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英語を探せ#18-米国ボーイスカウトの目指すもの

 常識や行動を、違った観点で見直すような英語を探しています。ガールスカウトについては調べたので、ボーイスカウトの使命と価値観はどうかと思い調べました。米国サイト出典は以下です。
https://www.scouting.org 
https://www.girlscouts.org 
 まずボーイスカウトとは言わないのです。スカウトといいます。さらにHPの写真(上)ガールスカウトとエライ違います。ボーイスカウトのHPの写真は大自然での冒険、発見、強さを前面に出しています。一方、アイオワ州ガールスカウトのHPの写真は、アイオワ州のものだからかもしれませんが、友人を作るとか、仲良くするという印象です。さらにクッキーでの募金活動を全面にだしています。
以下も参考に。
英語を探せ#7-ガールスカウトのクッキーと夢築く人https://note.com/clever_crocus864/n/n76d3afff911c
英語を探せ#8-ガールスカウトで学ぶスキルhttps://note.com/clever_crocus864/n/nc59c6d55ab2b
 ガールスカウトは価値観や使命も女子を"independent"にしたいというのが根底にあるようです。でも私の知る米国の女性は十分"independent"になっているのですが。なおボーイスカウトには少女も入れるようです!でもガールスカウトには少年は入れないようです。はっきりとは書いてはいませんが。
 なおボーイスカウトは1910年創設で、ガールスカウトは1912年創設ですから、時代背景がそれほど違っていたわけではないようです。

米国ボーイスカウトのmissionは
“to prepare young people to make ethical and moral choices over their lifetimes by instilling in them the values of the Scout Oath and Law.” 「スカウトの宣誓と法律の価値観を若者に教え込むことで、若者が生涯にわたり倫理的および道徳的な選択を行えるように準備する」。倫理と道徳は若干違うようです。Britanicaによると道徳は個人的な規範で、倫理はそのコミュニティやその社会での善悪の基準だそうです。
その価値観(Law)は
trustworthy, loyal, helpful, friendly, courteous, kind, obedient, cheerful, thrifty, brave, clean, and reverent.”「信頼でき、忠実で、役立とうとする、友好的で、礼儀正しく、親切で、従順で、陽気で、質素で、勇敢で、清潔で、敬虔な」、もう優秀な米国男子のあるべき姿全部を表現したようなものです。"helpful"と"kind"はどちらも「親切」と訳されます。helpfulを「役立とうとする」としてみました。
 その誓いは、”On my honor I will do my best to do my duty to God and my country and to obey the Scout Law; to help other people at all times; to keep myself physically strong, mentally awake, and morally straight.” 「名誉にかけて、私は神と祖国に対する義務を果たし、スカウト法を遵守するために最善を尽くします。 それは常に他の人を助けること、自分を肉体的に強くし、精神的に成熟し、道徳的にまっすぐに保ちます」。mentally awakeは精神的に覚醒ではなく「成熟」としました。
 崇高な誓いや価値観で、上流や上中流階級の男子の初等教育の一環という感があります。ガールスカウトはもっと庶民的です。エライ違うのにびっくりしました。

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