とら

東京在住/しがない一般人です。 考え、思考、趣味、癖、なんでもいいからとりあえず記録に…

とら

東京在住/しがない一般人です。 考え、思考、趣味、癖、なんでもいいからとりあえず記録に残したいと思って始めてみました。

最近の記事

僕の聖愛日記 過去編⑦

それからB子とは家が近いこともあり頻繁に逢瀬を重ねた。 B子は彼氏がいたので、彼女の部屋より必然的に僕の部屋で過ごすことが多くなった。 もちろんセックスもそうだが、お酒飲んで好きな音楽聴いて、語り合う。 インドア派の僕には幸せな時間だった。 あの曲弾ける? 弾けるよーみたいな感じで、楽器を弾いてる時の彼女の視線が心地よかった。 季節は2014年6月 フェスの話で盛り上がり、フジロックに行きたいという話になる。 2人で見たいアーティストを精査した結果フジロック2日目

    • 僕の聖愛日記 過去編⑥

      店を出ると僕とB子はまるでカップルかのように手を繋いで歩き出す。 2人の愛の巣(ホテル)探しに。 B子の手は暖かかった。 歩きながらお互い好きなバンドの曲を口ずさんだり、今度行くフェスの話をしたりして笑い合ったり、また元の音楽談義に戻っていた。 まるでさっきまでのまったりとした時間は別次元だったのかなと錯覚を覚えるくらい。 週末だったので3.4件回ってやっと空いてるところを見つけ入る。 エレベーターの中でまたキスをする。 部屋に入りシャワーを別々に済ませると、道中

      • dream lantern

        その日もいつも通り仕事をこなし、帰路へつく。 途中いつものスーパーで、これまたいつも通りお酒やおつまみを買う。 今日は何を飲もうかな。 飲みたいお酒を選ぶ瞬間が僕の日常のささやかな楽しみだ。 買い物を終えると再び歩き出す。 ふと、携帯を弄ろうと手にした時、見慣れないアイコンからのメッセージが届いていた。 いや、それはひどく懐かしいアイコンであった。 どのくらいぶりだろうか 僕は足を止め、ドキドキしながらLINEを開いた。 「お久しぶりです。日本に戻ってきたからまた飲み行

        • 僕の聖愛日記 過去編⑤

          新百合ヶ丘は栄えていた。 僕の住んでた登戸よりはるかに。 とりあえずどうしようか?となり、開いてるお店を探す。 探すのに時間は掛からなかった。 店に入り半個室的なところに通される。 とりあえずビールをお互い頼み乾杯。 電車内で散々盛り上がってたテンションが一旦リセットされる。 ちょっとだけ緊張。 改めて面と向かって彼女の顔を見た。 店の照明のせいなのか、はたまた酔いが程よく回っていたからなのか朧げだが、とても妖艶に見えた。 彼女(以下B子)は僕と同い年だった。 たま

        僕の聖愛日記 過去編⑦

          僕の聖愛日記 過去編④

          A子と別れてからも、いつも通りの日常が続く。 当時の僕は自ら立ち上げた会社を軌道に乗せるため、昼夜問わず365日無休で働いていた。 そして、プライベートも全力だった。 若さ所以のバイタリティは今考えても恐ろしい。 僕には趣味が一つある。 バンド活動だ。 小学校6年生の時に、親戚のおじさんにギターをもらってからなので、歴だけは一丁前に長い。 それは今でも続けているが、一昔前はわりかし本格的に力を入れてやっていた。 メンバーのコネクションを使っていろんなライブに参加したり、自分

          僕の聖愛日記 過去編④

          出会いっておもしろい②

          前回の衝撃的展開にめげずに、その後もひたすらスワイプを続ける日々。 色んな人とマッチをしていく中で次に出会ったのは僕より3つ下の女性だった。(今度は本物) 地元が同じで意気投合し、飲むことに。 事前に顔写真を交換しものすごくタイプではなかったが、何よりLINEの波長が合うので会ってみようと思った。 当日、仕事を終わらせ待ち合わせ場所に向かう。 僕は雨男だ。だれかと待ち合わせの時は8割は雨が降る。 だから雨は嫌いじゃない。 待ち合わせ時間より早く着いた僕は時間が来るのを

          出会いっておもしろい②

          出会いって素晴らしい①

          僕はこれまで色々なアプリをやってきた。 時に婚活パーティーに参加もしたり。 その中で、印象に残った人達との交友録をここに記したい。 人生初めてマッチングアプリを使ったのはtinderだ。 tinderは面白い。 自分にないものを持つ人は世の中にいっぱいいるなと感心させられる。 そして何を言おう、noteというSNSを知るきっかけになった人も、tinderで繋がってるからだ。 ラフに出会えて、普段繋がることなんかない人と知り合える。 指先一つの恋が〜、とはうまいこと言った

          出会いって素晴らしい①

          僕の聖愛日記 過去編③

          相変わらずA子との関係は続いていた。 いつもの日常で、僕はその関係にすっかり慣れてしまっていた。 それと同時に、だんだんと新鮮さが薄れていくのも感じていた。 出会って一年くらい、会えば必ず飲み屋からスタートしてゴールはホテル(か、僕の部屋)だからだ。 まあ、その流れがオーソドックスなのは当然である。 しかし、人間というのは不思議なモノだ。 あんなに幸せを感じ、会うとなると毎回ドキドキしていた気持ちも、時間と共にルーティンワークと感じた瞬間、萎える。 そう、僕は飽きてきて

          僕の聖愛日記 過去編③

          お酒と僕

          僕はエロが好きだが、それと同じくらいお酒が好きだ。 決してアル中ではない。 ただ、酒に逃げてしまう弱さがあるのも事実だ。 住んでる町の駅周りは飲み屋が多い。 それ目当てで今の所に引っ越して来たこともあった。 探索しすぎて、偉そうなことは言えないが庭のようなものだ。 あそこを曲がれば、あの店がある。そこ入ったとこの飲み屋は安くて美味いとか。あそこは二度と行きたくないとか。 ふらふら〜といつもの行きつけの立ち飲み屋に入る。 ここは天ぷらや刺身をウリにした名古屋に本店がある店だ

          お酒と僕

          僕の聖愛日記 過去編②

          その後もA子とは毎日連絡を取り合い、週末に会っては、お互い1週間の鬱憤を晴らすかのようにお酒を飲んでは身体を貪り合った。 そこに愛があったかどうかは今となっては疑問に思うけど、当時はあると信じていた。 付き合うことはなかったが。 ある日、飲んでる時にA子から 「実は、付き合って2年くらい経つ彼氏がいる」と告白された。 内心、ショックを受けながらも「へ〜、そうなん。」とクールを装った。 その彼氏のセックスが淡白で、つまらなかったらしい。自分のしたいタイミングでするし、射精し

          僕の聖愛日記 過去編②

          僕の聖愛日記 過去編①

          1人でいる時間が長くなると、昔楽しかったことや悲しかったこと、様々な人との出会いや別れ、色々な思考が脳内を駆け巡る。 今はもう過去のことだが、実際に起こったこと、その瞬間に生きていた証を記録としてこれから残していきたい。 その女性(以下A子)とは当時Facebookが全盛期だった2012年頃に出会った。 きっかけは友達主催の異文化交流という名の大規模なマッチングイベントでだ。 その日の天気は雨。横浜。 小雨の降る中、スーツをバシッと決めて予定より30分くらい遅れて到着し

          僕の聖愛日記 過去編①

          弱く脆い者

          自分のことを少しずつ書いていこうと思う。 自分の性格を完全に理解してる人がどのくらいいるのか?と、よく思うことがある。 寂しがりや、楽天家、泣き虫、怒り虫、etc..世の中には実に多様な性格の人がいる。 それは産まれながら育った環境や、周囲の環境や家族関係などで培われていく。 そこにその人の人間性があるし、そういう人間性を観察するのが僕は昔から好きだ。 服装、仕草、口調、視線。 そこからその人の人間性を頭の中で予想する(もちろん相手には言わない)。 そうやって人と会う時に

          弱く脆い者