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インドカレー

先日、彼女とインドカレーを食しに行ってまいりました。
ぶらりとショッピングを楽しんだ後、
インドカレーが食べたい
少しの逡巡の後、
彼女がそう言いましたので、
もちろん
ということで。
そのときは、
一度は行ったことがあるような気がする、
そのように思っておりましたが、
よくよく考えてみると、
人生で初めてだったような気がいたします。
店内に入ってみますと、
十五近くあるテーブルは、
二つ三つが空いているだけで、
ほぼ満席状態でございました。
人気のお店なんだな、
わくわくしながらメニューを見ておりますと、
太っ腹なランチセットがたくさん並んでおりまして、
こんなに付いてこの値段なんだ、
そのボリュームに圧倒されてしまいました。
比較的少食の僕でございますので、
太っ腹なメニューを選んでしまったら残すにちがいない、
そう思いまして、
タンドリーチキンが付いたものを横目に見つつ、
太っ腹さ控えめなものを選びました。
サラダ、カレー、ナンで850円。
太っ腹さ豪快なものは、
サラダ、カレー二種、ナン、ライス、ドリンク、スープ、タンドリーチキン、シシカバブ、デザートで1300円。
おまけにナン、ライスは食べ放題。
食べきれないですよね。
彼女も僕と同じ、太っ腹さ控えめのものを。
まずはサラダが出てきて、
にんじんをベースにしたような、
少しスパイシーなドレッシングのかかったサラダ。
美味。
それから、メインのカレーとナン。
ナンに特大の衝撃を受けましたが、
まずはカレーから書かせてください。
カレーはチキンカレーで、
とろとろに煮込まれたチキンはとろけ、
スパイスの充分に効いたカレーは、
これまた、美味。
どろりとして、口内にざらざらとしたものが残る感覚。
目を凝らせば、
端端に黒や赤のスパイスが見えて、
たくさんのスパイスが調合されているのだろうとわくわく。
そして、ナンでございますが、
これがでかいのなんの。
優に50cmはあろうかというサイズ。
焼き立てで、
全体的に山のようにふんわりとしていて、
サイズ以上に大きく見えて、
あなたがおいしいのは明らかだけど、
食べ切れる自信がないね、
心の中で呟きました。
スーパーで売られているナンが富士山だとしても、
あのレストランのナンはエベレスト以上。
彼女も僕も圧倒されながら食べ始めまして、
おいしいね、
と、楽しく始まりましたが、
終いには、
ロッキーのテーマソングが流れても良いような、
ナンと闘っているような状態。
お腹いっぱい、
そう顔を少しばかりしかめつつのファイト。
味はもちろん美味なのですが、いかんせんサイズが。
なんとか闘い終えまして、
胸を撫で下ろしつつお会計。
お店を出ようとしますと、
入り口付近の男性のテーブルの上には、
タンドリーチキン一つがどんと。
そのサイズも大きく、
500mlのペットボトルほど。
鉄板の上でじゅうじゅうと音を立てておりまして、
これはおいしいに違いない、
と、彼女にまた来ようと宣言。
彼女は僕のその口調の強さに驚きつつも、
もちろん
とthumbs up。
インド料理屋さん、
リピートすること間違いなしでございます。
もっと早くに知っておけば良かった。

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