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書くことも読むことも平泳ぎするように


こんにちは。
しいです。

気がつけば、投稿が10回を越えていたので、読み返してみました。
うーん。
ちょっとマジメに考えすぎていたのかもしれません。

noteをはじめようと決めたとき、

「誰かの目に触れる以上、ここで書く文章は、
読み手にとってわかりやすく、伝わりやすい文章」

そんな文章を書きたいと思っていました。

そのためには、まずは基本。
文章に限らず、どんなものでも、型になるような基本は必要ですし、自分の想いをぴったりな表現で綴れるようになったり、読み手の受け取り方の差も少なくできたら、その方がいい。
そう思って、文章の書き方の勉強をはじめました。
結構、凝り性なんです、わたし。


読みやすい文章の条件って?


そんな考えから、いろいろ本を読み漁った結果、共通しているポイントは、

「どんな人に向けて」
「何を伝えたいか」

この2つを明確にして、

「どんな人に伝えたいかイメージしながら、
伝えたい内容を最後まで一貫させること」


それを念頭に置き、文章を綴ること。
そのための具体的な手法が書かれていました。
読み手を意識することや、小論文といった試験対策、ビジネス文書やメールのため、きっちり型にはめ込む方法論が多かったです。

noteのような、自由に文章を綴る場でも、「論理的で一貫性のある」書き方が、書き手には最後まで書ききる道しるべになり、読み手にとっても読みやすい文章なのかなと、なんとなくイメージできるようになりました。


さて、どうする?


わたしがnoteでしたいことは、

「作家活動で出会えた方に読んでいただけるような製作裏話、
修業中だからこそ書ける編み物小話などを書くこと(文章で発信する場)」

「作家活動中に出会うなどの接点がなく、編み物スキの共通点でなくても、
違うつながりがnoteで生まれることが理想」


それをどんな風に記事にしていくかです。
そもそもnoteをはじめたきっかけは、コロナ禍で、編み物作家活動、生活そのものが制限される中でも、できることやスキなことを増やしたいという想いで、noteでは思いつくまま自由に書きたいなと思ったからなので、どうしてもふわっとしています。
noteで記事を読んだりすることは、製作がうまくいかないときの気分転換の場でもあったりしますし(苦笑)。
こうやって記事を書くことも、頭の中を整理するためだったりします。

とにかく今は「わたしが書けるものってなんだろう」と探っている段階です。
なんとなくでも、答えを見つけたい。
日々のちょっとしたことや、気づいたことが書けるようになれたら。
そして、誰かに気軽に読んでもらえたら。


わたししか生み出せない文章のリズムがあるはず


そんなことを意識しながら、下書きをしては添削を繰り返し。
ひとりでいろいろつっこんでいます。
でも、すごく窮屈で、楽しくない。
これが不要だとは思いませんが、無理矢理、型にはめようとしすぎている。
考えすぎていること、ここで書く目的やテーマが広く、ふわっとしているからだと思いますが、もう少し自然な綴り方、わたしの言葉を生み出すリズムを大切にしてもいいんじゃないかと思いました。

人との相性があるように、文章にも相性があると思います。

わたしが考える文章の相性は「リズムが合う」こと。

文章を読むことは、文章が持つ世界にどっぷり浸かりながら、句読点は息継ぎして、ゆったり平泳ぎをしているようなものだと思っています。
句読点の位置によって、リズムが生まれ、スムーズに読めたり、文章の世界に入り込めるかどうかにかかっています。

このリズムは、多少自分でも合わせられるよう調節ができますが、ベストセラーでも、名著でも、その文章が持つリズムに合わせることができなければ、内容が全く頭に入りません。
逆に、難しそうと敬遠されがちな作家さんの小説でも、「こんなすごい作家さんとリズムが合うんだ」と驚くこともあります。
そして、そのリズムは、誰でも持っているものだと思っています。

noteで10回以上記事を投稿しましたが、ここで書く文章が不自然で、はっきり言えば「気に入らない」と思いました。
自分が書いた文章なのに、リズムが合わなくて、伸びやかに平泳ぎするように読めず、あっぷあっぷしてしまいました。
そう考えると、わたしにも、わたししか生み出せないリズムを持っているのに、それを活かさないのはもったいない。
そして、もっと単純に、楽しくnoteで書きたくなりました。


もちろん、読みやすい文章ではありたいので、型も意識。
個人的には「て」「に」「を」「は」の使い方が下手なので、そこはちゃんと注意して。
学生時代に添削してもらったときも、このことと、体言止め、倒置法を多用しすぎて、わかりにくくなっている指摘がありました。
そのときに、結構鍛えられたと思いますが、気がつけば年月が経ちすぎて、忘れちゃいましたね(苦笑)。


わたしにとって、文章は話すよりも、自然に本音を表現しやすいもの。
うっかり書き忘れなどで言葉足らずのことはあっても、本音とは真逆のこと、心にないことは表現しにくいです。
それくらい、文章は本音に直結してます。
字になって読める分、ウソくさくないか、本音との差が大きくないか、客観的に読んでしまうのだろうな…。
それゆえに、誤解されたらイヤだなと思い、解釈(受け取り方)が複数にならないように添削を繰り返したり、丁寧に書こうと文章が長くなってしまいます。
それでも、わたしにとって文章を書くことはチャレンジしやすく、まだ表現しやすい方法でもあるので、ここではできるだけ自由に、ゆったり平泳ぎするように、文章を綴りたいと思っています。

そして、そんなわたしが綴る文章のリズムが合うと思ってくれる方がいますように。

うーん。
やっぱりマジメだな(苦笑)。



では、このあたりで。

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