、あなたの安全をハウスルールにしてくれます。例えば、こんな感じです。
• 晩ごはんが要らない時は、必ず連絡を入れること。
(その際に、誰とどこにいるのかを確認してくれます。)
• 帰りが遅くなる時や、友達の家に泊まる時は、どこに誰といるかはきちんと知らせること。
高校生で留学をする場合は、友達の家などに泊まることは禁止されるかもしれません。しかし、大学生以上になると、成人とみなされ、「自分の行動は自分で責任を持ってね」と言われます。
ホストファミリーも、ホームステイ中はあたなを世話する責任があると感じています。万が一、あなたの身に危険な何かがあれば、ホストファミリーも責任を負う可能性もあります。
親ではないので、あなたの人間関係に口出しをしてくることは、よっぽどの事がないとあり得ません。
しかし、世の中には危ない人も存在します。あなたにきちんと責任を持った、良いホストファミリーなら、「あなたのお友達やボーイフレンドをディナーしようよ!」などと言って、紹介する場も作ってくれます。
万が一、危険なニオイを感じた場合は、注意を促してくれますが、それ以外のことは良い意味で無関心です。
私の場合、当時のボーイフレンドを紹介した後に、何度か彼の家に泊まりましたが、「ボーイフレンドのところにいるなら安心だわ。」と言われたことさえあります。笑 素直に居場所を伝えるのが最善だと思います。
ハウスルールを聞いた際に、とても細かいルールを沢山言ってくるホストファミリーだったり、( シャワーは5分以内で!や、夜10時以降は電気をつけるな!など。)、あまりにも安心安全の面でほったらかしなホストファミリーの場合は、すぐに変えることをオススメします。
3. 気を遣わないこと。 リクエストは遠慮せずに言うこと。
日本は察しの文化ですよね。空気を読んだり、相手の感情を察したり。カナダには残念ながらその文化が存在しません。
こちらが望んでいることを察してくれたり、何も言わなくても気持ちをわかってくれる、なんてことはごく稀です。
カナダでは、察しの文化がない分、はっきりとコミュニケーションを取ることが大切になります。
嫌なことは嫌と言う。
良いことは良いと言う。(素直に褒める。)
思っていること(リクエストなど) は素直に伝える。
また、カナダ人は良くも悪くも、日本人ほど他人の気持ちを気にしません。断られたり、嫌と言われても、「そうなのね。オッケー。」ぐらいで終わります。
ホストファミリーから何かをお願いされて、「嫌だな」と思ったら、無理に承諾するのではなく、素直に「できない」と伝えた方が良いと思います。意外と「残念だけどオッケー」など、軽めの返事で終わります。笑
逆に、何かして欲しいことがあったり、変えて欲しいことがある場合は、遠慮せずに伝えることで、良い関係を築くことができると思います。
私が聞いた話では、ホストファミリーに気を遣って、洗濯が出来なかったという学生がいました。「自由に洗濯してね!」と言われたそうですが、常に洗濯物が洗濯機と乾燥機に入っていたそうです…
こんな時は、はっきり言わないとカナダ人には伝わりません。「私が洗濯したいのを察してくれるだろう、そのうち洗濯物を動かしてくれるだろう」と考えるのは、危険です。
相手も悪気がある訳ではありません。「何かあれば言ってくれるだろう」と思っています。「大人なら、自分の気持ちは自分の言葉で伝える」と考えるのが、カナダ人の一般的な考え方です。
洗濯を我慢するのではなく、「洗濯したいから、物を出して欲しい。」と相手の行動までリクエストするのが最善だと思います。ちょっとぐらいわがままな気分で相手にリクエストするのが、丁度いいかもしれません。
4. ホストファミリーは変えても良いこと。
「どうしてもホストファミリーと合わない!」
「ホストファミリーはいい人だけど、地域が安全じゃない。」
そんな時は、ホストファミリーを変える、または寮やシェアハウスに引っ越す、など、我慢をせずに環境を変えるのが良いと思います。
ホストファミリーを変えることを躊躇する方、意外とたくさんいます。
「理由を聞かれたらどうしよう。」
「揉めたくない。」
「面倒を起こしたくない。」
「私さえ我慢すれば…」
ホストファミリーを変えることを、学校などにリクエストしたり、ホストファミリー本人に伝えると、「なんで?」と必ず理由は聞かれます。
ホストファミリーを変える際に使える言い訳が、こちら。
「いろんな家庭を体験してみたい!」です!笑
カナダは移民の国です。「カナダ人」と一言で言っても、白人、アジア人、黒人、など、いろんな方がいます。それぞれの家庭で、それぞれの文化があります。これは、ホストファミリーを変える理由に使えます!笑
私の友人は、これを理由に3ヶ月に一度、合計4回ほどホストファミリーを変えていました。笑 彼女は本当にいろんな家庭を見たかったのかもしれません。
せっかくのホームステイ体験を、我慢で過ごすのはとてももったいないと思います。お金を払ってステイしているので、最低限の生活と自由は保証されるべきです。
繰り返しになりますが、遠慮せずに、少しわがままになった気分で、リクエストをしてみるのが最善だと思います。それは決して悪いことではありません。
上記の理由を使うかどうかは、お任せします。笑
実際のところ、学校には素直な理由や不満を伝えて、ホストファミリーに改善を求める、もしくはホストファミリーを辞めてもらうのが、その後の後輩のことを思うと、1番なのかなぁと考えたりもします。
しかし、そこまでの余力がない、そもそも伝える英語力がない、という方もいらっしゃると思います。そんな時は、是非これを活用して、サ〜っとおさらばしてみて下さいね☺️
5. なるべく自分の部屋にいないこと。
最後に、私が「知ってて良かったなぁ」と1番感じたアドバイスをご紹介します。
「ホストファミリーと、どうすれば仲良くなれますか?」という質問の答えに、「なるべく自分の部屋にいないこと。」というものがありました。
留学を控えている方で、ホストファミリーとの関係を心配される方も多いですが、実際に家にいることを避ける、ホストファミリーを避けることは結構できます。
学校に行く、友達と遊ぶ、部屋で宿題をしたり日本の家族と電話をする…。 実際の生活では、意外とホストファミリーと過ごす時間は少ないんじゃないかなぁと感じます。
逆に、ホストファミリーと合う、合わないを感じている方は、きちんとホストファミリーとの時間を作っている証拠だと思います。
私は、「なるべく自分の部屋にいない」ことを心がけました。ホストファミリーが料理中の時はキッチンに行って、「何か手伝えることはない?」と料理に参加しました。
食後はリビングに移動して、一緒にテレビを見ました。ちょっとした買い物などにも、なるべく着いて行きました。
最初は正直、居心地が悪かったです。笑
会話も少ない、話すこともない、ソワソワする…
しかし、一緒にいる時間が増えれば増えるほど、その居心地の悪さは消えていきました。会話も増えていきました。
英語について聞かれ、「学校のリーディングについていけるか不安で…」と言うと、次の日には図書館から本を借りてきてくれ、「一緒に音読練習しよ!」と言ってくれました。(優しくて泣きそうになりました。笑)
ホストファミリーとの生活に慣れてくると、宿題もダイニングテーブルでしたりしていました。すると、ホストファミリーが手伝ってくれたりしました。(頭が下がりました。お礼をしました。)
誕生日を祝いあったり、一緒に買い物したり、冗談を言い合ったり。本当に楽しかったです!
私はこのアドバイスに従ってよかったなぁと心から思っています。今もホストファミリーとの関係を続けています。私の両親に紹介した時は、愛に包まれて何故かみんな泣きました。笑
私の両親は、「娘を大切に扱ってくれてありがとう。」という涙。
私のホストファミリーは、「こんな素敵な娘を(自分で言うな笑)カナダに送ってくれてありがとう。」という涙。
私は4人の表情から伝わる愛で涙。笑
私の旦那さんにも紹介しました☺️
コロナが治まれば、結婚式にも呼ぶ予定です👍
「自分の部屋にいない」ことを心がけて、ホストファミリーと一緒に過ごす時間を心がけること。彼らも人間ですので、次第にお人柄が見えて来ます。そうすると、あまり文化の違いなんて気になりませんでした。相手も感情を持った人なんだと感じることができました。
万が一、そこで「何かおかしい」と感じたり、お金目当てだと感じたり、合わなければ、その家庭を去ることが大切です。
まとめ。 英語力を少しつけてから留学すると良いかも。
今回はホームステイをするにあたり、知っててよかったことをまとめてみました😊
• シャワーは、流しっぱなしで使うこと。10-15分程度
• ハウスルールを初日に聞くこと。
• 気を遣わない、リクエストは遠慮せずに言うこと。
• ホストファミリーは変えても良いこと。
• なるべく自分の部屋にいないこと。
ホストファミリーと英語でコミュニケーションを取るには、ある程度の英語力が必要です。(中学校の英語で十分です。)
留学で英語を学ぶ手もありますが、英語に関しては日本で学べることもたくさんあります。基本的な英語、英会話は日本で学んでから留学することをオススメします。
そうすると、ホストファミリーと円滑なコミュニケーションを取れ、仲が深まりやすくなる気がします。
また、英語力をつけてから留学すると、カナダでしか学べない教育を受けることが出来ます。せっかくカナダに来たなら、カナダでしか学べないことを学びたいですよね。そのためにも、少し英語力をつけてから留学することを個人的にはオススメします😊
おまけ。 留学を通して、私は自分を大切にすることを学びました。
私は留学を通して、ホストファミリーとの関わりを通して、自分を大切にすることを学びました。
私のホストファミリーは、「自分を最優先にしなさい。他人のことを考えるのは、その次よ。」と教えてくれました。まさにカナダ人の考え方でした。
また、英語で曖昧な表現をすることは、難しかったです。さらに、気を遣って「どっちでもいい。」なんて言うと、困った顔をされることが多かったです。
「これがいい!」とはっきり自分の意見や想いを伝えることは、幼い頃の自分に戻った気分でした。笑
さらに、自分の想いをはっきり言って周りが喜んでくれるのは、とても新鮮でした。
留学当初は、生まれ変わった気分でした。
何をするにも、ホストファミリーから手取り足取り教えてもらいました。お店での注文の仕方、バスの乗り方、現金の数え方と使い方まで…。私は3歳児になった気分でした。笑
そんな生活を送っていると、「自分は元々こういう人間だったんだ。」という発見がありました。「幼い頃は、こんなに積極的だったんだな、自分。」など、自分に驚いたこともありました。
また、親元を離れることで成長することも出来ました。親がいて当たり前、親がしてくれて当たり前、と感じていたことが、当たり前ではないことに気付きました。
愛情があって、大切に育ててくれたから、私はここまで頑張れたんだと実感しました。親に感謝の気持ちを持って接することが出来たのは、この頃からだと思います。
自己成長を目指す方にとって、カナダはいい場所だと思います。良くも悪くも「自分の意見をハッキリ言う」ことが大切になります。そんな生活を送っていると、自然と自信が付いてきます。「私は自分でいていいんだ。」という自信です。
留学やカナダ生活、ホストファミリーとの生活を通して、自分らしい人生を、生きやすい人生を送る人が一人でも増えると嬉しいです。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました😊
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