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【完全攻略】採用関係者以外は絶対知らない転職支援サービスの裏側③転職エージェント

こんにちは。れっしー🦘(@ressy_career)です🍀

今回のnoteはシリーズ化でお届けする
【完全攻略】採用関係者以外は絶対知らない転職支援サービスの裏側
第三弾!!

これまでに
採用コンサル、人材紹介、IT人事の経験から
・100社以上の採用支援
・1,500人以上の求職者と面談
・自社で250人以上の採用実績
を持つ私が人材サービスの裏側をバシバシ切っていきます!

下記URLでX(Twitter)にて発信していますので、
まだご覧いただけていない方は一度お越しください😊
https://twitter.com/ressy_career

どんな人間か興味を持っていただけましたら
自己紹介noteもご覧くださいね😁🍀

第一弾、第二弾をまだ読んでない方はコチラ👇👇👇



1.はじめに(再掲)


大事なことなので繰り返しお伝えしていますが、
もう第一弾、第二弾で読んだ方は読み飛ばしてくださいね!

1)ビジネスモデルを知る重要性

転職サービスに限らず、必ず意識してほしいのはビジネスモデル。
お金
💰の流れです。
誰がお金を出して、誰が得する流れになっているのか。

営利目的のサービスは必ず誰かが得するために情報が操作されています。

転職支援サービスは基本的に利用者が無料で使えることが多いですが、
無料で使えるということはすべて旨い話なわけがない!
と思って使った方が無難です。

この記事も無料で有益な情報を届けていますが、
いつかは有料になってしまうかも…

現時点では私の信頼度を上げるために無料としておりますので、
今のうちに有益な情報を仕入れてくださいね
😆



今回は人材紹介エージェント編

なお、世の中にある主な転職支援サービスは次の6つ。

1.ハローワーク(公共職業安定所)
2.転職サイト
3.転職エージェント
4.転職スカウト
5.リファラル
6.口コミサイト

ひとつひとつ丁寧にお伝えしていきますので
今のうちに私のnoteをフォローしておいてください!

2)本記事を読んでいただきたい方

次に当てはまる方は、しっかりと記事を読んでください。
必ずあなたの役に立つ情報です。

  • 初めての転職活動を考えている方

  • 20代~30代前半の方

  • 転職について何から調べたらいいかわからない方

  • 転職に失敗したことがある方

  • 年収が400~700万円の方

  • 人材業界について知りたい方

転職活動に不安はつきものです。
まずは行動すべき!と言われても、情報がなければなかなか動けない方も多いはず。
(僕がそうなんでよくわかります)

このシリーズを全部読んでいただければ大まかに転職サービスのことが網羅できますので、転職の第一歩としてスタートラインに立てたと思って大丈夫です。

逆にこれを知らずに転職している人は大丈夫なのかと心配になる内容ばかり😨
しっかり読み込んで、不明点があればコメントくださいね!

さて、それでは本編に入っていきましょう。


2.転職エージェントの利用価値とは?

結論から言います。

「転職エージェントは使い倒すべし!
 しかしエージェント経由で応募するかどうかは一旦ストップ」

理由は2つ。

「自分が本当に希望する会社以外を紹介される可能性があるから」
「合格率や年収を高めるためには別の応募方法の方がいいから」

なぜそうなるのか、またビジネスモデルで紐解いていきましょう。

人材紹介会社は
・求職者は無料で転職に関する支援サービスを受けることが出来る
・利用企業は転職エージェント経由で採用した場合、契約に応じて成功報酬を支払う

というサービスです。

登録するとエージェントのキャリアドバイザー(CA)から連絡があります。
希望条件のアンケートに回答したり、面談を介して求職者の希望を確認し、求職者に合った求人を紹介するという流れです。

求職者は転職相談に始まり、非公開求人の閲覧、履歴書・職務経歴書の添削や面接等の選考対策、応募や面接日程調整などの代行と、非常に幅広いサービスを受けられます。

本当にこのサービスが重宝するのですが、すべて無料なんですよね。

これだけリッチなサービスを受けられるわけですから、代わりに企業が支払う成功報酬はそれなりの額になります。

一般的には想定年収の35%が相場です。

想定年収の計算方法は細かいことを省くと下記の通り。

想定年収=月給(基本給+毎月支給される諸手当)×12ヶ月+賞与(基本給×年間の平均支給月数)

例えば基本給25万円+家族手当2万円、賞与が年間4ヶ月分の場合、
想定年収=(25万円+2万円)×12ヶ月+(25万円×4ヶ月)
    =424万円

手数料率35%をかけて、成功報酬は148万4,000円となります。

採用する方の年収によって異なりますが、
人材紹介で採用すると一人当たり150~200万円の費用が掛かります。

ここまでは基本的なビジネスモデルの理解です。

さて、お金のことが出てくると、、、
わかりますよね。

そこには関係者の汚い思惑が入ってきます。

では各関係者の観点で見てみましょう。


1)利用企業の視点

2023年8月時点の転職求人倍率レポート

上記はdodaが発表している求人倍率のグラフ。
応募者一人当たりにいくつ求人があるかという数値を表しています。

2020年以降、ものすごい伸び率になっているのがわかりますね。
業界別に見てみましょう。

全業界で上がっていますが、特に「IT・通信」「コンサルティング」「人材サービス」の業界では倍率が6を超えてかなりの獲得競争が起きていることがわかります。

これだけ求人倍率が高くなると、
企業は何とか応募してもらえるように手を変え品を変えアピールします。
その矛先は、実はCAになるんですね。

人材紹介の仕組み上、求職者がマイページから自ら会社を選んで応募することもできますが、転職活動に慣れていない求職者にとってCAから紹介される求人は魅力的で、応募に至る可能性が高めだからです。

では利用企業はどのようにしてCAに紹介してもらうための施策を打つのか。

例えば、CA向け会社説明会。
会社の魅力や働き方の詳細を伝えて、求職者に直接伝えてもらおうということです。
しかしCAは求職者との面談に忙しく、たくさんの企業から上記の要望があるのですべての企業は相手にしていられません。

相手にしてもらえるのはたまにしか募集を出さない、または誰もが名前を知っているような優良企業のみ。
CAも優良企業なら応募獲得も入社承諾も得やすいので、ここはWin-Winなわけですね。

困ったのは相手にされない中小企業や不人気企業です。

何とかして紹介してほしいけど、CAは振り向いてくれない。。。
どうすれば当社を紹介してくれるのか…


そう、お金です。

エージェントは営利目的ですからお金ちらつかせたら頑張ります。


どのようにお金を上げるかいうと、紹介料率UP

ある一定期間、企業がキャンペーンと称して
70%とか下手すると100%の期間があったりします。

70%なら1名成約でいつもの2倍(300~400万円)、
100%なら約3倍(500~600万円)の費用がかかりますが、
それでも企業は採用したいんですよね。

ここからは会社ごとのビジネスモデルだけではなく、
より詳細にエージェントの内部でどんな思惑が渦巻いているのか
明らかにしていきましょう。


2)転職エージェントの視点

紹介料UPの話をしましたが、
会社としては儲かると嬉しいのは当然として、
実際に求職者に相対するCAはどうなったら嬉しいのか考えてみましょう。

CAには毎月の営業ノルマがあります。
ノルマの数値目標は大きく分けて2パターン。
1.成約件数
2.売上(紹介手数料)

私が実際に人材紹介エージェントに聞く限り、
一部の大手を除くほとんどのエージェントが売上をノルマにしています。
ちなみに、私が以前在籍した紹介会社も売上がノルマでした。

月々のノルマって本当につらいんです😭


CAがどうなったら嬉しいのかという話題に戻ります。
成約件数がノルマの場合、求職者がどこに就職しようと実績1は1なので、
売上に左右されることなく、求職者が望む会社に支援することが出来ます。


紹介手数料がノルマの場合はどうでしょうか?

もう、お分かりですよね。

CAは目の前にお金をぶら下げられたらそっちに走るんです。

例えば月間ノルマが1,000万円だったとしましょう。
仮に料率35%、1人200万円の紹介料だとしたら5人の成約が必要です。

それが紹介料UPの企業だとどうでしょう?
料率70%であれば400万円/人、
料率100%であれば571万円/人。
なんと2人の成約でおつりが来ます。

月間ノルマは会社によって違うと思いますが、
そのプレッシャーはどの会社でもかなり厳しいものです。

紹介料UPキャンペーンしてくれる会社に成約すれば
めちゃくちゃ数字達成が楽になる!!

これは僕自身がCAしてた時に実感しました。

特に次のような場合、お金のことが頭にちらつきます。

  • ノルマ達成するにはあと一人の成約では金額が足りない…

  • ここのところノルマ未達が続いているから何とか達成したい…

  • ライバルのCAに勝つためには成約金額がもうちょっとだけ足りない…


あえて考えてみて欲しいのですが、
仮にあなたがCAだったとして、
求職者のことを本当に考えて紹介できると思いますか?


余談ですが、採用担当として求職者の方とお話ししていて、自己応募で当社の選考に進んだ方とお話ししているとエージェントに不信感があり利用しなくなったという話を実際、何度か聞いたことがあります。

具体的には、
・最初はCAが勧めて来たA社の選考に進んでいたのに、途中から他のB社を推してきた
・自分はA社がいいと思っていたが、最終的にはA社をやめるように促してB社をゴリ押ししてきた

という話をされていました。

このような場合考えられる理由は2つ
・B社が紹介手数料UPキャンペーンを出してきたので誘導したい
・A社の採用枠が少なく、他の求職者と争っている状態なので別会社に分散させて両方成約したい

どちらにしてもCAが自身のことしか考えていないパターンですよね。


ここで改めてきちんとお伝えしたいのは、全ての人材紹介会社、CAが上記のような思考とは言いません。
ちゃんと求職者のことを第一に考えてくれる方がいることは事実
です。

ただ私がCAをやっていたころ、事実として自分を含む周りのCAはノルマの数字に引っ張られていましたし、上司からの圧力もかなりありました。
自分が本当に求職者のために紹介ができないと感じたことも、人材紹介会社を辞めた理由の一つです。

3)求職者の視点

いろいろ人材紹介に関するネガティブなことを書きましたが、
改めてお伝えすると人材紹介サービスは求職者にとって非常に有益です!

冒頭に記載したように、
求職者は転職相談に始まり、非公開求人の閲覧、履歴書・職務経歴書の添削や面接等の選考対策、応募や面接日程調整などの代行と、非常に幅広いサービスを【無料】で受けられます。

このサービスをうまく利用しない手はありません

特に初めての転職活動をする方の場合、
履歴書・職務経歴書のフォーマットをもらい、添削をしてもらうだけでもかなりの価値があります。

面接対策も客観的な目で自分の癖や特徴を見てもらえるのでめちゃくちゃ助かります。

ただし、気を付けて欲しいのはCAは人事でも面接官でもありません
本当のことはわからないのに、適当なことを言うことも多々あるということです。

サービスは使い倒すべきだが、信じすぎないこと。
これが鉄則。


ではどうやって人材紹介会社、またCAとうまく付き合っていくか
これについてはまた別の記事で書こうかと思います。

この時点でお伝えできるのは
最後の最後はちゃんとした経験がある、信頼できる人に相談するのが確実です。

採用コンサル、人材紹介、人事のすべての経験をしてきた私が
無料相談に乗りますので公式LINEのお友達追加してくださいね。


3.最後に

ここまで長文を読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました。
でも一つ忘れていませんか?

冒頭にこうお伝えしました。


結論から言います。

転職エージェントは使い倒すべし!しかしエージェント経由で応募するかどうかは一旦ストップ

理由は2つ。

自分が本当に希望する会社以外を紹介される可能性があるから
合格率や年収を高めるためには別の応募方法の方がいいから



そう、2つめの理由が語れていませんね

長くなったのでこの記事で語るのは控えますが、
頭の回転が速い人なら合格率を高める理由はもうお分かりになるでしょう
ヒントはお金です。

合格率を高め、年収を高める方法はまた別のnoteで掲載予定です。

ぜひ楽しみに待っていてください。

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次は最近増えてきているダイレクトリクルーティングについて語ります。

それではまた別の記事で。

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