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守備日誌_ショートの重要性

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ソフトボールのポジションは、基本的に野球と同じで9つあります。
しかし、ソフトボールは野球に比べて競技場が狭いため、少しのミスで相手チームの得点につながりやすくなります。
そのため、どのポジションも正確なプレーや高い守備能力が求められます。各ポジションの役割を正しく理解し、状況に応じて適切に動けるようにしておく必要があります。

私が実業団(日本リーグ)でプレーしていた時代のことです。
試合の大事な局面、まさに試合の流れを大きく左右する1プレー、その1球をアウトにすれば流れ(勢い)が自チームへ来る。もし守備のミスでセーフになれば失点(同点 or 逆転)、一気に形勢が逆転する場面、まさに緊迫した場面でショートに打球が多かった感じがします。更には、そういう時の打球に限って処理が難しく、フルスイングし回転が多い鋭く強い打球であったり、あるいはボテボテのゴロ、あるいは俊足の左バッターがセーフを狙ったスラップ系の緩い打球などでした。いずれにしても一つのミスも許されないプレーが求められます。

これら厳しい局面で、難しい打球処理、且つ状況を素早く的確な判断、正確な送球など、非常にレベルの高い技術と判断力が求められるのがショートです。

そこで、今回は9つのポジションはのうち『ショート(遊撃手)』に絞って、その役割や重要性について考えていきたいと思います。


ショートの役割

キャッチャーの次に守備の要となる重要なポジションです。
(主な役割)
1.内野の打球処理
2.ベースカバー
3.外野の中継
4.内外野の連携
5.内外野への指示


ショートの重要性と求められるもの

1.高い守備の技術(俊敏性、広い守備範囲と打球捕球力)
2.正確な送球技術(肩や手首の強さ)
3.素早く正確な判断力(臨機応変さ)
(補足)
私の経験からも、ショートは非常に重要な役割を持つポジションです。
理由は3つあり、
①左バッターが多く、スラップやセーフティバントなどで内野安打を狙ったショート方向の打球が多いこと
②色んな打球に対応できる判断力と捕球力、どんな体制でも素早く正確に投げれる送球力が求められること
③常に内外野の全体状況を観察、判断し、守備の指示を出す役割があること


ショートの守備練習

・打球処理力(捕球力)の向上
 →シートバッティングで生きた打球を捕る(生きた打球は回転が多い)
 →ノックで捕球する量をこなす(緩い打球、速い打球、左右に振る)
 →ノックで三遊間の深い位置で捕る(捕球、握り変え)
・送球力の向上
 →キャッチボールで色んな体制で投げる練習(コントロール重視)
 →キャッチボールで握り変えなしでの送球練習(スピード重視)
※ショートは肩が強いに越したことはありませんが、捕球から送球までの動作を素早く行い、正確に送球できれば、肩が強くなくてもカバー出来ます。
・状況判断力の向上
 →他チームの試合も見て、色々な場面を見て、”自分たちならどうする”の状況判断の練習をする
・内外野連携力の向上
・内外野への指示力向上
 →シートノック、シートバッティングで実戦形式で連携練習
 (指示内容、指示タイミング、連携プレー、ケーズ別で練習)


最後に

ショートは内外野の守備の要であることは間違いありません。
どんな状況においても冷静に現状を見極め、素早い判断力と、かつ的確なプレー、周囲への指示といった多岐に渡った能力と役割が求められます。
ただ、それだけに”やりがいのあるポジション”です。
地道な練習の積み重ねで、その技術もメンタルも上達できます。
ショートを守り、チームの守備の要となり、ショートでチームの勝利に貢献してみてはいかがでしょうか。

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