見出し画像

弱く脆い者

自分のことを少しずつ書いていこうと思う。

自分の性格を完全に理解してる人がどのくらいいるのか?と、よく思うことがある。
寂しがりや、楽天家、泣き虫、怒り虫、etc..世の中には実に多様な性格の人がいる。
それは産まれながら育った環境や、周囲の環境や家族関係などで培われていく。

そこにその人の人間性があるし、そういう人間性を観察するのが僕は昔から好きだ。
服装、仕草、口調、視線。
そこからその人の人間性を頭の中で予想する(もちろん相手には言わない)。
そうやって人と会う時に、脳内遊びをすることがよくある。

前置きが長くなったが
今まで自分はどういう人間かというと楽天的で深く考えないドライな性格だと思っていた。しかし最近は実は真逆であるなと気付いた。
気付かされたのは過去に関係を持った不倫相手だった。

(以下回顧録)
その人のことがたまらなく好きだった。
tinderで出会った夫帯者だった。
何回か飲み行ったり、ドライブ行ったりしてる中で愛情が芽生え、一線を超えてしまった。
顔も性格も声も匂いも。どれも申し分ないほどに。
愛と肉欲の日々に溺れていった。
でもそんな関係も長くは続かず、ある日その人から別れを告げられた。
理由は旦那さんとの間に子供を授かったからだ。
僕はずっとセックスレスだったと信じていたし、実際彼女もそう言っていた。
色々疑心暗鬼になったし、時に彼女を責めた。
でもその時、初めて失うことの悲しみ、自分のものにしたいという旦那さんへの嫉妬心、全身のありとあらゆる細胞が全力で震えた。
だが、ごねるわけにはいかない、いい大人だからと自分を言い聞かせて笑顔でサヨナラをした。
その時初めて本当の自分を知った。

時を戻そう。

孤独、誰かに必要とされたいという気持ちがそれを堺に強くなっていった。
40のおっさんが何言ってんだよって思われるかもしれないが、寂しいものは寂しい。
仕事中や、友達と会ってる時はカッコつけて1人を楽しんでるとか言っちゃってるけど、家に1人でいるとダメだ。

温もりが欲しい、癒しが欲しい、手を繋ぎたい、キスがしたい、セックスがしたい。

客観的に自分が気持ちが悪い。

そんなの分かってる。でも、これが自分なんだ。弱くてみっともないけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?