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送迎しやすい家

娘は平日、児童発達支援事業所に通っています。送迎サービスは今は利用していませんが、就学後は放課後等デイサービスの送迎サービスを利用することを想定しています。

私が勤務する事業所でも送迎サービスはありますが、送迎に同行したり、送迎に行ったスタッフの話を聞いたりしていると、道が狭くて大きな福祉車両で家の前まで入るのがかなり難しかったり、そもそも家まで行けないから手前で待ち合わせることになっていたり、一筋縄ではいかないような家が多い印象です。

送迎はその日の状況次第で、利用者1人だけが乗ることもあれば、2〜3人乗り合わせで行うこともまあまああります。当然、利用者の状態や交通渋滞などで予定時刻通りに着くとは限らず、家の前まで行けないとなると、利用者や家族が家から少し離れた外で待機する必要が出てきます。暑い日や寒い日、雨の時もあったりして大変です。乗り合わせの場合だと、最初に乗った人は長い時間乗っていることにもなります。

自分たちによる娘の送迎、外出や帰宅のしやすさを考えた時にもですが、送迎サービスによる送迎を想定した時にも、送迎しやすい家にしておきたいと思いました。

そのため、家の周辺道路が一方通行などではなく、道路の幅も狭すぎない、行きやすい場所か、ということが土地選びの外せない条件でした。というか、大抵の人はできればそういう土地がいいと思うとは思いますが。また、交通量の多い大通りに面していると出入りのしにくさがあると思ったので、そういう場所ではないことも希望でした。

結果的にわが家が選んだ土地は、大通りに面しておらず、前面道路が、住民のみが使う通り抜けできない道路で離合できる幅があります。多少駐車スペースからはみ出して停車させていたり、時間がかかっても、あまり迷惑をかけることはないので、その点もよかったと思います。駐車スペースは、普通車3台が横列でゆとりをもって停められる広さを確保して、大きな福祉車両も入れるようにしました。コンクリートで、バギーでの通行を考えて、目地は凹凸の少ないプラスチック目地にしました。1台分ですが、家の軒と重なるようにカーポートを設置したので、雨の日も娘が濡れることなく出入りできます。

毎日必ず車を利用して出入りすることになるので、それがストレスなくスムーズに行えることは重要なことだと思いますが、特に障害児のための家づくりにおいては重要で優先度の高いことだと思います。

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