RoubaixのLa Piscine(ラ・ピシーヌ美術館)を訪れる-その② 特別展 シャガール-
RoubaixのLa Piscineの常設展の記事で、シャガールの特別展「LE CRI DE LIBERTÉ. CHAGALL POLITIQUE」は別枠で紹介する旨述べた。
正直、この展示を見るまで、シャガールの作風にはあまり興味がなかったが、時代背景と併せて鑑賞すると非常に興味深かったので(恐らく、この展示に携わった学芸員が敏腕だったのだと思う。凄く魅力的な展示だったから)、私のように食わず嫌いの人のために紹介できればと思う。
※今回の展示"LE CRI DE LIBERTÉ"についての説明
※シャガールのサイト
それでは作品へ移ろう。
※作品群① サーカス、青の世界
※作品 自画像
※作品軍② 戦争、故郷、ユダヤ
※作品軍③ 初期の作品
※作品群④ ユダヤ国立室内劇場
厳選した作品、特に気に入った作品のみを紹介したが、実際にはこの5倍くらい作品があり、彫刻や、残忍なシーンを描いた作品もかなりあった。
それゆえ、私のNoteでは実際の展示の流れには沿わず、大まかにシーン別に分けてみた。
※終わりに
40代の今、かつての自分を振り返って言えることだが、正直、20代前半(つまり美術史を専攻し、日々、宗教画と向かい合っていた時代)にはこの深みが理解できなかった。その後は2,3年、酷い食中りにでもあったように暫く美術・芸術とは遠ざかっており、建築を見ることから徐々に再開し、、、と、もし仮に30歳くらいでシャガールを鑑賞しても、確実に彼の作品の良さには気づけなかったと思う。
ここ数年、シナゴーグにはまり、東欧の幾つかの国を訪れ、ユダヤの文化にも少し触れ、ミラノのユダヤのイベントにも参加して興味と知識を深めている最中、イスラエルで戦争がはじまり、暫くこの方面の趣味を封印していることを下の記事で触れた。
もし、このシャガールについての記事を気に入ってくださった方がいらっしゃれば、下の記事も併せて読んでいただければ、と思う。
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