公立中学校(理科教師)を退職する直前になってやっとわかったこと。
この3月をもって東京都の公立中学校を退職します。さみしさの中にも懐かしさが混じる気持ちでいっぱいです。
退職する直前になってやっとわかったことがあります。
「生徒たちの心を変えることはできない」のだということを。
変わるかどうかは彼ら次第であり、教師としての私が口出しする余地はありません。それにもかかわらず、教師の中には「生徒たちは変わらなければならない」という思いがどこかにあるのです。
ところが、
「生徒たちの心を変えることはできない」と理解すると、生徒たちに明らかに変化が現れ始めたのです。
え!どういうこと?と思いますよね。
生徒たちの心を変えることはできないが、変えられるものがひとつあります。そうです「自分」です。
自分自身が変わることで、周囲の生徒たちもポジティブなエネルギーや活力を感じることができるかもしれません。例えば、自分が元気で笑顔でいることで、他の生徒も明るい雰囲気に包まれ、学校全体が活気づくかもしれません。。
ここ数年間、感情的になって生徒に指導することはなくなりました。また、理科室に相談のために来る生徒が非常に増えました。
「自分が変われば、生徒も変わる可能性がある」ということです!
言い換えれば、
「生徒の成長を願うのであれば、自分が変わらなければならない」
このことに気がつくまでに35年間以上もかかってしまいました。😅
私の日々の実践を、ぜひともあなたにも共有したいと思います。