英語多読レビュー:十五少年漂流記
Adrift in the Pacific
ジュール・ヴェルヌの小説『十五少年漂流記』
レベル:2 YL:2.2-2.8 総語数:5307語
同じSmart Readersから出版されているホームズシリーズとそこまでYLは違わないけど、聞いたこと無い単語が多めで、ページ数もあるので読むのが少し大変でした。
ジャンルが冒険&サバイバルものだから、日常的な内容が多い日本の初級者向け英語テキストでは出てこない単語が使われていたのかも。
同じく子供だけのサバイバルものである蠅の王と漂流教室は既読なので、十五少年漂流記の少年たちの理性と秩序がまぶしすぎました。
少年たちの黄金のモラル以外だと、無能なのに場を仕切ろうとする困った大人が居なかったこと、最初に食料の備蓄がしっかりあったこと、
サバイバル開始時点で死者や重傷者がおらず、士気が高い状態でスタートできたことが勝因な気がします。あと優秀な犬がいたこと。
この本では年少組がほとんど活躍してないんだけど、完全版だともう少しキャラが立つのでしょうか?
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音声-ボイス :☆☆☆☆ (登場人物達のセリフはナレーションと別の人)
音声-BGMと効果音:☆☆☆ (チャプター開始時のジングルが少しうるさい)
テキスト-読みやすさ:☆☆☆☆
テキスト-挿絵 :☆☆☆☆☆
作品-面白さ :☆☆☆☆ (子供たちがすごすぎる。ハッピーエンドで良かった)
シリーズ:Smart Readers
出版社:Happy House
著者:Jules Verne
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