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アルト・アディジェの郷土グルメ(イタリア紀行:料理編)

イタリア最北端、トレンティーノ・アルト・アディジェ州で食べてきた郷土料理をまとめます。

トレンティーノ・アルト・アディジェ州とはどこ?

ここ。

オーストリア&スイスの国境。
アルト・アディジェは、ボルツァーノ(Bolzano)を中心とし、南チロルとも呼ばれ、第一次世界大戦前までオーストリア=ハンガリー帝国の領土でした。そのため、ドイツ語を母語とするドイツ系の住民が多く、公用語は、ドイツ語&イタリア語。

料理も多分にドイツ系の影響を受けています。

Knödel

オーストリアの貧しい庶民の食べ物が発祥とのこと。
パンにスペックなどを混ぜたお団子です。ブロードで食べるのが一般的とのこと。
イタリア語ではCarnederli。

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Spätzle

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これまたドイツ語。同じ料理を以前ハンガリーでも作ってもらった!!
ほうれん草を練り込んだパスタですね。シンプルにスペックと生クリームのソースでした。美味。

Knödel&Schlutzkrapfen

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こちらは山のレストランにて。Knödelはほうれん草を練り込んだタイプとチーズを練り込んだタイプ。もう1種類は、Schlutzkrapfenという野草とリコッタを詰め込んだラビオリのようなパスタ。バターでいただきます。美味。

krapfen

1600年代に生まれたオーストリア菓子。やっぱ本場(ではないけど)のは美味しい!クリームがびっくりするくらい軽くて上品でした。

フランクフルトの屋台

ここはイタリア??と思う、ドイツの街角のような景色。

Speck

南チロルの伝統サラミ。豚を塩漬けにして熟成させたアルト・アディジェの名産です。豚バラ以外にもコッパや太もも等、色んな部位があることを発見。買ってきたのを食べるのが楽しみ。

 仔牛のレバーのコトレッタ

名前忘れてしまった。。どうしても思い出せない。でも仔牛の肝臓のコトレッタ。

ザワークラウト

イタリアで出会うとは。。

Strudel

とーっても美味しかったストゥルーデル。こんなに美味しいの、初めて。絶対食べるべき。

Danubio

軽いと思いきや、かなりバターリッチ。中にはあんずジャムが入ってた。まぁまぁ。(たぶん家庭で作った方が美味しいかも)

アルト・アディジェの郷土グルメの特徴を3語で

・ドイツ
・肉
・乳製品

※ちなみに、ドイツ→フランス、とすると、そっくりそのままピエモンテ。
アウトプットとしての料理は全く異なるものになるのが面白い。

もう少し真面目に解説すると、

【歴史】
基本的には、Cucina Poveraです。
そこに、オーストリア・ハンガリー帝国のCucina Riccaが混ざります。
そして、イタリアの要素が注入されます。

【地形】
アルプス、内陸、アディジェ川

詳しくは、私の講座、または、オンラインコミュニティにて。

あ、ワインの解説忘れた。また次回。


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