2021年最初のメッセージは「🐄なう事を恐れずに」

こんばんは、チャウだーです。明けましておめでとうございます!去年から書き始めたこのブログを読んでくださってありがとうございました。今年もよろしくお願いします!年明けに新しい事を始めたい気持ちがありませんか?アメリカではよく元旦に一年の目標を決めます。皆さん、今年の目標は何ですか?日本でも最近は手帳に目標を書くところがあったり、SNSに書いて載せる人も多くなりましたね?よくある目標は「体重を減らす、¥○○を稼ぐ、昇進する、新しい趣味を始める、等」。実は、私は毎年目標を決めていましたが、だいたい一ヶ月もするとすっかり忘れてしまっていました💦なので、どうせ決めても実行できないと自分にがっかりして、ここ何年かはもうそれも止めてしていました。しかし、6月ぐらいに、ちょうどコロナの事を毎日ニュースで見て、今まで、映画や小説でしか見たことがなかったパンデミックが実際に起きてしまって、誰もがいつどうなるか分からないという恐怖や不安に襲われました。それで、私は自分の人生を改めて振り返って考えました。コロナのせいでアメリカにも台湾にも帰る事が出来ませんでした。万が一もし何かあったら、家族のそばにいられない、それまでは、私が優先した事は仕事をたくさんしてお金を稼ぐ事でした。お金があれば自分の理想の生活ができる、安定感があると思って生きてきました。しかし、こうなってしまっては、いくらお金があっても大事な人のそばに行く事も出来ない、仕事も行けない、物資が足りなくなって買いたいものも買えない、今まで自分が大事にしていたものや価値観がいとも簡単に崩れるのを感じました。同時に、人生を無駄にしてしまった感じがしました。その時、私は自分と三つの約束をしました。後悔しない生き方をするために、毎日朝起きる時、理想の自分で過ごせるように一生懸命一日を大切に生きて行きたいと心から思ったんです。そして、誰でもいいので助けるとか励ますとか人に何か役立つ事を一日一回しようと決めました。三つ目は、一週間に一回、私の人生に関わってくれている人に感謝の気持ちを電話やメッセージで伝える事にしました。同じような事をきっと皆さんも考えたんじゃないかなと思いますが、私の経験からも、新しい事を始めるとか目標を決めるという事が遅いと決してありません。難しい事じゃなくてもいい、何歳になっても変わる事が出来ます。

先週、私は自分の怖さを克服して新しい道に進む事が出来た経験を例にしました。(先週の記事はこちら)新しい事を始めるのになかなか行動できないのは「失う痛み」「目標に届くまでの大変さを想像してしまう痛み」「結果はどうなるか分からない痛み」という三つの痛みがあるという事を説明しました。また、人によっては、このうちの一つが引っかかる人もいるでしょうし、二つがもしくは三つ全部の痛みを感じる人もいます。ただ、ほとんどの人はその中でも一番大きな恐怖を抱いているものが一つに絞る事が出来るので、まずは自分にとって何か一番怖いのかを見つけてみるのがよいかと考えます。

とは言っても、先週お話したのは自分の経験なので、よくわからなかった人もいるかもしれませんので、これから三つの痛みを一つずつ、もう少し皆さんに身近な例を加えて説明したいと思います。今日は「失う痛み」についてさらに詳しく説明するつもりです。「失う痛み」というのは好きなものや慣れている事、または慣れた環境を手放すという痛みです。

例えば、Aさんは今の会社で働いて10年が経ちました。お給料も特に不満がありません、仲のいい同僚もいます、自分のポジションも会社の中で確立されており、休みの日には自分の好きな事をして、可もなく不可もなくといった生活をしています。ですが、その先5年でも10年でも、同じような生活をしていると想像すると何か違う、何か物足りない気持ちになるのです。それは仕事の内容に情熱がなかったり、ただお金を稼ぐために、生活のために働いていると自分でも心のどこかで感じているからです。そして、Aさんは今割と大きな会社で正社員として働いていますが、実は外国に引っ越して日本語の先生になりたいという気持ちがあります。でも、10年も同じ会社で働いて来て、特別仕事に行きたくないと思うほどの不満があるわけでもないので、逆に今慣れた環境を手放して今さら転職するのはやはり怖いものです。

また別の例を挙げます。Bさんは自分の体型にコンプレックスがあって、自分が好きな服を着たくても似合わないだろうと思って、諦めてしまっていました。ダイエットを始めたいと思った事が何度もあったけれども実行したことがありません。Bさんは元々グルメやスィーツが大好きで、休みの日には友達と美味しいお店を巡るのが楽しみです。また、Bさんは活発に外で運動したりする事よりも家で本を読んだり映画を観たりする方が好きなタイプです。しかし、もしこれからダイエットを始めるなら、自分の好きなものが自由に食べられなくなる、本や映画のための時間を削って運動する時間を作らなければならないし、友達との楽しい時間も制限する事になってしまいます。それらの事を考えると、「自分へのご褒美としてこれまでやってきた好きな事が出来なくなる、友達と疎遠になってしまうかもしれない、好きなものを食べる自由がなくなる」という痛みを感じてしまって、結局、今まで通りでいいかなと思って、始められずにいます。

AさんやBさんのように「慣れた事や好きな事が無くなる」という痛みは、こうしてあなたが変わりたくても変われない、新しい事を始める時の足枷になってしまいますね。たとえ心の中で「この新しい事をしたら、今より良くなる可能性が高い」と感じていたとしても、始める前に失うものを想像したら、その痛みが勝ってしまい諦める気持ちになりやすいのです。

では、どうやって「失う痛み」を乗り越えればいいのでしょうか?まず、その変化によってあなたが何を失うのが怖いのかを理解しましょう。私の例で言えば、安定している今の生活、もしかしたらプロジェクトに誘ってくれた人の期待に応えられない事でその人達との関係に異変が起きてしまう可能性があった事などが挙げられます。Aさんの例では、長く働いている会社で慣れた環境がなかなか捨て難いものである事は確かだと言えます。Bさんの例では、自分の大好きな食べものに制限をかける事やリラックスできる時間をエクササイズに割かなくてはいけない事がダイエットに対するモチベーションを下げる事になってしまいます。自分が得るものより失うものに考えが集中してしまうと、消極的になってしまうのです。そこで、消極的な考えがあなたの行動を抑制し、結果的に何も進める事が出来ない…、というように、何も変わらないサイクルが自然に生み出されてしまうでしょう。ですので、失う事の怖さに集中する代わりに、得るものとそれによってもたらされる良い事を想像してそちらに意識を向けるようにしてみましょう。私の場合は、確かにリスクはありましたが、これからいろいろな悩みを抱えている人の助けになれる事で私が得られる満足感や幸福についてもっと強固なイメージを持つようにしました。Aさんにとっては、自分が本当にやりたい事を仕事にする事が出来たら、ただお金を稼ぐために働くのではなく、生徒さんたちのために情熱を持って毎日仕事を充実させる事が出来ます。Bさんは、確かに自分の好きなものを思う存分食べられない事がとても辛いでしょうけれども、痩せた後の自分を想像したら、どんな服でも好きなものを着られるし自分に自信もつくでしょう。また、健康的な食事の採り方を学ぶ事も出来て、同じようにダイエットしたいという人達と新しく友達になってまた新しい楽しみが出てくる可能性があります。運動を始める事でもちろん健康にも気を遣う事が出来るようになります。いい事ばっかりでしょう!😊

新しい年を迎えて、皆さんきっと何か新しい事を始めたいと思ったり、今年はこれを頑張ろうと思ったりしていると思います。自分の進みたい道にもし邪魔なものがあるなら、それはためらわずに退かして、前に進んでいってくださいね。挑戦するあなたに楽しい事が待っていますように。

何かを失うよりその先に得られるものを想像してもいいんチャウ?

今年もよろしくお願いします。(^▽^)/ 



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