ロックが死んでパンクも死んでスポーツが残った
ロックの世界ではニルヴァーナ以降という言い回しがあるが、たしかに彼らが「ネヴァーマインド」を発表し大きく飛躍した91年を境にロックは大きく変わったように思う。端的に言えば、ブルーズやロックンロールなどの黒人音楽を取り入れることで発展してきたロックの主流が、パンクやポストパンクから発展してきたオルタナティブに凌駕されたということだ。その影響力は凄まじくローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー、クラプトンなどのロック界の大物達の音楽性は急速にコンサバティブな方向性に舵を取り