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今月の中級コース(小学4年)の工作は「巣箱」

4月より発明クラブの工作がスタートした。

基礎コース(小学3年)の1回目は浮沈子(note記事)。2回目は紙工作でブーメランを作って飛ばした。今の段階で使う材料や道具は紙,ハサミ,カッターなどの文具類。それに慣れたら,年度末になってノコギリを使い始める。

一方,中級コース(小学4年)の工作は年間を通して木材加工がメインになる(一部,電子工作あり)。使う材料は木材やプラスチックに,工具は糸鋸いとのこ,ボール盤,半田ごて,テスターなどに変わる。

その中級コースの最初の工作は「巣箱」。4月~5月の3回に分けて作る。鳥の繁殖期がこれからなので,ちょうどいいタイミング。

上の見出し写真は完成目前の様子(数枚の板を切り出して接着するところ)。簡単な工程のため1回で済みそうだが,それだけ長い時間をかける理由はちゃんとある。

第1に,初めて糸鋸やボール盤を使うので,その使い方や安全対策に時間をかける。「作品の見栄えは悪くてもいいから,ケガしないこと」が私の切なる願い。

第2に,設計図面(正面,側面,上面)の見方を学ぶ。平面図から完成形(立体図)を想像する空間認知能力を養う。

第3に,設計図面の寸法を読み取り,曲尺かねじゃく(L字形の金属製の物差し)を使って板に線を引く。それが出来るようになれば,実際の加工はそれほど時間がかからない。

このプロセスを経験すると,小学生が大工見習いに変身!
3年前,私が発明クラブを初めて見学したとき,子供達が糸鋸を器用に使っている姿に驚愕したのを今でも思い出す。

応用コース(小学5-6年)になると,発明くふう展のアイデアを自分で考えるようになる。それを作品に仕上げることで大きく成長する。

この記事で,私が指導している応用コースの子供達のアイデアを公開できないのが残念( 10月の展示会までマル秘),,

その代わり,私自身の「盗難防止ストッカー付きペーパーホルダの工作」をご覧あれ~~

【2024発明工夫展への道】の記事(下線部をクリックして該当記事へ)
 ・その1:テーマを決める
 ・その2:従来製品のリサーチ (前半)
 ・その3:従来製品のリサーチ (後半)
 ・その4:提案する新ホルダ構造(仮題),来週末にup予定


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