怖がらなくていいんだよ

誤解されてるなぁ。

つらそうだったから声をかけたし、
「あなたのこと気にかけてるよ」という
気持ちだけでも伝われば良いなと思って
メッセージを送ったのだけど

私が人にされて嬉しいことと
人が私にされて嬉しいことが
違うのはわかっているけど、

私が心地よい距離感は
人によっては遠すぎるらしい。

なんでだろうなぁ、
なんでだろう。
誤解されてるなぁ。

この地球上ではだれもがだれかを
ちょっとずつ誤解したり、
されたりしながら
生きているのかもしれない。

それは気が遠くなるほどさびしいことだけど、
だからこそうまくいく場合もある。

『カラフル』
森　絵都

「じゃあ私は他人のことを誤解せず付き合えてる？」

うーん
それは返答に困るかも…

人は合わせ鏡とはよく言ったもので
昔は他人のことを非難しそうな時は
我が身を振り返るサインなのだと思っていた。

振り返ることで
他人のこと言えたものじゃないな、とか
相手はこうして欲しかったのかもしれない、と
冷静になれたし寛容になれた。

だけど人間にも色々な種類がいるので。

自分を振り返り相手を思いやったその隙間を
チャンスとばかりに忍び込んできて
食い潰そうとする人間が
この世には本当に存在することを知り、
色々と馬鹿馬鹿しくなったんだよなぁ。

それなりの経緯や出来事があり
今に至ることはわかったけど、
だからと言って別に私が
いつまでもやさぐれてる必要はないのだよ。

誤解されてるのは私じゃなくて
相手のほうかもしれないよ？

もっと他人の良い部分を信じていいんだよ。
怖がらなくていいんだよ。