カナダ利下げ確率80%!? 罠かチャンスか? 政策金利徹底分析でエントリーポイントを探る 24/6/2
Yan氏で~す。
インパクト!!!
今日は、週末の雑談用記事の下書きを先にしていたのですが、
時間がかかってしまい苦戦していました
カナダネタはあるのですぐにでもまとめるつもりでしたが、ここでも思わず苦戦しています。今回カナダ利下げの目論見は上手くいのでしょうか?
本文です
今週は指標が多い。
最大は金曜日の米国雇用統計になるのは間違いないです
めんどくさいですが
私個人の見解ですが今週の注目指標です
要人発言以外です
6/3 月
08:00 AUD PMI
09:30 JPY PMI
10:30 AUD 求人広告
10:45 CNY PMI
16:50 フランス PMI
16:55 ドイツ PMI
17:00 EUR PMI
17:30 GBP PMI
22:45 USD 製造業指数 注目ですね
23:00 USD ISM
6/4 火
10:30 AUD 小売りとか
12:35 JPY 国債
15:30 CHF CPI これ意外とやばいやつ
16:55 ドイツ 失業率
21:00 NZD 牛乳
23:00 USD JOLTとか
6/5 水
07:45 NZD 貿易関連
08:00 AUD 建築系
09:30 JPY PMI(日経)
10:30 AUD GDP(下がると言われています)
10:45 CNY PMI(在伸)
16:15~16:55 イタリアとかドイツの指標多し
17:00 EUR PMI(サービス)
17:30 GBP PMI(総合とサービス)
21:15 USD ADP(一応ですね)
22:45 USD 総合PMIとか
22:45 CAD 政策金利発表(重要です)
23:00 USD ISM(サービス)
23:30 カナダ会見
6/6 木
10:00 NZD 消費価格
10:30 AUD 建築、輸出とか
14:45 CHF 失業率
17:30 GBP 建設業購買
18:00 EUR 雇用
21:15 EUR 政策金利
21:30 USD 失業率とか多し
21:30 CAD 貿易収支
21:45 EUR 会見
6/7 金
07:45 NZD 売上
15:00 GBP 住宅価格ハリフォックス
15:00 ドイツ 鉱工業
15:45 フランス 輸出とか
18:00 GBP 住宅ローン
18:00 EUR GDP
21:30 USD 雇用統計とか
21:30 CAD 雇用統計
多いなー
なんで珍しくここまで書いたかというと
CADの政策金利が利下げすると私も考えているのですが、
相対する通貨を探しているからです。
いまのところ、NZDが第一候補です。
6月4日のスイスのCPI次第ではスイスも候補に考えています
後はチャート形状では、GBPとUSDになり
悩んでいるので気になる指標は書いてみました。
突然の大不況とか、世界的事件が起こるなら
キャリートレードで、迷わずJPYにしますが(笑)
ではなぜCAD政策金利でのエントリーを考えているかと言いますと
一応流れですが
前回の政策金利後のカナダの星2以上の指標ですが
まずは4月10日は据え置きでした
そのご4月ですが
微妙に悪化とか予想から低下が目立ちます
これでは利下げって流れか?
一転して5月ですが20日までは好調です
とは言っても目立つのは雇用者です。9万人とのことです
ここから個別記事に注目していきます
雇用者
ロイター 5/13
記事の中では人口増からくるもので想定ないのようなことが書かれています
続いて 5/21 CPIですが伸びが低いと評価されています
ロイター 5/22
カナダ中銀総裁のマックレムさんはコアが重要って言っているのですが、4か月連続で低下
これをどう考えるかですが、報道では、6月利下げって騒いでいます
このCPIですが、yahooファイナンス(米)が詳しく書いています
5/21
つまり先月の発言を重視しているように受け止めました
私の記憶では
マックレムさんが
金利引き下げは、インフレ率が2%目標に向かう軌道に乗ったことが確認できてから行われる。
といっていた記憶があります
前回は自分でまとめていたのでこちらを参考にしてください
軌道に乗ったかはまだわからないような気がしますが(汗)
次の指標ですが
5/23 新築住宅価格指数 増加です
前回は0.0% 今回は 0.2
これ記事にしているところがないので自分で調べようとしたのですが、元データのリンクがないので諦めました
5/24 小売り
ロイター 5/27
記事の書き方が利下げありきになっているのが気になります
24日の発表で27日ってのは週末ですが、なんか扱いも雑に感じますね(笑)
5/28 原材料
これは上振れです。なぜか重要しされていません
カナダ統計局 5/28
自分で調べた方が早いのでまとめます
工業製品価格指数(IPPI)と原材料価格指数(RMPI)の分析結果
2024年4月のIPPIとRMPIは、前月と前年比で上昇しました。
主なポイント
IPPI:
4月は前月比1.5%上昇し、2023年3月の0.9%上昇から加速しています。
一次非鉄金属製品は8.3%上昇し、2022年3月以来最大の月間上昇となりました。
エネルギーおよび石油製品は2.5%上昇し、3か月連続上昇となりました。
パルプおよび紙製品は4.0%上昇し、2か月連続上昇となりました。
化学薬品および化学製品は1.3%上昇し、4か月連続上昇となりました。
木材およびその他の木材製品は1.3%下落し、5か月連続上昇から反転しました。
前年比では1.4%上昇し、6か月連続の低下が止まりました。
RMPI:
4月は前月比5.5%上昇し、2022年3月以来最大の月間上昇となりました。
原油エネルギー製品は5.8%上昇し、従来の原油が6.2%上昇しました。
金属鉱石、精鉱、スクラップは7.7%上昇し、金、銀、プラチナグループの金属鉱石と精鉱が10.3%上昇しました。
動物および動物製品は5.0%上昇し、牛および子牛が5.2%上昇、豚が6.1%上昇しました。
前年比では3.1%上昇し、3月の0.4%上昇から拡大しました。
これらのこのレポート結果から、以下のことがわかります。
世界経済は回復しており、それが工業製品と原材料の価格上昇に反映されています。
特にエネルギー、金属、農産物の価格が上昇しています。
この上昇は、供給の逼迫、地政学的リスク、季節的な需要の増加など、様々な要因によるものです。
今後の価格動向は、これらの要因がどのように変化していくかによって左右されます。
以下は、今後注目すべき点です。
中国経済の成長: 中国は世界最大の工業製品と原材料の消費国であり、その経済成長が価格に大きな影響を与える可能性があります。
地政学的リスク: 中東での紛争など、地政学的リスクは供給の混乱を引き起こし、価格を押し上げる可能性があります。
天候: 異常気象は農作物の収穫量に影響を与え、食料価格を押し上げる可能性があります。
金利: 金利が上昇すると、投資家は工業製品や原材料よりも安全資産に資金を振り替える可能性があり、価格を押し下げる可能性があります。
これらの要因を総合的に考慮すると、今後数ヶ月の間に工業製品と原材料の価格は引き続き変動が予想されます。
投資家は、これらの価格変動リスクを認識し、慎重に投資判断を行う必要があります。
長々まとめましたが、要はバンピーだという内容です
私が考えるに先日のアメリカベージュブックでの一時的な好景気で引っ張られたのではないかと、分析途中での中国の可能性もあるのではないかと
外需要因な気がします
5/30 貿易収支
前月より悪化です
5/31 GDPです
ロイター 6/1
この流れで、最後にこれですね
GDPが予想より低いて、まるで、利下げするために用意されたシナリオにしか見えないです
しかしこのGDPが曲者だったのです
内容ですが前回は0.1%で予想が2.2%って期待しすぎではないかと
1.7%増は悪くはないのではないかと思うのですがね
私より頭のいい人たちが考えたシナリオなのでしょうね
実際に見てください悪い内容ではないです
カナダ統計局 5/31
要約です
ここから
カナダGDP速報:第1四半期は0.4%成長、サービス支出と企業投資が牽引
概要
カナダ経済は2024年第1四半期に0.4%成長し、サービス支出と企業投資が牽引しました。
家計のサービス支出は、通信、家賃、航空輸送などのサービスへの支出増加により0.7%増加しました。
企業設備投資は、石油・ガス部門におけるエンジニアリング構造物への支出増加により0.8%増加しました。
住宅投資は、中古住宅販売の増加により0.3%小幅増加しました。
企業の在庫投資は、小売自動車部門の減速により広範に減速しました。
従業員報酬は1.5%増加し、教育サービス部門の賃金上昇が牽引しました。
家計貯蓄率は2022年初頭以来の高水準に達しました。
企業収益は4.9%減少しました。
詳細
家計支出: 家計最終消費支出は、サービス支出の増加により0.1%増加しました。一人当たりサービス支出は0.5%増加しましたが、一人当たり物品支出は10四半期連続で減少しました。
貿易: 輸出は0.5%増加し、未加工の金、銀、プラチナ族金属の輸出増加が貢献しました。輸入は0.4%小幅増加し、衣料品、履物、繊維製品の輸入増加が牽引しました。交易条件は1.2%低下しました。
投資: 企業設備投資は1.6%増加し、機械設備への投資増加が貢献しました。住宅投資は再販活動の増加により0.3%小幅増加しました。企業の在庫投資は308億ドル増加しましたが、前四半期よりもペースは鈍化しました。
労働市場: 従業員報酬は1.5%増加し、サービス生産産業の賃金上昇が牽引しました。家計貯蓄率は6.9%に達し、2022年初頭以来の高水準となりました。
企業収益: 企業収益は4.9%減少しました。非金融企業の粗利益の減少は、石油・ガス部門の収益減少が要因です。
今後の展望
カナダ経済は回復を続けていますが、世界経済の不確実性や金利上昇などのリスクに直面しています。
以下の点に注目
世界経済の成長
金利
地政学的リスク
住宅市場
企業投資
これらの要因は、今後のカナダ経済の成長に影響を与える可能性があります。
ここまで
おそらく、企業収益と世界的利下げ路線が根底にあるのでしょう
この時の
チャートの動きですが 21:30では一旦弱くなりますが
その後ロンフィク前から盛り返しています
そうですカナダは強くなっているのですね
これはYEN蔵さんも言っていたバークレイレポートからの影響かもしれないです。
GDPは悪くない結果に思えるのですが、
期待した内容ではなかったという結果です
戻したのは特殊月末要因ではないかと。利確した海外資金を本国に送金ですね
となるとカナダ利下げ期待から売られた後に、実需で買われたことになります
これって罠ではないかと思うくらいチャンスに見えるのですが
ただね。今週強かったNZDCADとCADCHFのチャートを見ると
反発しそうに見える
エントリーするなら当日ですが、果たして押し目が大きくなっているか
それとも何か大きな変化があるかなんて利下げありきに思うのですが
もう少し深掘りです
こんな記事があります
ブルームバーグ 5/29
9か月後に利下げ効果なら、やってもいいのであろうと
BOCに催促しているように見えます
カナダのノバスコシア銀行からのコメントですが、マックレムさんは見ているのでしょうか?
で前回の政策金利から今回までの間にマックレムさんの会見があったのですが資料では5/1と5/2にマックレムさんが会見しているのですが、5/1については資料を見つけるられなかったです
5/2はロイターで出ていました
これが6月利下げ理論に繋がることになるのですが、
その後のカナダドルはやや弱含みかレンジの展開です
ただね、高金利過ぎて売る気にはなれないのも事実です。
対する通貨もポンド、キュウイくらいでしょう
この時期にはポジが取れなかったのも私の不甲斐なさですね
反省するポイントです
もう一つ
5/9にBOC公式で
財務安定レポートを公開しています
この会見の中では利下げの可能性はいっていないようです
主なポイント:
カナダの金融システムは過去1年間、家計、銀行、その他の金融機関が金利上昇と経済的ショックに対処する積極的な措置を講じたため、回復力を維持しています。
家計は金利上昇に適応しており、経済的ストレスの指標は依然として低い水準にあります。
住宅ローン保有者の約半数が今後2年間で住宅ローンのリセットに直面しますが、基本的なケースでは、彼らは経済的に対応できる柔軟性を持っていると見込まれています。
資産評価の過大化は、金融システムの安定に対する潜在的なリスクです。
カナダ銀行は、インフレ率を目標に引き下げるために金利を引き上げ続けることを計画しています。
詳細:
マクラム総裁は、カナダの金融システムは安定しており、家計は金利上昇に適応していることを強調しました。
ロジャーズ上級副総裁は、家計の経済的ストレスの指標は依然として低い水準にあると述べました。
記者は、住宅ローン保有者のリセットが経済に与える影響について質問しました。マクラム総裁は、基本的なケースでは、家計は経済的に対応できる柔軟性を持っていると述べました。
記者は、資産評価の過大化が金融システムの安定に対するリスクであるかどうかについて質問しました。ロジャーズ上級副総裁は、これは潜在的なリスクであると述べました。
記者は、カナダ銀行が金利をいつ、どの程度引き下げるかについて質問しました。マクラム総裁は、金利はインフレ率を目標に引き下げるために引き上げ続けることを計画していると述べました。
財務安定レポートは会見の中で年一回と言っていたように見えます
だとしたら、総括になるので、利下げの発言はできなかったのか?
このあたりは解りません
この会見でのロイターの記事は
こちら
5/10 ロイター
こちらでも利下げの文字はありません。
現在、私が知りえた情報では利下げが80%の確率です
しかし、財務安定レポートとGDPの内容を見る限り
残りの20%も捨てきれないと思うのですね。
チャートの形もなんか微妙です
今回も長々調べてきましたが決め手がないですね
まとめると
カナダ中央銀行が2024年6月5日に利下げを行うかどうかは、
現時点では不確実です。
利下げの可能性を示唆する要因
インフレ率の鈍化: カナダの4月消費者物価指数(CPI)は前月比0.5%上昇、前年同月比2.7%上昇となり、インフレ率は減速傾向にあります。カナダ中央銀行は、政策金利決定においてコアインフレ率を注視しており、4月のコアCPIは前月比0.1%上昇と4ヶ月連続で低伸しています。
経済減速懸念: 一部の経済指標は景気減速を示唆しており、カナダ中央銀行は景気見通しを慎重に判断しています。
早期利下げ観測: 市場では、次回会合での利下げ開始の可能性が織り込まれており、短期金利先物市場では6月利下げが50%を超える確率で織り込まれています。(80%ではないのですね短期金融市場では)
利下げの可能性を否定する要因
依然として高いインフレ率: 2.7%の消費者物価指数は、カナダ中央銀行の2%目標を依然として上回っており、インフレ抑制へのコミットメントが継続されています。
労働市場の強さ: 労働市場は依然として強固であり、賃金上昇圧力が持続しています。
金融安定懸念: 家計債務の水準が高く、資産価格の過大化も懸念されており、急激な利下げは金融システムの安定を損なう可能性があります。
拮抗しているように思えます
もし利下げを見送った場合のカナダドル買いは爆発力があるのではないかと思います
が
さすがに見送りは厳しいのではないかと
理由は上で出てきた外的要因ですね
中国とアメリカの状況です
利下げしなかった場合ですが、今回見送ってももしかした大丈夫かもしれないですが、中国のデフレ輸出に景気後退時に対応できるかです
これが中国次第ってのが悩ましいところですが、
今、ユーロはまだしていないですが、した場合は、それも要因のような気がします。
アメリカは利下げしたくとできない状況です。これに付き合うのはってのも今回は意味がないように思えます。国力の違いです
前にカナダをまとめた時はカナダは利下げする可能性が50%くらいあると思っていました。今回はロイター予想で80%です
多くのエコノミストはカナダ国内事情は50%と考えているのでしょうが、
外的要因を考えて、80%って可能性を出したのではないかと思います
では残り20%は今回、据え置きで次回の7月24日でも間に合うと考える可能性がGDPと会見から残っているのでしょう
80%の可能性とはうまくいったものだと感心しました
いかがでしょうか!
実際には当日まで悩むのですが、
もし、カナダドルが買うとしたら逆指値スタイルでと考えています。
まぁ売るの方が王道ですがね(笑)
そんな感じです
あとがき
カナダですカナダ(笑)
まったく王道で普通なら、雇用統計だと思っているのでしょうが
私はあえてカナダで勝負です
ユーロも考えたのですが、織り込まれているし、隙がないように思えます
ラガルドさんの会見がタカならそれまで
ハトなら売られるはずです。それからでもユロルショートかユロポン
もしくは当日のニュージー次第ですがそれでも
あれ、これで一つ話が作れそうですね(笑)
考えてみます。
ドルはね。フフフ(笑) 考えているのですね。これ書くかは、ユーちぇるメンバーシップとYEN蔵さんのサロンで私の考えていることが水曜まで出なかったら書きます(笑)。被ると批判されるでしょ。
ドルはお二人に近すぎるので合えて避けているのですね(笑)
以上
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