見出し画像

英語を探せ#1-ビールで社会事業起業

 日本人としての常識や行動を、違った観点で見直すような英語を探しています。まずは最近感心したいい話から。
 米国ミネソタ州ミネアポリス市にFinnegan というビール会社があります。創業オーナーJacquie Berglundは、「CEO兼やんちゃな社会事業起業家」”Rambunctious Social Entrepreneur”と自称しています。"Rambunctious"は乱暴なとか無茶なとか、あんまりいい意味ではないですが。
 彼女は2000年に1ドルでアイリッシュ・ビールのレシピを買いとり、世界で初めての利益全部を慈善事業につぎ込むビール会社を作りました。初めは米国国税局が信用しなかったそうです。
 2010年に米国のローカル新聞に、彼女の挑戦に関する記事が載ったのを覚えています。その時は、展望や使命は素晴らしいが、ビジネスは甘くないだろう、と心配してました。あれから10年以上、彼女の大志は、どうなるのかずっと気になっていました。
 裏覚えを頼りに彼女の団体のホームページにたどり着きました。なんと事業はすごく成功発展していました。儲けたお金で食料を買い、必要な人に食料を寄付する活動をしているそうです。頭が下がりました。Jacquieは“give-back business model "「地元へ還元しながら成長するビジネスモデル」を考えていたようです。
 “Berglund has generated over a million dollars in impact through FINNEGANS profits, partnerships and successful events, while raising significant awareness about local hunger issues.“ 「ベルグルンド社長は、地元の貧困による飢え問題に対する大きな意識を高めながら、ビール会社フィネガンズの利益、パートナーシップ、イベントの成功を通じて、100万ドル以上の影響を生み出してきました」。 そんなことができるんだとも思いました。彼女に会ったこともないのですが、感心しました。団体や会社の大志ともいうべき展望や価値観が大切だと思うようになりました。写真は以下の会社HPです。
https://finnegans.org/about-us/
 

この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?