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2023年4月の記事一覧
『カササギ殺人事件』(下) アンソニー・ホロヴィッツ 著
上巻で読んだ原稿『カササギ殺人事件』の犯人の考察から始まる。
ここで作中作だったことを思い出した。
カササギ殺人事件の結末の原稿が紛失しているせいで犯人は分からない。結末の原稿はどこに行ってしまったのか?
結末の原稿を探すために編集者のスーザン・ライランドは著者のアラン・コンウェイの屋敷に向かう。
これにより小説の舞台となった建物や街、人にも出会う。
小説と現実が重なりあいながら進行する中で
『カササギ殺人事件』(上) アンソニー・ホロヴィッツ 著
作中作の小説を初めて読みました。
とはいえ、そうだったことを忘れて作中作に入り込んでしまった。
その内容は、家政婦の死。
一見なんの怪しむことのない事故死なんだが、疑わしい人がたくさん出てくる。
牧師のオズボーン、アンティークショップの主人、庭師のジェフなど。とにかく恨みを持っていそうな人物がたくさんいる。
そして、屋敷の主人も無惨な死を遂げる。
屋敷の周りで起こる謎に本当に家政婦の死はただの
『ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラー 著
この小説の面白さは皮肉たっぷりのユーモア溢れる言い回しにあると思う。
ストーリーは次々と展開していくが正直やりとりが面白い小説なので、ずっとやりとりのシーンを読んでいたくなる。
主人公フィリップ・マーロウは危険な人物にも臆せず堂々と振る舞う。どんな相手でも、どんな不利な状況でも挑発的な言い回しで相手の痛いところを突き話を優位に持っていく。
それに危険な仕事をしているにも関わらず、報酬は必要最