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不登校になる原因ランキングとは?【前編】

不登校になってしまう原因は、友人や先輩からのいじめや嫌がらせ、学力不振、家庭環境、コロナ禍による生活の変化などがあげられます。

また現代では、「無理をしてまで学校に行かないくていい」というスタンスが芽生えつつあり、ポジティブな理由で不登校になる生徒も増えているようです。

ある日突然、子どもが「学校に行きたくない」と言い出した場合、親は必死で原因を見つけようとしますが、本人も理由が分からないケースは少なくありません。

今回はランキング形式で前編と後編に分けてご紹介します。

10位:学校に行く理由が理解できない

「なぜ学校に行かなくてはならないのかが理解できない」 「行かなくてもいいと思った」と考えている不登校児童は、15%近くにのぼります。

ほとんどの子どもは「学校へは当然行くもの」と考えていますが、一部の子どもは「学校へ行く意味」を考え、「行かなくてもいい」と判断しているようです。

今はインターネットなどを通して学校と同じような学習ができるため、わざわざ学校へ行かなくても勉強できると考えているのでしょう。

学校が合わなかったり、自分の好きなことだけに集中したかったりすれば、学校以外の場で学ぶことを選択しても不思議ではありません。

しかし学校に行かないことで出席日数が足りず、内申点に影響して進学がむずかしくなるケースも考えておく必要があります。

9位:発達障害

発達障害とは、生まれつきの脳機能の障害です。

教科によって得意・不得意に大きな差があったり、文章や物事の理解に時間がかったりするなどの症状がみられます。しかし知能的能力には問題がないことから、親や周囲が気づきにくいという特徴があります。

そのため「わがまま」「自己中心的」「扱いにくい子ども」など、批判されてしまうことも少なくありません。

気分の浮き沈みが激しかったり、状況に合わせた行動ができなかったりして、不登校になってしまうケースもみられます。しかし「障害」を「個性」と捉える専門家もいて、過ごしやすい環境を整えてあげながら子供にあったサポートをしていくこと重要だと説いています。

8位:身体の不調

「低血圧」などの体質が原因で、不登校になってしまうケースも少なくありません。また学校に行こうとするとお腹や頭が痛くなる子どもも多いです。

文部科学省による「最初に行きづらいと感じ始めたきっかけ」の調査について、小学生の約26%、中学生の約33%が、「身体の不調」が原因で不登校になったと答えています。

この場合、体質による体調不調が、実はストレスや心の病が原因だったということも考えなくてはいけません。

とくに小さい子どもの場合、精神的なストレスに本人が気づけないケースもあるので、大人が注意深く見守ってあげることが重要になるでしょう。

7位:原因が自分でも分からない

実は不登校になった原因が、本人も周囲も分からないというケースはあります。

勉強についていけない訳でもなく、友人とトラブルなどがあった訳ではないのに、なぜか学校に行きたくない・行けないという子どもが20%以上も該当することが分かりました。

不登校の原因が分からないとき、親はあらゆる手を使って原因を見つけ出し、学校に行かせようとします。しかし対処法を間違ってしまうと、子どもはさらに心を閉ざし、学校に行かなくなってしまうので注意が必要です。

6位:朝起きられないなど生活の乱れ

次も家庭内の問題の1つですが、不規則な生活が原因で朝起きれず、不登校になってしまうケースもあります。

文部科学省の調査によると、34%の子どもが「生活リズムの乱れ」によって不登校になったと回答しています。

テレビゲームやスマホでの寝不足に加え、勉強や習い事、部活動などとの両立で十分な睡眠時間がとれず、朝起きられない原因の1つになっています。

前編はここまでです。続きは後編でしばしお待ちください。
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RITA学園高等学校は、通信制高校でありながら「登校スタイル」「オンラインスタイル」「集団スタイル」等の自由度の高い学習形態と、人に寄り添い人を思いやる利他の心を育む『利他育』で、人間的成長を大切にしている通信制高等学校です。


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