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Ett Gotlandsbröd(Gotland島のパン)

4末の連休にSwedenへ行った。
5回目となるこの国の主な訪問先はGotland島のVisbyである。
この町は、私たち日本人にとっては、Stockholmの次くらいに知られている都市名ではないかと思う。というのは、宮崎駿監督の「魔女の宅急便」の舞台とされたのが、住宅街がVisby、市街地がStockholmのGamla stan(旧市街)なので、宮崎アニメファンなら誰もが憧れる風景では、と思うからだ。
(ちなみに私は、「魔女宅」をまだ見ていない。母にそれを言ったら驚いていたが、「じゃあ、この夏に一緒に見ましょう」と喜んでいた。)

Noteを始める前の自分の中での決め事に、「旅と一部の食べ物は有料記事にする」というのがある。
今回紹介するパンについては、当初、有料にするか悩んだが、以前紹介したアイスランドのパンの方がよりマイナーなのと、味にも一層の驚きがあったので、結果、いつも通りつらつらと語って載せることにした。それゆえ、気張らない食材とてきとーな盛り付けで、普段のシマ子の粗食生活を思わせる写真を添えることにした🤭

きっとその方が親近感が湧くだろうし、やれ5つ星レストランのフレンチだ、予約半年待ちの高級すし店だ、などというものより好印象じゃないかな、とも思う。私自身、高級な食べ物や宝飾品に興味がないのと(7,8年前に、日本の取引先の人に「シマ子さんの好物は何?」と聞かれ、「イモと林檎ですかね」と答えたら、「象みたいですね」と言われたので、それ以来、湯葉ですとかおにぎりです、と答えるようにしている。少し食べ物らしく😅)、何より人とは違う体験をするのが人生のモットーのため、「変わったパンを食べました」という方が自分らしくていいな、と。

では早速写真へ移ろう。
アイスランドのパンはMade in Italyで、Made in Icelandではかったので、今回はGotlandで買ったことを証明するために、パンの袋まで写してみた😆

余談ですが、Made in Italyと謳って日本で割と手頃なバッグが売られていると思いますが(約1~2万)、実はその多くがPratoの中国人の手によるものなので(暴露するな、と言われそうだが、事実だから仕方がない。品質は悪くないものもあるので、この際どこで作ってようが関係ないか)、今回については、正真正銘GotlandのSweden人のパン屋で購入したことを証明する必要を強く実感。
袋から出すとこんな感じ。特にWowとはならない見た目😅
結構大きいのでメジャーを添えてみた(ピンボケ)。大体直径20センチというところ。
ナイフ入刀後。つまり、結婚は破綻しました、という図(爆笑🤣)
シマ子の粗食生活が垣間見えるテーブル。
(右)適当に端からパンを切った皿(2枚は翌日の夕飯用)
(左)ゴーダチーズ(スカンジナビアとは関係ない)、ノルウェー産スモークサーモン、パプリカときゅうり(Gotlandではかなりきゅうりが採れるため、それでよくピクルスを作るようだ。宿の朝食にもパプリカときゅうりが出たので真似してみた。しかしイタリアのキュウリは味が繊細じゃないからちょっと違う感じ。パプリカはイタリアの方が美味しい)、そして忘れてはならないディル
(中央)Gotland産スパイス
適当さにも程がある図。
スパイスの塩味が薄いので、結構多めに振りかけてみた。これがアラブやアフリカのスパイスとなるとそうはいかない。やはりスカンジナビア、お上品であります。
紙ナプキンに書かれた「Allt gått fran ön」は「島の美味しいもののすべて」という意味。素敵だなぁ、と思い、島へ渡るフェリーの昼食時に2,3枚多めにもらって記念に持ち帰った。
神様、そんなせせこましいシマ子をお許しください🙃どこかの土産物屋で売っていたら買ったのだけれど、見当たらないのだから、仕方がなかったのです。

ちなみに私が購入したものは、ライ麦の味がしっかりした、時々すーっとする味わいがある。最初、アニスシードか何かが入っているのかな、と思い、レシピをいくつか見てみたが、どうやらビターオレンジの皮が入っているらしい。
購入時に感じの良いふっくらとした店員さんに「これはGotlandでしか売っていないのですか?」と尋ねたところ、「そうですね、Gotlandの伝統的なパンで、少し酸味のあるライ麦パンになります」というので、きっと本土で売っているライ麦パンとは違うのだろう、と思いわくわくしたが、クリスマスの頃に売っている少し甘めのスパイス入りのパンにもわずかに似ており、「Gotlandのパンだよ」と言われなければ、一般的なSwedenのパンだと思って食べていたと思う。

ところで、Swedenのパンはもの凄く美味しい。
世間的には、フランスのパンが最高だと思われているだろうが、勿論、そうとも言えるかもしれないが、Swedenのパンも決して侮れない。イタリアのまずいパンとは雲泥の差だ(ここ数年、何人か腕の良いパン職人が出てきて、美味しいパン屋もできたにはできたが、それでも全体的にはかなりまずい。どうしてもパスタソースをぬぐうための食べ物としての役割を逃れられないのだと思う。可哀そうなイタリアのパン。。)。
そのため、Swedenにくる度に2斤くらいパンを買って帰るシマ子である。

---終わりに---
折角なので、Gotlandsbrödのレシピを1つ載せておこう。ただしSweden語なので、興味のある方は頑張って翻訳してみてください。
私もいつか、Sweden語の学習を再開したら、頑張って自力で訳してパン作りにも挑戦してみたいと思います。


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