見出し画像

ラニーニャ現象と欧州ガス価格の行方:年末からの動向に注目 24/7/19

Yan氏で~す。
インパクト!!!

今日はストック記事になります。
本業で帰宅が遅くなり、特に大きな指標がなく
過去記事の続きになります
あとがきでも書いてありますが、7月14日時点でのガスに関する情報になります。現時点での食い違いがあることを頭に入れてください

また、昨日は2人からフォローされました。ありがとうございます
斜め上の分析をしております。オセアニア地域やや多めですが、為替、日本株、債券、商品まで手を出しています(笑)。くせがあるかもしれませんが
今後共によろしくお願いいたします

先にいつものように忙しい人のためにダイジェストです

今回の記事は、ラニーニャ現象と欧州のガス価格の関係を深く掘り下げみました。特に、欧州各国のガス貯蔵量のデータやIEAのレポートは、今後の価格動向を予測する上で貴重だと思ったのですね。ガスの貯蔵量は今後も貴重なな情報源となると思います

まとめ:

  • ラニーニャ現象は年末から欧州に影響を与える可能性があり、ガス価格の上昇要因となるかもしれない。

  • 欧州各国のガス貯蔵量は現在高い水準にあるが、イギリスの貯蔵量は低い。

  • IEAのレポートによると、2024年にはガス供給が逼迫する可能性があり、価格変動に影響を与える可能性がある。

  • ガス先物取引は、細かな利食いを重ねる戦略が有効かもしれない。

  • ウクライナ戦争終結後のガス価格については、需要の増加や代替エネルギーの確立など、様々な要因が影響するため、予測は難しい。

  • ガス先物取引は、1.6ドルまで下落した場合に買い始めるのが良いかもしれないが、それ以外は材料が出てくるまで待つのが賢明。

ダイジェストはここまです


本文

以前書いた記事の続報です

この記事です
24/4/30

別に開いて見る必要はないです。
こちらに要点をまとめてあります

この記事ポイント整理

  1. ラニーニャ現象とガスの関係: ラニーニャ現象発生時のヨーロッパの気温とガスの消費量の関係を分析。過去のデータからは、ラニーニャ現象が必ずしもヨーロッパを寒くするとは限らないこと、またヨーロッパのガス消費量が減少傾向にあることが判明。

  2. 天然ガス価格の季節性: 天然ガス価格の月足チャートを分析し、5月に買って10月まで保有する戦略が有効である可能性を指摘。特に、4月末の価格が2.1ドル以下の場合は、上昇確率が高いことを過去のデータから確認。

  3. 天然ガス価格の底値: 生産コストを考慮すると、1.4ドルが底値である可能性が高いと判断。もし1.4ドルを割るようであれば、ガス業界の構造的な変化を示唆する可能性があると分析。

  4. エントリーと利確ポイント: 1.6ドルまで下落したら買い始め、1.4ドルまで買い増しする戦略を提案。利確目標は3.6ドルと控えめながらも、堅実な利益確保を目指す。

実際にエントリーしたのですが、手数料が高いので8千円という薄利で撤退したのですね。
しかしよく考えれば、ここまで調べていたのにもったいないと思い、この記事に7月頃に1.6付近ならと書いたので、私もずっと気になっていたのでもう一度ピックアップです

まずはラニーニャ現象ですが、
この記事から
ウェザーニュース 7/10

来ましたね。秋に発生が高い。
う~ん。ちょっと真冬には影響がすくないかもしれないです

で、欧州ではどんな報道がされているのか調べてみました

サービスウェザーヨーロッパ 24/6/26

直訳ですが冒頭に

初期のデータによると、2024年/2025年の冬は極渦が例年より弱くなる可能性が高いことが示されています。極渦が弱まるということは通常、ジェット気流も弱まるということであり、米国、カナダ、および/またはヨーロッパでよりダイナミックな(より寒く/雪の多い)冬のパターンになる可能性が高くなります。

記事より抜粋

と書かれています

ロイター ワールド版(英語) 7/12

https://www.reuters.com/business/environment/la-nina-weather-70-likely-develop-aug-oct-says-us-forecaster-2024-07-11/

要約
アメリカの気象予報士によると、ラニーニャ現象が8月から10月の間に発生する可能性は70%とされています。ラニーニャ現象は、太平洋赤道域東部の海面水温が平年より低くなる現象で、世界各地で異常気象を引き起こす可能性があります。

具体的には、アメリカ南部では干ばつ、オーストラリアやインドネシアでは降雨量が増加する可能性があります。また、大西洋でのハリケーン活動が活発になる可能性も指摘されています。

ラニーニャ現象は、通常9月から11月に発生し、数ヶ月から1年続くことが多いです。しかし、今回のラニーニャ現象は、過去2年間続いた「三重」ラニーニャ現象に続くもので、異例の事態となっています。


その他にも
この検索ワードで記事が引っかかります

Long-term forecast for Europe this winter

ラニーニャ現象の影響だと
ただ、ラニーニャ発生が秋ってことはいきなりではなく、年末からではないかと思うのですね。次期が後ろにズレるのではないかと

毎年2月は欧州は寒いので、それに重なるとそれなりに大変なことになるのではないかと思います

では、欧州各国のガス貯蔵量って調べらるかを探してみました
簡単に見つかりました
このページ

https://mercado.ren.pt/EN/Gas/InterProj/Storage


リンク先のここをクリック

読み込みに時間がかかりますが
こんな画像が出てきます

7/10現在 欧州ガス貯蓄量

小さいのでもう少し大きく

UP

現在欧州全体で約80%の貯槽です
一番低いのはラトビアで60.36%
ポルトガルが100%を超えています

で面白いのはイギリスです・47.36%の貯蔵量ですね

これは面白いものを発見しましたね。

ではドイツのガス貯蔵データーです

ドイツ日替わり貯蔵

ゆっくりと増加しているのが解ります

今、ガスは下がっているので安いので買い込んでいるのかもしれませんが春先の急騰は欧州各国が買い始めたのかもしれません。それは中東情勢絡みでですね。フーシー派の攻撃で、運搬費と保険料が上がりコストアップにつながったようです。しかし買いだめが済んだのか?最近は落ち着いています。


2022年3月上旬のデーターです
ウクライナ侵攻の1週間後辺りからかなり危ない状態だったのが良く解ります。国家貯蔵が25%減。買いたくともロシアから買えずにかなり苦労したのが解ります


22年3月上旬ドイツ貯蔵量

この時の価格が

欧州ガス価格

週足です。226.730が最高でしたが夏には更に高くなりました
その後は、北欧とかアメリカからの供給で下がったのはご存じの方が大方はずです
では22年8月は何があったのでしょうか?
2022年8月の欧州の天然ガス価格は、1メガワット時(MWh)あたり316ユーロまで急騰し、過去10年間の平均価格の10倍を超えました。これは、ロシアからの供給減少や暑く乾燥した天候による河川干上がりが原因でエネルギー輸送に支障が生じたことなどが要因とされています。また、2022年8月22日には取引で一時20%急伸する場面もありました。

これは検索AIでの回答です。夏でも輸送費で高くなるのが解ります
。欧州では河川の水位でも価格が上がるのがよく解ります

では今年のガスの見通しです

IEA 24/1/26

この記事は前回発見できなかったのですが、今回は見て取れます
記事の中ではこの文書が気になります

2024年には再び供給が逼迫すると予想されており、世界のLNG生産量の限られた増加が、特に欧州とアジアの成熟市場での需要の伸びを抑制すると見込まれています。LNG供給は今年3.5%増加すると予想されていますが、これは2016年から2020年の間に経験した8%の成長率を大きく下回るものです。これは、新しい液化プラントの遅れと、既存のプロジェクトでの原料ガスの入手可能性をめぐる問題により、供給の伸びが2025年にずれ込む可能性があるためです。需要の増加と供給の逼迫は、年間を通じて価格変動に大きく影響する可能性があります。

IEA記事より

供給が25年にずれ込むってのがポイントです

日経新聞が7/12にガスの記事を出しています
有料なので見れませんが、
ガス不足の国にガスが余っている国から融通する枠組を模索みたいな
いまさらですか?
まぁやらないよりやった方がいいけど、
ガスはストックが難しいようで、運搬にも面倒なのは解りますが、どうなんでしょうかね?
まぁこれは価格を押し下げる要因です

では今はどんな価格なのでしょうか

天然ガス先物 現在地

欧州天然ガスではなく、こちらですね。IGでの取引なので実践的に考えています。
2.329で1.6までは遠い数値です


限月で見るとこんな感じです

これから上がり、年内をピークに来年春までは下がる予定
その後はストックのために反発って流れなのでしょう

前回ロングトレードは春の補充次期にコスト高の価格上昇があったのにたまたま乗れただけだったようです

危なかったですね。5月から11月までポジション維持していたら
手数料倒れでした。

となると、細かな利食いのトレードがいいのかもしれません。

私はラニーニャ現象で欧州が寒波に見舞われ、ガス価格が急騰すると考えました。アメリカからのガス供給で、NG1がこの冬に上がると考えています。
しかし、今回ヨーロッパのガス貯蓄率を見ていると、今ではないことが解りました。貯蓄率が50%を切るあたりからなんらかの影響が出るのかもしれないですね。となると継続的に監視が必要です。さすがにアラート機能はないか(笑)

だったら、年末のチャートを見て、天井だと思ったらショートも面白いかもしれないなんてばくち打ちみたいなことを考えもしましたが、確信がないのであれば、オセアニア通貨をやっていた方が情報も慣れもあるのでいいですね

ガス、というか商品先物は難しいけど面白いですね。
ところでウクライナ戦争が終わったらガス価格はどうなるか
まぁ、普通であれば下がると書きたいのですが、なんとも言えないです。
需要が結構増えている。また基本的には代替えエネルギーが確立すると自然と安くなったあと、生産維持の名目で値段が上がり固定されるのではないかなと。技術革新次第なところに行きつくのではないかと思います

話はそれましたが、やはり1.6まで下がるようなことがあれば、
コスト維持のための買いでいいのかもしれません。
これは前回から変わらない基本方針。
それ以外はなにかの材料があるまでは、私のようなにわかは待った方が良いと思います。

そんな感じです


あとがき
この記事は7月5日から14日かけて、書き上げました
何もない日用のストックですが多分、金曜か月曜用でそのあたりに上げるでしょうね(笑)
ガスというか、今回はなぜか元記事(ネタ)を見つけるのに時間がかかりました
 おかげで日経の記事を見つけたのですが、供給を補うようなネットワークがないのもビックリです。
 イギリスのストック率の低さも気になりますが、欧州が買っている時は高くなるのを知っていて今は買い控えているのかもしれません。イギリスは狡猾ですからね。金融に関する嗅覚が鋭いのかもしれませんね。

あとがき2

素朴にガス価格ってどうやって決まっているのだろうかと思ったのですね
運搬費とかのコストは解るのですが、明確に知りたいなと思って検索したら
こんな解りやすいサイトがありました。
勝手にご紹介です

日本におけるガス価格の決定は
こんな感じだそうです
株式会社じげん 様のHPから
大変に解りやすい解説ページがございます。
貼っておきます。

2つ目の記事に今後も貴重なデーターが載っています

CIF(Cost Insurance and Freight)
CIFとは、国際貿易取引条件(インコタームズ)の一種で、主にコンテナで船積みする貨物の取引において利用されています。
CIFはCost(価格)、Insurance(保険料)、Freight(運賃)の3つから構成されており、一般的には輸入されたタイミングでの取引価格です。
プロパンガスを輸入する際のCIFは、CPと船の運賃、保険料の合計に為替レートを掛けた金額となります。

株式会社じげん様の記事から抜粋

MB(Mont Bellevue)
MB(Mont Bellevue)とは、米国モントベルビュー市のプロパンガス基地におけるプロパンガスの取引価格のことです。日本のプロパンガス元売業者は、主に中東諸国と米国から輸入しているため、CPとMBをもとにプロパンガスの価格を決定しているのです。

こちらも株式会社じげん様の記事から抜粋

ガスのプロの記事です参考になりました。ありがとうございます

以上です

宣伝
NOTEフォローは100人でYOUTUBEデビューを考えています
モチベーションアップにもつながりますので
こんな記事ですが、フォローをお願い致します

ついでにXもお願い致します。

よろしくお願いします。

#やん #ヤン #Yan氏 #Yan #ファンダメンタルズ #fx #フォロワー #ロング #コモリティ #商品 #ガス #天然ガス #シュールガス #アメリカ #ヨーロッパ #ガス消費 #トレード

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?