病気のカテゴリー化がもたらすレイシズム

厚生労働省の病院報告によると、日本の病院における1日の平均患者数は入院が約112万人、外来が約130万人(2023年6月末時点)。 前年同期と比べると、入院では1.0%の減少、外来は1.0%の減少になったそうです。その内、指定難病に認定されるのは法律により、1)患者数が日本において一定人数(人口の約0.1%程度)に達しないこと、2)客観的な診断基準の成立、の2要件といわれ、国内には338疾病が存在します(2022年1月時点)。そして、この指定難病に該当する人は2022年時点で推定100万人とされます。では、それ以外はどうなるのか? 例えば、私のようなパーキンソン症候群は指定難病には該当せず、様々な支援対象から外されます。

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