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日誌_声掛け(言葉)を大事に!

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”言葉”は、時に勇気を与えてくれたり、時に人を傷つけたり、強い力を持つものです。

今日取り上げたいテーマは、”声掛け”(言葉)です。

まだ皆さんの記憶にも新しいかと思いますが、2020年無観客試合でスタートしたプロ野球では、試合中の選手の声やプレー中の”生音”が聞ける良い機会にもなりました。
打球音やボールを捕るミット音、予想以上にリアルに聞こえてきました。打球音は、プロ野球選手が木製バットでボールを打つ音の凄み、木製ならではの心地の良い打撃音、球場内への響く打球音の大きさ、など驚きました。

併せて選手たちの選手への掛ける声(言葉)も聞こえてきました。
その内容は、味方を元気付け、勇気付け、やる気を出させる言葉ばかり。相手の選手をヤジったり、失敗を揶揄したりすることは絶対ありません。
モラル面でも、さすがプロ野球の選手なんだなと感心しました。
(~さん、今日動き良いね!)(~さん、球走ってるよ!良い!)
(~さん、良い走塁だよ!)(~さん、今日のスイングはキレがあるよ!)

しかし、アマチュアの世界では、どうでしょうか。
相手に、更には味方にまでもヤジ(言葉)を飛ばし、周囲が不快に感じる場面がまだまだあります。見ていて良い気持ちはしませんよね。
ましてや、味方のプレーをヤジる行為なんかあり得ません。
味方への面白半分でのヤジ(言葉)は、相手を不快にし、ミスを誘発します。

皆さんも身近なところでヤジ(言葉)に不快に感じたことはありませんか?

そこで今回は、ヤジ(言葉)について考えていきたいと思います。


●ヤジ(る)とは

➡非難や冷やかしの言葉を浴びせかける行為、およびその発言
➡他人の言動を大声で罵る事。 他人の言動を不満に思う、不快感を示し、それをした者に対して大声で罵る事。

●「声掛け」に対する日本と外国との違い

(日本)
・ヤジる文化は、日本独特であること
・昔は、プロ野球でも汚いヤジが横行し、一種の戦法だと考えていた
・現在、プロ野球での口汚いヤジはほぼないが、アマチュアほど残っている
・年齢が下がるほど、口汚いヤジが多く聞かれる傾向にある
※「ピッチャーびびっている!」とベンチで声を揃えて歌っているぐらいだ
※相手を言葉で攻撃し、メンタルにダメージを与え勝利することが目的
(海外)
・指導者から選手へ常にポジティブな声掛けをしている
・選手も味方にポジティブな声掛けをしている
※選手、子供たちが「野球を好きになる/楽しむ」ことを目的に指導をしており、ネガティブな声掛けはあり得ない

●ヤジることの効果と弊害

(効果)
・良い効果など一つもない
(弊害)
・相手をヤジり、攻撃するという間違った考えになる
・言われた相手も、ヤジに同調し、口汚さを増す
・人を傷つけ、それに気付けない
・聞いてて不快な気持ちになる ※ガラが悪い/マナーが悪い
・ヤジられた選手(子ども)は、野球を嫌いになり、野球を辞める

●あるべき姿

・スポーツは競技(磨いた技で競い合い)で勝負するものであり、口汚いヤジで相手を攻撃し、不快にさせ、気持ちを傷つけたりして勝つものではない
※指導者自らが「スポーツ」のあるべき姿を学び、指導すること
※大会の選手宣誓での”正々堂々と~”をしっかり理解し、実践すること

●最後に

・自分たち自らが口汚いヤジを言うのをやめましょう。
・ポジティブな声掛け(言葉)は、選手に自信と良いプレーを生みます。
・相手を「褒める」に慣れ、「褒めて育てる」を大事にしていこう!

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