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「働きやすい環境」=「成長できる環境」とは限らない

 働き方改革や副業などで数年前と比べて労働環境は変化を続けています。

 ですが、就活生が会社に求めているものは、変わりません。それは、なにか。ずばり。 

      「働きやすさ」

です。

参考資料https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000096418.html【23卒の就活生の企業選びの軸】

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 働きやすい。確かに働きにくいより、働きやすい方がいいですよね。ですが、この働きやすいというのも、人によって違うとは思います。ですが、「雰囲気がよい」とか「人間関係が良さそう」だとかそういった働きやすさは、変わらず求められていると思います。

  私の当時の職場は、働きやすい職場でした。

 定時には帰れませんでしたが、人間関係も良好で、職場の雰囲気もよく、楽しく働けていました。なので、当時は仕事に行くのが楽しみと感じる時もよくありました。

 仕事に行きたくなくて悩んでいる。より、楽しく働けてるっていいですよね。ですが、ここに大きな落とし穴があります。

 それはなにかというと「楽しい」「楽」になっていないかということです。
 当時の私は先程述べたように、楽しく働きやすい環境で過ごしていました。ですが、いつしか楽しいが楽になっていました。

 仕事を始めた当初は学ぶことが多く大変ですが、仕事が少しずつできるようになっていく楽しさがあります。

  ですが、仕事もある程度わかってくると、特に問題なく1日の仕事を終えることができます。すると、いつしか学ぶ楽しさを忘れて、楽な方に流れていました。

・上司や同僚のことを愚痴る
・環境に文句を言う
・同じ日々をただただ過ごす

 私は今考えると、悪い意味で働きやすい環境に身を任せていました。

 このように自分にとっての働きやすいを履き違えると一切成長しない時期にまっしぐらになります。

 なのでタイトルの通り、働きやすい環境は必ずしも成長する環境とは直結していないのです。

 逆に自分にとって厳しい環境は、成長するチャンスになったりします。でも、ブラック企業みたいに働きまくって肉体・精神的に追い込まれてはいけません。ですが、緩くて働きやすい環境にいた場合は、自分に厳しくないと全然成長できません。

 特に自分は期日ギリギリにならないと力を発揮できないタイプなので、ある程度厳しい環境でないとすぐ自分を甘やかします(笑)なので、自分が成長するためには厳しい状況は、必要だということです。

 ちなみに、これは稲でも同じことがいえます。稲は育てる工程で土にヒビが入るまで乾かす「中干し」というものがあります。稲にこの中干しをしなかった場合、稲は水を求めて根を張り巡らせる必要がないので、貧弱な稲になってしまいます。なので、秋になった時に重いお米を支えることができないのです。

 ですが、逆に中干しされた稲は、水を求めて根を張り巡らせているので、秋になった際に、重いお米を支えることができます。

 ということで、人間にしても稲にしても、成長するためには厳しい環境も時には必要だということです。

 ですが、体調を崩したら元も子もないので、そこだけは気をつけないとですね。

 では、今回はこれにて終わりです。

イラスト

ブタ(息子作)



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