#小説
『グレイラットの殺人』 M・W・クレイヴン 著
「ワシントン・ポーシリーズ」第4作
今作もワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーのやり取りが面白い。
それにエミリーも最高。
過去の事件で007の主人公たちのマスクをした強盗が銀行強盗をするシーンから始まる。
何故か何も盗まず死体とラットの置物を置いて去る。
マッサージパーラーでサミット関係者が殺される事件が起こる。
ポーとブラッドショーはこの事件を捜査することになる。
今回の操作はF
『ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラー 著
この小説の面白さは皮肉たっぷりのユーモア溢れる言い回しにあると思う。
ストーリーは次々と展開していくが正直やりとりが面白い小説なので、ずっとやりとりのシーンを読んでいたくなる。
主人公フィリップ・マーロウは危険な人物にも臆せず堂々と振る舞う。どんな相手でも、どんな不利な状況でも挑発的な言い回しで相手の痛いところを突き話を優位に持っていく。
それに危険な仕事をしているにも関わらず、報酬は必要最
『われら闇より天を見る』クリス・ウィタカー著
出版 早川書房(2022/8/17)
ゴールド・ダガー受賞
このミステリーがすごい 第1位
週刊文春ミステリー 第1位
ミステリが読みたい! 第1位
読んでいくと何度も勘違いをしてしまう。
見た目で怪しんだり、1つの行いを見て判断したり。
語り手が変わると見え方がガラッと変わる。
愛が知人を救い、愛が他人を傷つける。
死んだ人たちは本当に死ぬべき人たちだったのか?
殺人をした人は本当に殺人
『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー著
1934年発表
1974年と2017年には映画化もされた作品
最初のあたりで感じた違和感を読んでいく内に忘れて推理してしまった故に驚いた。
あまり推理小説を読んでいないからか、こんな終わり方があるとは思わなかった。
結末に解き明かされるトリック、真犯人に驚き。
犯人のその後に、と2度驚いた。
真実とは正義とはを問われる。
これは本当によく考えたい内容だが、悪は本当に悪なのか?
善は本当に