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100年誇れる1本を。日本酒スタートアップClear、noteをはじめます。

はじめまして。株式会社Clear 広報の古川です。

Clearは「日本酒の未来をつくる」をビジョンに掲げる、"日本酒だけ"に特化した事業を行うスタートアップ企業です。創業から累計して約1億の資金調達を行い、事業を拡大しています。

現在、「SAKETIMES」と「SAKE100(サケハンドレッド)」、二つの事業を展開しています。

SAKETIMESは、月間閲覧数90万PVを誇る、最大の日本酒専門メディアです。日本酒初心者から業界関係者まで、幅広くご利用いただいています。

SAKE100は「100年誇れる1本を。」をテーマに掲げる日本酒ブランドです。海外の品評会で受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

初のnoteとなる今回は、私たちがなぜ、熱く"日本酒だけ"にコミットし続けるのか、その理由として日本酒の魅力と可能性をみなさまにご紹介するとともに、今後、noteを通じてどういったことを発信していくのかをお伝えします。

日本酒にコミットする理由1:とにかく日本酒が好き

ここで少し、Clearの創業ストーリーをお話します。
すべては、代表である生駒の、ある1本の日本酒との出会いから始まりました。

生駒はもともと、あまりお酒に強くない体質ということもあり、「日本酒=すぐに酔ってしまうもの」「自分のための飲み物ではない」というイメージを持っていました。
しかし25歳のとき、ある1本の日本酒と出会ったことで、人生が大きく変わりました。
「こんなにも美味しい日本酒があるのか!」
ひと口含み、その芳醇な味わいと豊かな旨みに衝撃を受けました。他にももっと、人々に知られていない美味しい日本酒が世の中にはたくさんあるのではないか。
さらに市場を調査してみると、海外市場の伸長や酒蔵の代替わりが続くなど、ビジネス的にも大きな可能性があることに気づきました。
そして、2013年2月、生駒は日本酒に人生を捧げることを決意し、株式会社Clearを設立しました。

そんな生駒のもとに集うClear社員も皆、純粋に日本酒が好きで、心の底から日本酒の可能性を信じています。

日本酒は昔から、日本の人々の生活に寄り添って来ました。
暑い日には冷酒ですっきりと、寒い日には熱燗で体をほっとあたためる。
おめでたい日のお祝いとして、故人の弔いとして、人生の節目を彩るものとして。
日本酒は、私たちの人生を豊かにしてくれるものです。それは、これまでも、これからも、きっと変わらないでしょう。

Clearは、このような尊敬と愛をもって、日本酒の未来をつくっていきます。

日本酒にコミットする理由2:日本酒はもっと評価される価値がある。そこに伸びしろのマーケットがある


日本酒には、まだまだ未開拓のマーケットが存在しています。

5年間にわたり日本酒メディア「SAKETIMES」を運営していくなかで、400以上の酒蔵を取材し、数々の有識者にインタビューしてきました。話を伺えば伺うほど、世界に誇れる日本酒のポテンシャルを深く確信していくようになりました。

最高に美味しいその味わいはもちろん、千年の永きに渡って造り続けられてきた伝統、造りの奥深さ、地域性、多様性...。

同時に、それが正しく評価されていないことも感じています。

1本あたり数十万円のものも流通しているワインに比べて価格幅が狭いということ。特定名称酒や搾り方など造りやスペックに拠った価値判断が難しく、選びにくいということ。固定化した概念により、酒器やペアリングなど楽しみ方の幅が狭められているということ。そして、日本酒がまだ世界に評価され広まりきっていないということ。

市場を俯瞰してみると、清酒全体の消費量は減少しているのに対し、高価格帯の純米・吟醸酒に限っては増加を続けています。さらに、若年層の高価格帯日本酒への関心が高まっているというニーズも存在しています。

嗜好品としての日本酒の存在をさらに高めることで、世界中で、日本酒がより正しく評価され、未だ開拓できていない新たな市場をつくっていくことができます。

日本酒にコミットする理由3:海外における大きな可能性

香港、シンガポール、サンフランシスコ、ニューヨーク、パリ、ロンドン。
現在、海外各国の美食都市で日本酒が親しまれています。
「ドン・ペリニョン」の元醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワ氏
による酒蔵建設や、「パーカーポイント」での日本酒格付けなど、グローバルに注目を集めています。

また、日本酒の輸出は9年連続で増加を続けており、金額においては特に伸び率が高く、この9年間で3倍にまで伸長しています。

一方で、日本酒の輸出金額は222億円なのに対し、フランス産のワイン輸出金額は1.2兆円と、世界に視野を広げると規模はとても小さいことが分かります。

現在、海外で消費されている日本酒は、日本料理店での提供やアジア食品店での販売が中心です。しかし料理の世界においては今、醤油や味噌、柚子といった日本の調味料が注目を浴びてきており、フランス料理にこれらを使用するなど、各国の料理との融合が進んできています。今後は、日本料理のセットとして日本酒を提供するだけではなく、世界中の人々が親しむことができる枠内において日本酒を提案し、彼らの生活の一部に入り込んでいくことで、大きな市場を開拓することができます。

ワインに並ぶ選択肢として日本酒を手に取り、フレンチやイタリアンなど世界中の食とともに楽しまれるためにできることは、まだまだたくさんあります。

Clearだからこそ、できる。

Clearでは、この「日本酒に熱くコミットする理由」を、社員ひとりひとりが掲げ、心の底から日本酒の可能性を信じています。

日本酒にこだわりを持つコアメンバー、
誰よりも負けない深い業界知識、
酒蔵との深い信頼関係とネットワーク。

5年間のメディア運営を通して築いてきたこれらを強みに、Clearは2018年7月に、日本酒ブランド「SAKE100」をリリースしました。SAKE100はまさに、日本酒の新しい市場を開拓し、日本酒の未来をつくるのに必要なサービスです。

また、SAKE100は、すでに一定の成果を出しています。

・世界最大・最高権威の国際ワインコンペティションIWC 2019にて金賞を受賞
・フランス人一流ソムリエら100名が審査するKura Mastar 2019にてプラチナ賞を受賞
・G20関連カンファレンスのレセプションにて乾杯酒として選出
1本15万円『現外』予約販売分10本が発売から12時間で完売
・都内一流のラグジュアリーホテル、トップレストランでの提供開始

Clearはこれからも、日本酒の可能性に挑戦し、未知の市場を切り拓くことで、日本酒の未来をつくっていきます。

このnoteで伝えていくこと

今回は、Clearがなぜ日本酒だけに特化した事業を行い、こんなにも熱い想いを持ってコミットしているのか、その背景についてお伝えしました。

これから、このnoteを通して、さらに日本酒の魅力・可能性を、読者のみなさまにお伝えしていくとともに、日本酒の産業を大きくしていくために、スタートアップとしてリスクを背負いながらもスピーディーに新しい挑戦を続ける私たちの取り組みを、紹介していきます。

これから、どうぞよろしくお願いいたします。

そして私たちは現在、日本酒の未来を一緒につくっていく仲間を募集しています。とにかく日本酒が好きな方、新しい価値をつくりだしていきたい方、お気軽にご連絡ください!

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