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【小説】 お天気みたいな子

佳世子をあやしてくれる人に
連絡した
1回あって、ユウと同じ大学だったから
ユウを知っていた

佳世子は泣きそうな時LINEした
って死にそうだったんだけど
かよちんって呼んでくれる友達は
ネガティブなLINEから始まる佳世子を
あやして、元気にさせてくれた

何がしたかったの?
ユウがしたことをよく聞いた
警察もマンパワーがないと立件できないし
自筆が効力あるし
だってLINEは継続するからって
ウソに決まってるじゃん
タチ悪いで有名なんだから
そういって佳世子をなだめてくれた

大学の写真を見せた佳世子
友達は言った
これじゃ◯田好きだったの無理ないよ
いや、振りました
自分が可愛いと大学の時思っていなかった
いつも自信がなくて
バイトも終電までしていた
クリスマスも年末年始も朝から晩まで

おかげでクリスマスは近くのホテルの前で
立ち売りしていたが
パイは他の子が立つより
売れた
なぜなら、声が大きくて
クリスマスはみんなホテルなんだー
イイなぁって 

クリスマスを彼氏と過ごしたことのない
大学1年の冬
そう思いながら
パイを売っていた
店長はご褒美にマックでスープを買ってくれた
みんなには内緒なそう言って、ご馳走してくれた
コーンスープも美味しかったけど
イルミネーションの中ホテルに消えていく
カップルを羨ましく思いながら
終電帰りに
2ケース分パイを持ち帰り
ユウと同じ大学の友達が近所に住んでいたから
あげた

ってユウに拘るね
あいつ詐欺師だよ
そぉ言われるとそうだけど
まぁ、体だけ目当てだったんだよと
慰める友に
43歳とやるユウが頭がおかしいって笑っていた

なんていいフォトだ
池に浮かぶ落ち葉




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