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本当の優しさとは?
with news 先生に押しつけられた「思いやり」 障害がある同級生との秘密
「自分でできるよ」
上記の記事を読んで本当の優しさってなんなんだろうと思った。
つたないながらも自分でできることは手伝わなくてもいいとは思う。ただ、手伝ってあげることだって悪いことではないと思う。
それは、本人の困り具合で変化していくことである。援助が必要な人を見極める能力が必要になってくると思う。それには、相手をよく観察する必要がある。
人間は認知を省略したい生き物だ。考える手間ひまをなるべくショートカットしたい。
助けてもらう側と助けてあげる側とはっきりと一線を引いた方が余計なことを考えなくてもよいのかもしれない。
しかし、そこでは対等な関係は築けないかもしれない。友達として対等であったから、ただ手伝ってあげるだけではなく、できるまで待って見極めることができたのが本記事の女性(32歳)なのだろう。
そうなると誤解をしたままの先生が気になる。この先生は大人ならではの頭の固い考えで子どもたちを見ていて、柔軟さにかける対応をしてしまった。先生も障がいがある同級生の子の親から困ったときはよろしくお願いしますと念を押されていたのかもしれない。援助が必要な子どもだと頭から決めつけてしまったのだろう。
先生もよかれと思って行動している。先生は毎日の業務が忙しく、子どもたちの複雑なやりとりにまで気が回らなかったのかもしれない。
それか、この先生もまだ未熟でベテランになれば余裕も出てきて子どもたちの気持ちに寄り添える先生になるのかもしれない。
私がこの児童の先生ならば、自分の見識の小ささに恥じ入ってしまうだろう。子どもたちの心のひだを丁寧にすくいとるような行為に気づかずにいることは大変不名誉なことではないだろうか。
子どもたちはどうやら先生の誤解を解く行動はしていないらしい。話しても無駄だと思われたのだろうか。
大人は子どもたちの話をよく聴いてあげることが必要だなとも感じた。子どもたちのみずみずしい感性で培われた行動の行く末を見届けることが重要だ。
大人にだって成長するチャンスを与えてほしい。先生だって人間なので失敗をするだろう。しかし、子どもたちがどう思っていたか理解したとき、大人だって成長するだろう。
本当の優しさには根気が必要なのかもしれない。大人になってしまった私はこの先生だけを一方的に責めることができないでいる。
私もなにかと生き急いで、表面的なことでものごとを判断している可能性は大いにある。
子どもたちの「思いやり」ゆえの行動を理解できる大人になりたい。
「思いやり」のある子どもたちを育てるためにも、ものごとの裏表すべて見て、判断できる大人になりたい、そう思った。
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