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【パレ値上げ ブラック】~ローコストで作るモテ部屋構築~



仮にあなたが引っ越したばかりで部屋に何もない状態から家具を買い揃えていくとしましょう。まず、あなたはロールモデルとなる完成像をSNSで探すはずです。そして、その部屋の画像の中に配置された似ている家具を探し購入していくはずです。ここまでは皆さん共通でしょう。しかし、いざ届いた家具を配置してみると「あれ…なんか想像してたのと違う…けどこのアイテムの何が悪いのかわからない」といった状況に陥った経験があるのではないでしょうか。多くの家具は返品不可ですので、気に入らない家具との新生活が始まる訳です。一度この違和感を覚えてしまうと「今更難しいし、しょうがないか」となって、最初は高かったインテリアのモチベーションも次第に薄れてしまいます。

ここまでがインテリア初心者の苦い思い出セットです。結果的に理想の部屋を作ることができず、お金・時間・モチベーションを失い、挫折してしまいます。でも、インテリアに一度こだわった経験は病みつきになるもので、数か月・数年後に何かをトリガーに病気のように再発します。

…ここまで全て私の実体験です。

多くの家具を買っては二足三文で売り、沢山の失敗を繰り返してきました。このような失敗は今の私にとっては財産と呼べますが、多くの人にとってはそうではないでしょう。しかしながら、このnote1冊でこれらの失敗を回避し、トップ1%のモテ部屋を作れるとしたらそれはあなたの人生の財産になるでしょう。

自己紹介が遅れました、CIA君です。私はモテ部屋作りをコンセプトにインテリアにまつわるノウハウをパレス(家)値上げと称し発信しています。有難いことに発信活動を続けていく中でモテ部屋に関するコンサル依頼を頂く機会が増えました。講習生の多くが「何を買っていいのかわからない」「このアイテムがオシャレなのか判断がつかない」など右も左もわからない状態で家具を選び失敗した経験を持っていました。それもそのはずです。多くのインテリア系SNSで謳われているアイテムやノウハウとは言い難い思考法の大半が、基本的に的を射てないからです。

更に言うならば、日本はインテリア後進国です。ニトリや格安通販などで、安い価格で家具を買い揃えることが可能な時代です。そんな時代背景もあって、日本ではインテリアを体系的に学ぶ機会は主体的にならなければ無いでしょう。つまり、大衆が家具に対して良し悪しを判別する鑑識眼を持っていません。基本的にインテリアにこだわりを持っている人は非常に少なく、実際に雑誌に掲載されるような部屋に住んでいる人はまず居ないでしょう。長い人生の中で人は必ずインテリアに触れる機会があります。引っ越しや同棲などタイミングは人それぞれですが、必ず家具を購入する機会があります。ニトリや通販サイトのような格安で購入できるブランドもあれば、椅子一脚10万円を超えるようなハイブランドに位置づけられる物まで、種類は無数にあるといっても過言ではないです。その中でイケてるアイテムを精査する鑑識眼を身に付け、実施にコーディネートできるまでは長い時間を要します。欲を言えば予算度外視で家具を買い揃えたいところですが、現実的には不可能です。そこで、私は現在の部屋のレイアウトや既存の家具を大幅に変更することなく、足し算と引き算を用いて、ローコストで減点のないモテ部屋を作成することを目的とすべきと考えています。

とは言え、インテリアや部屋に関しては視覚的要素がないとピンとこないと思うので、途中経過ではありますが、金無しマネグダ講習生の大わがままに付き合った時のビフォーアフター写真を元に、簡易的な解説を行います。

これを見て、私のレベル感や、これを購入する事で皆様の部屋がどのようなものになるのかを一度想像した上で購入を検討する際の材料にしていただければ幸いです。

【ゴミ屋敷→66,000円でモテ部屋へ】
 コンサル生の入居直後のお部屋の状態

賃貸を埋め尽くす量のゴミ山|入居直後の部屋


ゴミ山、そして気持ち悪い色の塗装が施された賃貸に入居したコンサル生くん。 そこから【徹底した減点回避】で下記の画像に。

変貌を遂げた彼の部屋|理想とするロールモデル

家具を買うお金が無いので、手持ちのアイテムジモティーをフル活用しました。画像右側がなんとか”手持ちの家具”を活用して作れそうな部屋のロールモデルになります。

まだまだ完成までは程遠いものの、減点回避をしっかり行ったので、一般的な賃貸でも充分にイケてる部屋と言えるものになりました。

【コンサル生のスペック】
・キング本田並みの荷物
・断捨離が大の苦手
・金ない(予算8万円、10,000円/月)
・楽に簡単にモテ部屋を作りたい
・前から使ってた家具はそのまま使いたい←意味がわからない

【家具の内訳】 合計額 約66,000円/80,000円
・オレンジ色の照明 0円 →元から使用してた80年代のダサいやつ
・スポットライト0円 →元から使用していたすぐに熱くなる中華製のやつ。電球の交換が必要。
・ダクトレール10,000円 →amazonブラックフライデーセールで購入。
商品解説・リンクに関してはホワイトの方に記載、かなりコスパが良い。
・机と収納 →ジモティーでセット引き取りで8,000円、黄ばみが目立つ
・ラウンドテーブル →1番安かったやつをクーポンを駆使して32,000円で韓国から輸入。到着に一か月近くかかったが、発色が素晴らしく部屋の主役となるアイテムに。
・観葉植物 →知人からのプレゼント。唯一まともなアイテム
・ホワイトに記載のクッションフロア→12,000円(業者に頼むべき所をマネグダを起こし自身で施工、その後「上手く施工できない」とのことで私も駆り出され無賃労働させれらた。)
・その他の小物 →コンサル生のゴミ山の中からアイテムを厳選、他は全て処分。(ここに2ヶ月費やした)
・ホワイトに記載の魔法のアイテム→3個入り4,000円

実際彼ほどおかしな要求とこだわりも持たなければモテ部屋なんて1ヶ月で作れます。 彼は例外中の例外ですが、このようにして私に精神的な負荷をかけまくりながら見違えるようなモテ部屋を構築しました。

その後は、マネグダの癖に彼の本物へのこだわりが治らなかった(今世紀最大の矛盾)ので、お財布と相談しながらルイスポールセンのオレンジ色の電飾を購入したりダサいスポットライトを間接照明に変えるなどしてます。

彼の予算感であれば、ブラックの内容が適切であるにも関わらずホワイト的な要素を求める点に頭を抱えました。

さて、話を戻しますが約1年前は目新しさがあったネットフリックスアポやお菓子パーティなどは、女性を自宅に誘う為の口実として一般的になってしまいました。多くの見られるはずの映画は最初の30分で損切りされ、パーティと称して買い込んだお菓子は食べられることなく、次のアポに活用されているでしょう。最近では「女攻略において池袋・新宿・渋谷などの主要都市に家を構えることが重要だ」という旨の発信も浸透してきました。繁華街に家をどえることでストナンであれば繁華街から自宅へ、マッチングアプリであれば繁華街でアポを組みやすく、そのまま家に搬送できます。断言しますが、パレ値上げは即のハードルを下げられる悪魔のツールでしょう。パレ値は自己満足で完結する物では無く、マッチングアプリ・インスタグラムなど写真を掲載できる媒体であれば、相手を選ばず錯覚資産としてワークするでしょう。

直近3アポのやりとり

これは直近3つのアポのやりとりです。部屋の写真を一枚撮影してInstagramのストーリーに投稿した結果です。女性から「雰囲気良すぎ!」「遊びに行きたい!」といった良い反応を頂きました。パレ値の高い家を口実に、そのままアポを組んで即ることができました。

リアルなモテと遠い位置関係にありながらも、加点要素であるインテリアは従来からモテる男の部屋などと謳われ雑誌等で特集が組まれるなど、ニッチな市場であるもののこだわりたい男‘性が多くいらっしゃる点も理解しています。

そこで、モテ部屋を作成する上での基礎となりえる参考書のような存在があったら多くの悩みを解決できるのではないかと考え、執筆する運びとなりました。本noteはアイテムやインフルエンサーの紹介をベースとした記事ではなく、インテリアの基礎となる考え方をベースに執筆しています。この一冊でモテ部屋を作ることを目的としており、その一環として、オススメのアイテム、そしてそのアイテムを選ぶべき理由に関しても記載しています。

本noteはゴールを分けた二部構成で執筆しています。
パレ値上げブラック
・大衆から見て「イケてる」「オシャレだね」と感じさせる、ローコストで簡単にモテ部屋を作ることに特化した1冊

パレ値上げホワイト
・より本質的かつインテリアのトレンドや歴史を汲んだ、トップ0.1%のモテ部屋を作ることに特化した1冊

ご自身のニーズに合わせて、お選びください。
※ブラック・ホワイトどちらの読者も学ぶべき基礎項目については共通の内容を記載しております。

【頂いた感想】

















【第1章】ミニマリズムと断捨離

1.ミニマリストから学ぶ考え方

代表的なモテ部屋アイテム”間接照明や観葉植物”を設置することで部屋をオシャレにすることができると考えがちだが、それらは全て甘い考えである。モテ部屋を作る上で最も重要な点は「余計な物を置かない」この一点に尽きる。おしゃれだと思って購入した置物、旅行先で購入したキーホルダー、数年前に購入したがもう着用する見通しのないジャケット…挙げればキリがない。これらは全て潔く捨てるか、メルカリで売って頂きたい。断捨離に抵抗がある場合は、「それらを手放して、今買い戻すならいくらまで出せるか?」という問いを自分に課してみると良い。自然に自分が愛用している一軍のアイテムのみが手元残る状況が好ましい。

ミニマリストのような空っぽの部屋にベッド一台でも幸福であると信仰する「持たない暮らし」を推奨しているわけではない。しかし、ミニマリズムは日本の狭い賃貸でモテ部屋を作る上で参考にすべき考え方であるのは間違いない。

2.モデルハウスのカラクリ

なぜこれほどまでにモテ部屋作成に断捨離を推奨するか、それは一つでも違和感のあるアイテムが部屋にあることで完成されたインテリアに減点事項が生じる点にある。ホテルやモデルルームといった環境が人に整った印象を与えるのは、生活感がないのはもちろんだが設定したコンセプトから逸脱したアイテムを徹底的に排除することで究極の断捨離が完成されている状態だからである。

【第2章】徹底的に隠す

1.見せる物と見せない物

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