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るみ
2024年9月22日 14:19
利尻島から降りてきた翌日。私は利尻島のバス周遊パスを手に入れていた。離島に行くとよく売っているタイプの、1日利用し放題のバスチケットだ。ただ、このチケット、想像しているよりも使いにくい。そう、島を巡るバスの本数が少なすぎるのだ。島を一周できるバスは5本だけ。反対周りも含めたら10本か。だけど、せっかく島を一周するのであれば、乗り降りできる機会は最大でも4回だけ。つまり4箇
2024年9月21日 14:50
朝の天気予報では、山頂は午前から午後にかけて曇りもしくは雨。今日のアタックをやめて、明日にするか。しかし、翌日も天気がスカッと晴れる予報ではない。一瞬悩む。ただ、翌日が雨だったとしても今日登ってしまえば観光だけは楽しめるじゃないか。そんなふうに自分を奮い立たせて、7日目に利尻山に登ることにした。すでに若干頂上に雲がかかっている。ちょっとやだ。しかしそんなことはお構いなしに、
2024年9月15日 19:27
オロロンラインを走り抜けた後、私はとうとう最北の地稚内に到着した。最果てまで来れることなんてないと思っていたので、感慨深い。ところで、稚内にいるととある動物をそこらじゅうで見かけます。なんでしょうか?そう、それは「鹿」です街中に普通の顔して歩き回っていました。鹿が住める環境は山、というよりは気温なのかもしれないとふと思った出来事でした。見るだけなら可愛い鹿。ですが街にたくさ
2024年8月28日 13:03
羊蹄山をおりた私は、北へ向かうことにした。元々計画していたものではありますが、そう、利尻山に登るために北へ向かうのです。羊蹄山の駐車場から、稚内のフェリーターミナルまでは425km。そう、400kmを超える距離を運転する必要があるのだ。東京から名古屋間よりも遠い距離なのだ。北海道の広大な広さを感じるとともに、運転ばかりしているわけにもいかないため、少しずつ北上することにした。
2024年7月26日 17:43
午前4時。私はフェリーから小樽に降り立った。正確にいうと、車を運転してフェリーから降りた、だが。約10年ぶりに降り立つ北海道。小樽なんて全然きてなかったのに、妙に懐かしい気持ちになる。自分が自分であることにちょっとだけ気づけた土地。そんな感慨が少しだけ心を掠めるけれど、そんな悠長なことは言っていられない。後ろから次々と下船した車に追い立てられるのだから。追い立てられて下船し
2024年7月15日 10:54
新日本海フェリーに乗り込んだ私は、まず自分の居室に向かうことにした。私は2等客室という一番低価格の場所にしたのだ。正直、ほぼ寝るだけかつ一人なのに大きい部屋を取る必要がなかった。実際に乗り込んでいる人を見ると、グレードの高い部屋に泊まっている人は皆2人以上で乗船している人ばかりだった。当たり前と言えばそうなのだが、私にとっては衝撃だった。えっ、北海道にフェリーで行けるほどの日程の都
2024年7月14日 09:47
新日本海フェリーに乗るとうとう北海道へのフェリーに乗る日。北海道に入れるのは翌日になるので、これは旅の0日目。旅の日数が0と表現するのは不思議だけど、旅と日常が繋がっている感じがして気に入っている。私の住んでいる地域から、北海道にフェリーで行くためにはいくつかルートがある。新潟からフェリーに乗って小樽に行く大洗からフェリーに乗って苫小牧に行く青森からフェリーに乗って苫小牧
2024年7月13日 13:36
夏の北海道一周、ロマンがあるじゃない?北海道一周。みんな一度はやってみたいと思ったことがあるんじゃないでしょうか。私もその一人です。ただ、出勤して、毎日会社に行くような生活では退職するまでやれない。けれど、私はその時会社の制度とか、偶然が重なって実現できる環境があった。実現できるからといって、喜ばれることではないし、実際上司からは白い目で見られていたのだと思う。いろんな人に迷惑もかけ