見出し画像

【人材×地方副業】優秀な人材が地方副業する理由とは?

地域貢献をしたい、副業に挑戦してみたい方におすすめのサイト。
地域の『課題』と解決できるスキルを有する『ヒト』とを結ぶマッチング「Otanomi(オタノミ)」へはこちらから。
https://o-tanomi.jp/


みなさんこんにちは、Otanomiコラム担当です。

最近優秀な人材のなかで地方副業する人が増えているのをご存知でしょうか。
地方創生が注目を集めていることが理由として挙げられますが、実は国の制度の変更によって地方副業がしやすくなったのです。

また、優秀な人材と一般的な人材が地方副業を通して感じたことには”おもしろい違い”があることが分かっています。
本記事では、優秀な人材が地方副業をする理由や成功させるコツなどについて詳しく解説します。




なぜ地方副業をする優秀な人材が増えているのか?

地方副業をする優秀な人材が増えている大きな理由としては、
総務省が行う地域貢献活動の一環である 「地域活性化起業人(企業人材派遣制度)」という制度のなかに、副業として地域の自治体とのプロジェクトに参加できる内容が盛り込まれたことにあります。

従来は企業から地方に社員を派遣する「企業派遣型」のみが採用されていたため、この制度を個人で利用できませんでしたが、令和6年度(2024年度)より個人が副業としてこの制度を利用することができるようになったのです。

この制度を利用することで、地方の公務員とともにプロジェクトを進行できるだけでなく、上限を200万円とした補助金を申請することができるようになりました。

つまり、この「地域活性化起業人(企業人材派遣制度)」を利用できるようになったことから、スキルや経験を持った優秀な人材が地方副業をはじめるきっかけになっているのです。
従来の内容との変更内容については以下を参考にしてください。

” 企業人材の副業ニーズの増加を踏まえ、
大都市圏の企業の社員を即戦力として活用する地域活性化起業人について、
企業から社員を派遣する方式(企業派遣型)に加え、
地方団体と企業に所属する個人間の協定に基づく副業の方式(副業型)に
対する特別交付税措置を創設(上限200万円/人)”

◆引用:総務省「令和6年度地方財政対策の概要」

「地域活性化起業人(企業人材派遣制度)」の活用や人材成功のポイント


地域活性化起業人とは、三大都市圏に所在する企業と地方圏の地方自治体が、協定書に基づき、社員を地方自治体に一定期間(6か月から3年)派遣し、地方自治体が取組む地域課題に対し、社員の専門的なノウハウや知見を活かしながら即戦力人材として業務に従事することで、地域活性化を図る取組です。 


◆地域活性化起業人(企業人材派遣制度)の活用
令和5年度の地域活性化起業人は779名、活用自治体は449団体、派遣企業は330社と、
それぞれ過去最高を記録しており、観光振興、自治体DX、地域産品の開発など、様々な分野で活躍しています。

・DX(自治体DX・地域DX)
・観光振興、観光誘客対策、DMO設立等
・地域産品の開発、販路開拓、拡大等
・地域経済活性化、雇用対、人材育成・企業誘致等
など


◆人材成功のポイント
1. 地域特性の理解
地域活性化起業人は、地域の特性や文化、歴史を深く理解することが重要です。
地域特性に基づいた事業展開を行うことで、地域住民の共感を得やすくなります。
地域の課題やニーズを的確に捉え、解決策を提案することが求められます。

2. 多様なスキルセット
地域活性化起業人は、多様なスキルセットを持つことが求められます。
ビジネススキルだけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップ、創造力などが必要です。
特に、地域の異なるバックグラウンドを持つ人々と協働するためのコミュニケーション能力は重要です。

3. 持続可能なビジネスモデル
持続可能なビジネスモデルを構築することが、地域活性化起業人の成功に不可欠です。
地域の資源を最大限に活用しながら、地域社会に長期的な利益をもたらすビジネスモデルを考える必要があります。
地域のエコシステムを損なわない形での事業運営が求められます。

4. 地域との共生
地域活性化起業人は、地域との共生を目指すことが重要です。
地域住民との協力を通じて、地域全体の発展を目指す姿勢が求められます。
例えば、地域の若者や高齢者を積極的に雇用することで、地域内の雇用創出にも貢献することができます。


優秀な人材が地方副業する理由

年収1,000万円以上の優秀な人材が地方副業をする主な理由は以下の通りです。

・地元だから
・住んだことがあるから
・行ったことがあるから
・その地域に貢献したかったから
・知り合いのやゆかりのある人に頼まれたから
・地方創生に興味があったから
・災害復興に協力したかったから

地方副業する理由の特徴として、一般的な人材とは大きくは異ならないものの、1,000万円以上の優秀な人材は知り合いやゆかりのある人に頼まれたという”依頼された”という理由があります。

その一方で、一般的な人材は依頼されて地方副業を始めるケースは少なく、”地方企業のほうが普段よりも経営に近い立場で働けそう”という理由が挙げられています。

このように、優秀な人材と一般的な人材が地方副業をはじめる理由としては大きな差異はないということが分かっています。

◆参照:パーソルキャリア「「地方副業」の経験がある1,000万円プレイヤーの実態を徹底調査」


優秀な人材が地方副業で感じた”よかったこと”とは

優秀な人材と一般的な人材が地方副業をはじめる理由については大きな差異はないものの、地方副業を通じて感じた”よかったこと”については大きな違いがあることが分かっています。

それぞれの人材が感じた”よかったこと”は以下の表の通りです。

【優秀な人材】
・貢献できる充実感があった
・ノウハウを蓄積できた
・将来のための人脈作りができた
・人脈が開拓できた
・視野が広がった
・自分の仕事の幅が広がった

【一般的な人材】
・感謝された
・喜んでもらえた
・地域の人と交流できた
・人との関わりを持てた
・収入が増えた


このように、優秀な人材は長期的な視点で見て地方副業がよかったと回答している一方で、一般的な人材は一時的な視点で地方副業がよかったと回答していることが分かっています。

◆参照:パーソルキャリア「「地方副業」の経験がある1,000万円プレイヤーの実態を徹底調査」


地方副業を成功させるためには

地方副業を成功させるためには、「どんな仕事をするのか」ではなく「どのような視点で取り組むのか」ということが重要です。

もちろん、自分のスキルや経験を活かす地方副業の仕事をすることも大切ですが、それ以上に長期的な成長を前提とした仕事をすることが今後の大きな成長のカギとなることは間違いありません。

地域住民との交流や一時的な収入アップも嬉しいことですが、自分の市場価値を高めるためには、人脈の形成やノウハウの蓄積など、将来の自分の仕事の幅を広げることのできる行動をすることも大切でしょう。


副業で仕事をお探しなら「Otanomi」へ

Otanomiは、「副業・兼業から始める地方創生」をテーマに、地方自治体や企業の課題解決に対する取り組みにチャレンジできるサイトです。
Otanomi

Otanomiではよくある求人票ではなく課題を掲載しているため、困りごとがダイレクトに分かるという特徴があります。
課題を見て自分にできそうだな、とお考えであれば応募をし、実際に自治体や企業の担当者と話をして、条件が一致すれば実際に仕事がスタートします。

応募をしてもいきなり採用されるわけではなく、しっかり話しを聞いたうえで判断ができるためお互いに安心できる環境が整っています。

フリーランス・副業・兼業などで地域と繋がってみたい際は、ぜひOtanomiをご利用ください。 副業からはじめたい場合も歓迎です。

まとめ

本記事では、優秀な人材が地方副業をする理由や成功させるコツなどについて詳しく解説しました。

地方副業をはじめる理由は人それぞれですが、せっかく始めるのであれば将来の自分の仕事に活かせるようなノウハウの蓄積や人脈形成などに重点をおくことがおすすめです。

同じ内容の地方副業をしたとしても、視点が違えばもっと効果的な内容になるでしょう。



地域の副業・兼業の会員登録はこちら

最後までお読みいただきありがとうございます!
地域の『課題』と解決できるスキルを有する『ヒト』とを結ぶマッチングサイト「Otanomi(オタノミ)」へはこちらから。

https://o-tanomi.jp/