temiyage その8~無職人の心~
又なりすましに出会ってしまった。新作は手に取らないと決めていたのに気になるタイトルと帯のせいで禁断の扉を開いてしまった。
今流行りの女性受けを狙ったおしゃれスタイル日記風味。
夫・夫とやたら夫を連呼してるからなんか匂うなと思いながら読み進めると
「こうして出会ったのが今の夫です」
まさかテンプレそのまま入れ込んでくるとは、解りやすい。ありがたい。
胡散くさ診断が速やかにできる。
匂い鑑定おばさんよろしくお願いします。くんくんくん、「BAD」
はい、毎度おなじみ綺麗に着飾っただけの量産型でしたー。
エッセイというからには実体験なんですよね。知らんけど。
感想ですか?「何十年もの記録」と豪語する割には薄っぺらい内容でしたわー。
大体今幸せに暮らしているならわざわざ世間に対して伝えたい事ないと思うけどな。
現状に満足してたら、もうなんでも許すって感じの恵比須顔で、世間に訴えたいと思うこともなくなるはずだけどな。
よき理解者の夫がいてハッピーなら、わざわざ苦しんできた、辛かったと思い出し書き起こすのめんどくさいと思うけどな。
なんか不自然で違和感あるんだよな。
顔出しして自分の生い立ち嘘偽りなく語れるんだろうか。
突撃インタビューされて具体的な所を突っ込まれるとあたふたする姿が目に浮かぶのだが、気のせいかな。
現実世界では統失は孤立しがち。周りと見えている世界が違うのか、現実で陰謀、集ストなどの話をすると構えられ、煙たがられる。誰も私の話を信じない。家人や友人、警察さえもだ。聞き流され、逆切れされ、時には哀れみの目で見られる。
私は今理不尽な目にあっており、訴えたい事があるからこうして文を書いているだけであって、もし私が安定した収入が得られ良き理解者がそばにいたののなら、もうこの症状・現象のことを世間に訴えることはなくなるだろう。
~無職人の心~
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