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(173)「仏さま」と「神さま」

願いごとをしない

家に「お仏壇」と「神棚」がある。

以前は「お仏壇」も「神棚」も同じような意識だった。なので、お仏壇に神さまがいるような気持ちになり「お願いごと」をしてしまっていた。

「パワースポット」と検索すれば、神社もお寺も一緒になってランクイン。1位〜10位も神社とお寺が混ぜ合わさっている。

当時の私は特に深い考えはなく、神社でもお寺でも手を合わせお願いごとをしていた。

今は「お願いごと」を一切しない。

「お仏壇」とは「浄土の世界」。
「仏さま」とは、この世を卒業して「浄土の世界」へ行かれたご先祖さま。「浄土の世界」は人間世界のような「物質的要求」や「エゴの世界」ではなく、全てを手放しなさい、という世界。

そこにどんなに
「努力・精進しますので、お助け頂けたら幸いです。」と毎日お願いしても「空(くう)の世界」では「そんなものは手放しなさい」となってしまう。

「お仏壇」や「お寺」は
・「ご先祖への供養」と、
・自分がこうして存在していることに対する「ご先祖さまへの感謝」を述べる場所。

また以前も書いたけれど、神社は
「私は〇〇を実現させるために、〇〇します!!」と、「神さま」に宣言するところ。


養老孟司先生の「死の壁」を読んでいてたとき、
「今の人は、八幡さまが戦いの神さまだということを知っている人はいないだろう。」と書いてあって慌てて調べた。「八幡さま」の源は「武士が祀りあげた神さま」だった。

7〜8年前、神主さんに参拝の仕方を学んだことがある。場所は日枝神社。
「必ず最初に、神さまのご発展を唱えること。」と言われた。神さまにこれ以上の発展があるのか?と不思議に思うけれど、神さまも褒め称えられるとお喜びになられるそうだ。

・・・・・・
昨日金王八幡宮に行き、初穂料として新札を入れて来ました。

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